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狂乱の場マッド シーンズ

2023-04-17 20:59:00 | ロマン派
土曜日は兵庫県立美術館分館原田の森アートギャラリーで西宮練習会ミニコンサートに出演しました。

王子公園駅の王子動物園の向い側にある
ギャラリーの1室です。
ここは極上の響きです。

ギターの川原久美子さんと、フルート久米素子でカルッリの「フルートとギターのための二重奏」を演奏しました。気持ちよかった〜!

他にもギターソロ

ギタートリオ

他のフルートとギターの人もいて、充実のコンサートでした。

来月、5月20日(土)は

西宮ギター練習会第20回コンサート12:45開場13:00開演
夙川公民館ホール
で、カルッリ作曲ベッリーニの「海賊の主題による幻想曲」op337を
ギターの岡山友樹さんと

ドビュッシーの「夢」をギターの川原久美子さんと久米のバスフルートで吹きます。

他にもギター独奏、ギター重奏、ギターとマンドリン、コントラバス、フルートなどなど。

ヴィンツェンツィオ ベッリーニ(1801-1835年)シチリア王国カターニア生まれ、フランスピュトー没
1827年26歳、2幕のオペラ「海賊」を作曲しました。

彼は、ミラノ「スカラ座」に移り
メルカダンテに紹介され、台本作家フェリーチェ ロマーニ

に会います。
彼にオペラ「海賊」の製作を提案されます。

これが、ベッリーニとロマーニの共同作業の始まりでした。

情熱的で劇的なロマン派の登場人物は、オペラの舞台における革新でした。

12世紀のシチリア
元伯爵で政争に負け、現在は海賊のグアルテイエーノ

初演のグアルテイーノ役ルビーニ
とイモジーネ
初演時アンリエット ラモンドのイモジーネ
は愛し合っていました。

イモジーネはグアルテイーノが死んだときかされ、
父親の生命を助けるために彼らの政敵カルドーラ城の城主エルネスト侯爵
初演エルネスト侯爵タンブリーニ
と結婚し、息子を産み育てています。

数年後、海賊になったグアルテイーノの船が難破し、カルドーラの海岸に流れ着きます。

ターナー難破船1805年
助かったグアルテイーノはイモジーネと再会します。
すべてを知ったグアルテイーノは怒りに燃え、イモジーネの子どもを殺そうとしますが、できずに去ります。

エルネストが帰ってきて、グアルテイーノの存在を知り、激怒します。

グアルテイーノの船が出航するときに、イモジーネが現れます。
グアルテイーノは一緒に逃げようと誘いますが、子どもを置いて逃げられないとイモジーネは断ります。

そこへエルネストが現れ、グアルテイーノと決闘になります。

エルネストは殺され、グアルテイーノは自分が殺したと、申し出て死刑に処せられます。

イモジーネは狂乱し、幕となります。

ヒロインの「狂乱の場」マッド シーンズというのがオペラの見せ場の1つとなっています。
ソプラノ歌手の超絶技巧を試される独演の場で
ベッリーニは、この後「清教徒」でも狂乱の場を作っています。







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