今日はかなりヒマだったので、色々検索してみていた。
特に今月末まで楽天ブックスの送料無料キャンペーンをやっているので、もしかしたら自分にも買える本があるかもしれないと思って探していた(1円の本とかある)。
しかし欲しい本はたいてい人気作で、中古がなかなかない。やはりボクなどの極貧引きこもりオタクは宝探しのように古本屋を方位磁針(コンパス)で方角をたしかめながら探検して地面を掘ったりトラップをかいくぐったりして苦労の果てに見つけ出さなければならないのだろう。
いや冗談を言っているヒマはないのだ。
ともかくボクは、「西尾維新」とか「佐藤友哉」とか「滝本竜彦」とか「乙一」とか、そういう正しい合コンの仕方をまるで知らないヒキコモリ作家たちのペンネームを片っ端から検索した。
滝本竜彦先生は乙一氏と同様、筆が遅いのだろう、作品数が少なかった。それに比して、佐藤友哉先生と西尾維新先生は最近二十歳ごろにデビューしたばかりなのに著作点数が多かった。
特に西尾維新先生はデビュー10周年の乙一先生よりも多かった。しかもほとんどが長編である。
筆、早すぎじゃないか?
いやそれよりも、20歳でデビューしたはずの佐藤友哉先生の著作に1987年発売の本があるのはなぜだ?
1987年というと佐藤先生は12月生まれだから6歳ということになる。
6歳で本?
すごい。すごいぞ、佐藤友哉!!
ボクも過去に遡って0歳の自分に小説を読んで勉強するように言いたい。
そうすれば5歳くらいでデビューできるんじゃないだろうか。
あぁ、またつまらぬことを書いてしまった。
ボクが言いたいのはそんなことではない。
昨年8月に『トリック・ミュージアム』という傑作ミステリーを集めた本が発売されている。帯には「推理短編の精華、ここに極まれり!」とある。
しかしそこに、『ZOO』に収録されていた乙一氏の短編「神の言葉」が収録されているのである。
は?
「神の言葉」って、推理小説だったか?
ボクは乙一作品の中で「神の言葉」が、ある種ある意味ナンバーワンだと思っていたが、ミステリーだとは思っていなかった。
ボクがあの作品で感動したのはたしかにミステリ的要素が素晴らしかったというのもあるけれども、それよりなにより主人公の暗さ、世界に絶望した心の闇、病みっぷりに心打たれたからだった。
あの作品をミステリーの傑作に数えるのは、だから違和感がありまくりなのである。
乙一好きな方、どう思いますか。
傑作は傑作なんだろうけれども、ミステリー…?
何かが違う気がします。
乙一好きを移植(?)された私は、
『SEVEN ROOMS』(←だったかな?
が好き。ZOOに入ってるやつ。題名、合ってますかね?(苦笑
どうも。
ですよね、あれはミステリーじゃない気がするんですよね。
でもまぁ、ミステリーって今はかなり広い意味で使われるみたいなのであながち間違いでもないのですが。
でもやっぱりミステリーの傑作とは言えない。だって乙一作品ってたいていジャンル別け不可能でしょ。
乙一好きに洗脳したのはボクです。
SEVEN ROOMSで合ってますよ。