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音楽の喜び フルートとともに

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モーツァルト四重奏Gdur考

2021-05-18 22:42:29 | 名曲
この花は今、満開です。

大木ですが、少し地味目なので何の木かわかりませんでしたが、冬になればピンとくる人も多いはず

真っ赤な実が賑やかにつくピラカンサです。
そっくりな花があります。

こちらはネズミモチ。
薬効があるそうです。

モーツァルトのフルート四重奏Gdur K285a は、自筆譜が存在せず、いつも真偽が取り沙汰されています。

1792年に出版された時にはDdur1楽章の後につけられていること、ソナタ形式には楽章が足りないなど疑わしいこともあります。

誰もが古今東西の名曲と認めるDdurの水準の曲を量産すると言うのは、天才モーツァルトにしても難しいのでは。

モーツァルト自身のオリジナルなメロディが無い流行りの曲の変奏ばかりであるAdur。

後宮よりの逃走を試してみたCdur を並べてみれば、21歳の仕事よりも恋に忙しいモーツァルト。

ちょっと試してみたけど、そう効果もなかった。という感じが混ざっているというのもありそうなことだと思います。

むしろ、Gdurの欠陥さえもオリジナリティに満ちている気がします。

そして、奇跡のDdurには及ばないものの、常人からすれば、十分以上の名曲には違い無いのです。










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2 コメント

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Unknown (takobouzhirose)
2021-05-20 02:01:46
奇跡のDdurというm-fluteangel16さんの言葉遣いが好きです。他の曲との比較の中でその言葉が出ているのでいっそう、そう思います。モーツァルトの音楽に接していると、本当に人間わざとは思えない、奇蹟という言葉しか思い浮かばないような音の流れ、音の動き、美しさに遭遇することがありますね。僕はそのように思います。
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Unknown (m-fluteangel16)
2021-05-21 12:01:27
@takobouzhirose さん、そうですね。
いつも読んでいただいてありがとうございます。
おもしろいのは、狙って凝ったり、新しいことをしようとしたときよりも、みんなに愛される曲を残しているみたいです。
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