【目眩く儚い日々はこんな】第拾参夜 2009年10月05日 20時19分54秒 | 小説系 霊(たま)の十日間3 「それで、そのハナちゃんという女の子は、死んでしまったんだね?」 健介の話に理解を示す、石動鉋(いするぎかんな)。 「……はい。そうです、お父さん」 「それで、死体はどうしたんだい」 「えーっと……最初はとにかく家族の人に知らせなきゃと思って疫幽さん家まで運びました」 「それで?」 「ハナちゃんのお母さんが出て来て。……おばさん、ショックで気絶してしまったんです . . . 本文を読む