【目眩く儚い日々はこんな】第拾夜 2009年10月02日 20時11分24秒 | 小説系 好男(すきお)の場合2 朝食の支度が出来たので、伸子が好男(すきお)を起こしに行った。 好男はまだ、娘が帰って来たことを知らない。 彼がどんな反応をするのか、参考までに好男の意識に入ってみることにした。 よいしょ…… 階下から、伸子の呼ぶ声がする。 朝飯の用意ができたらしい。 自室で目を覚ました好男は、背伸びをして眠気をはらった。 娘がいなくなってもう十日。 そろそ . . . 本文を読む