音楽の喜び フルートとともに

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メアリー2世のための曲

2022-05-14 21:30:06 | バロック
梅田ドルチェ楽器でフルートのリペアしました。
ソウル支店の小林さんの腕を信頼しています。
今日はタンポを2個替えてもらいました。
調整によって音の出が全く違います。

待っている間に





誘惑がいっぱい!

最高額はパウエルの18金のフルート1200万円!
もちろん手も足も出ません。

ウクライナ紛争の前に値上がった分でこれでも円ドル111円の時の値段だそう。
金の値上がりが大きいそう。
これからどうなって行くのだろう?

ヘンリー パーセル(1659-1695年)イングランド共和国ウェストミンスター生まれ、イングランド王国ウェストミンスター没

出自についてははっきりしないてすが、王室礼拝堂の少年聖歌隊に入っていました。15歳変声期になり、王室の楽器管理係を経て18歳で
チャールズ2世

の王室専属弦楽合奏隊の指揮者、作曲家になります。
20歳でウェストミンスター寺院

のオルガニストにも任命されています。
バロックオペラの最高峰「ディドとエネアス」
他多くの作品を残しました、子どもも6人もうけます。
1695年35歳の若さで亡くなります。

1685年チャールズ2世が亡くなり、後を継いだのが弟のジェームズ2世でした。しかし、カトリックだったジェームズ2世は、ほぼプロテスタントの貴族や議会と対立。

1688-89年の名誉革命でプロテスタントのジェームズ2世の娘メアリー2世(1662-1694年)

が夫ウィリアム3世


とイングランド スコットランド王位
につき共同統治することになります。

政治的手腕もあったと言われていますが、
1694年メアリー2世はケンジントン宮殿で32歳の若さで天然痘のために亡くなります。

パーセルはそのメアリー2世のために誕生式典や葬礼式典の音楽を書いています。

トーマス モーリーの音楽にパーセルが足したそうですが、モーリーの音楽は多くが失われていたために、ほぼパーセルの音楽になっています。

若くして亡くなる不条理と呆然とする人々を歌い、それも神の配剤だということに気づき、神によるところに人間の心の安らぎがあるというところに至るまでを音楽で表現しています。

二度目の演奏は、1895年パーセル自身の葬礼でした。



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2 コメント

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ヒェー~~! (highdy)
2022-05-15 09:45:37
フルート1本 1200万円! 
手も足もどころか、出るのは悲鳴だけです。
いつも大変参考になる記事を楽しませていただき、ありがとうございます。
先日、信州の旅で横谷温泉旅館のロビーコンサートで、初めて本物の生演奏を聴いてきました。演奏者は、渡部元子、森田愛華の両先生でCDも購入しサインももらってきました。
WEBにも詳しい経歴があり、Youtubeでも沢山の投稿ありますが、フルートも奥が深くピアノもそうですが、お値段もピンキリなんですね。
久米先生の演奏もよく合奏されているようですが、機会があったら聴いてみたいものです。
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Unknown (m-fluteangel16)
2022-05-15 23:17:17
@highdy さん、びっくりでしよ!今までは同じグレードのフルートが、もう少し安く手に入ったのですが😭
信州の温泉旅館でコンサート素敵ですね。サインも頂いてよかったですね。
私のコンサートもよかったらおいでくださいね!
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