露草。


万葉集にも載っている月草というのはこの花のことです。
朝(あした)咲き、夕(ゆふへ)は消(け)ぬる、月草(つきくさ)の、消(け)ぬべき恋も、我れはするかも
ゆっくり行くと全部萎んでいます。
アーネスト ケーラー(1849-1907年)イタリア モデナ生まれロシア サンクトペテルブルク没

モデナ公爵のオーケストラで初めてのフルート奏者だった父にフルートを学びました。
少年のエルネストは兄のピアニスト フェルディナンドとイタリア中をコンサートをして周り、名声を博しています。
20歳の時にウィーンに移り、3年後にはサンクトペテルブルクのロシア帝国オペラのオーケストラのメンバーになりました。
彼はフルートのための作曲をメカニカルな教則本、デュエット、ソロ曲を100以上しました。

オペラ、バレエ曲をいくつかと、音楽史的に重要なものはマンドリンのためのメカニカルな教則本。
ロシアに初めて出版されました。
ケーラーの蝶々op30曲集の中の一曲です。