暇人に見て欲しいBLOG

別称(蔑称)、「暇人地獄」。たぶん駄文。フリマ始めました。遊戯王投資額はフルタイム給料の4年分(苦笑)。

野良り眩りの戯言日記。 5月9日

2006年05月09日 17時42分30秒 | 日記系
 昨日は上半身スーツ下半身チノパンというとんでもない組み合わせで証明写真を撮りに行った。
 チノパンが黒色だったので黒いスーツと合わさって遠目にはわからないだろうと思っていたのだけれど、ダークスーツの黒さは想像以上に深く濃かったため、一目瞭然に変だった。
 恥ずかしかったので田舎道を駆使して目立たないように行った。
 目的地に着いて急いで自転車をおりるぼく。
 人目を忍んで撮影機(ボックス?)に歩み寄る不審者、ぼく。
 無人撮影機の中であたふたするぼく。
 あたふたあたふた。
 初めてというわけでもないのに焦る。
 お金をうまく入れられなかったり、イスの高さの調節がうまくいかなかったり、選択ボタンがどれか迷ったり、撮影時に目をつむるまいとして目を大きく開けすぎたり。
 そしてバッチリ撮影に失敗するぼくは、いったいなんなんだろう。
 しかし700円。撮り直しできるほど安くはないのだった。
 ぼくはすっぱりきっちり諦めてにらめっこのような変顔の写真を持ち帰った。
 わざとやっているのならまだしも、まったく本気なのだった。就職試験用の履歴書に貼っつける写真なのだ。ボケをかます場面ではない。
 変顔といっても普段のぼくの変質者ぶりに比べたらまだまだ正常な顔だったので、助かった。
 ところで担任教師に推薦書を見せてもらった。
 目も当てられないような嘘ばかりを散りばめた酷い文章だった。
 たぶん、ぼくの日記より嘘が多い。というか全部嘘だった。
 たしかに担任教師は「推薦書は皆さんのために嘘をつきます」と宣言していたけれども。あることないことならまだしも、ないことないことだった。
 軽く列挙してみる。
「数学、物理、英語といった基礎科目や情報処理系科目に高い評価を得ている」
 本当は全部苦手教科である。これはさすがに書き直し。
「技術者として必要な素養は充分身に付けている」
 本当は片っ端から忘れているので身に付いてすぐはがれてしまった。
「性格的には明るく温厚で、誠実な人柄から級友達の信望の厚い学生」
 本当は明るすぎて空気の読めない自分勝手な人柄で、誰にも信用されていない学生。
「見学旅行をまとめて、クラスに貢献した」
 本当はクラスの女子にまとわり付いていただけ。それで嫌われた。
「文化祭では撮影係として活躍」
 本当はカメラ小僧よろしくメイドさんとか激写してただけ。
「集団生活における協調性あり」
 本当は和を乱すことが多かった。暴れはしなかったがそれは他人が怖かっただけのこと。
「授業態度、生活態度とも何ら問題なく心身ともに健全な若者」
 本当は……って書くまでもないな。嘘すぎて吐き気がする。
 本当に本当に。この推薦書は驚異的に脅威だった。
 本当に本当に。よくできた死にたくなる文章だった。
 本当に本当に本当に。騙すことが目的で吐く嘘って、最悪だ。
 震える。

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2 コメント

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そんな推薦書なんて、 (あきら≦2501)
2006-05-09 22:20:24
みんなにほとんど同じようなことを書くのだから、いちいち気にする必要は無いと思われ。

企業側もそれはわかってるんじゃない?

だから面接が重要になるわけで。

百聞は一見にしかず、だしなぁ。



面接で自分の素をどれだけ出せるかが勝負でしょ。取り繕っても意味は無し。

素で勝負して、ダメだったら自分はその程度の器だった、ということ。

これは完全に俺の持論だが。

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いえ (加辻後 石矢)
2006-05-10 08:27:17
それはわかっているんですが、でも無意識に嫌悪感を抱いてしまうのです。困ったものです。
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