音楽の喜び フルートとともに

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子どもの不思議な角笛

2022-11-06 11:17:00 | ロマン派
夙川公民館で来週末の西宮ギター練習会コンサートのリハーサルでした。

11月12日(土)第19回夙川公民館ホール 13:00開演

ピアソラの「タンゴ組曲」の二人。

2つのギターのためのE.Fシュビドルのパストレルの二人。

それを見て指揮棒を振り出す本庄さん。
フルートのわたしとソルのファンタジーop54を合奏します。
他に私と岡山さんと、ドボルザークのソナチネop100。こちらは時間が取れなくてリハ無し。

広い会場で演奏するのは気持ちいい。

夙川公民館の前の川も紅葉が始まっていました。

ロマン派というのは、音楽だけの潮流ではありませんでした。
それまでの古典的、教条主義(独断や、教義を無批判に盲従する知的怠惰)に対し、
感情、不安、憂鬱、動揺、苦悩、個人的愛情を大きく扱いました。

キリスト教的なものから離れ、エキゾチズム、オリエンタリズム、神秘主義、自然主義な題材が好まれました。

語源はローマ帝国時代の貴族のローマ語に対しての庶民のローマ語、ロマンス語によります。
ギリシャ、ローマの古典に対しての庶民的なロマンス語を語源としています。

ドイツではゲーテに端を発しています。(ゲーテはロマン派に批判的でしたが)

ロマン派の中で芸術性を持った民衆詩を取り上げる流れがありました。

その中でルートヴィヒ アヒム フォン アルニムとクレメンス ブレンターノが収集した「少年の魔法の角笛」は3巻からなる民衆詩です。

1806-1808年に出版されました。

この詩集はドイツの「マザー・グース」と呼ばれています。

人気が沸騰し、音楽家たちがこの詩に音楽をつけました。

メンデルスゾーン、シューマン、カール・レーヴェ、ブラームス、ツェムリンスキー、ユリウス・ヴァイスマンが詩に作曲しました

特に多いのはグスタフ・マーラー(1860-1911年)オーストリア帝国ボヘミア王国 カリシュト生まれ、オーストリア=ハンガリー帝国ウィーン没

1892-1901年に作曲した「子どもの不思議な角笛」オーケストラ伴奏の歌曲集で

  • 番兵の夜の歌
  • 無駄な骨折り
  • 不幸な時のなぐさめ
  • この歌を作ったのは誰?
  • この世の営み
  • 死んだ鼓手(後に追加された)
  • 魚に説教するバドヴァの聖アントニウス
  • ラインの伝説
  • 塔の中の囚人の歌
  • トランペットが美しく鳴り響くところ
  • 高き知性への賛歌
  • 少年鼓手(後に追加された)

他にも「若き日の歌」の第二集、第三集
交響曲第2番、第3番、第4番がこの詩が使われていて「角笛交響曲」とも呼ばれています。

音楽だけにとどまらず文学、絵画など芸術全般に渡ったドイツロマン派の潮流の1つでした。



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