玉川な日々

一日の疲れは玉川に流して・・・

国を売る小人

2010-09-18 16:14:47 | 社会・政治
南州翁遺訓の第六ヶ条に藤田東湖先生の言葉が引用され小人の登用への戒めが記されている。

人材を採用する時、良く出来る人(君子)と普通(小人)の人との区別を厳しくし過ぎると、かえって問題を引起すものである。その理由は、この世が始まって以来、世の中で十人のうち七、八人までは小人であるから、よくこのような小人の長所をとり入れ、これをそれぞれの職業に用い、その才能や技芸を十分発揮させる事が重要である。藤田東湖先生(水戸藩士、尊王攘夷論者)が申されるには、「小人は才能と技芸があって使用するに便利であるから、ぜひ使用して仕事をさせなければならない。だからといって、これを上役にして、重要な職務につかせると、必ず国をひっくり返すような事になりかねないから、決して上役に立ててはならないものである。」と。1)

賄賂を集め選挙策謀に長けて仕事ができてるものの他国の謀略に乗る小人を一国のリーダーにしては国は滅びる。その言動の異様さから、

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一般党員・サポーターが離れてもいかしたなかった。(口から出た本音に国民が敏感に小人の域を出ないと感じたものと思われる。)

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また、一つの不覚に前後の見境を失った可愛そうな秀才の方には、第二十七ヶ条から

過ちを改めるに、自分から過ったとさえ思いついたら、それで良い。その事をさっぱり捨てて、ただちに一歩前進するべし。過ちを悔しく思って、あれこれと取りつくろおうと心配するのは、たとえば茶わんを割って、その欠けらを集めて、合わせて見るのも同様で何の役にも立たぬ事である。

過ちを乗り越えることができず、やれ悪徳ペンタゴンの策謀だ、政権交代は小沢さんの功績だから法律も小沢に従え?的発想もいたいたしい。小人を君子に成りあがらせたいのも私欲でしかない。

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時代を超えた人生訓、いまの世相もバッサリと小気味いい。



引用
1)西郷南洲翁遺訓集