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音楽の喜び フルートとともに

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ピアソラのアヴェマリア再び

2020-05-27 23:05:14 | 近代
日曜日行った山の中で孔雀の羽をひらいました。
孔雀は1968年頃、飼われていたのが逃げ出したり、放鳥されたりして本州にもいる要注意外来生物です。

近畿では滋賀県と三重県で確認されているだけでしたが…。
京都の端っこ、山城にも進出しているのかも。



きれい…ですが、寄生虫がいるかもしれないので、要注意です。

ピアソラの「アヴェマリア」タンティ アンニ プリマ(むかし むかし)をギターの古橋さんにオーダーされ、することになりました。
5月30日オンライン演奏会でやります。
NETDUETとZOOMで、ライブ配信。うまくいくかなぁ?
しばらく実験を重ねるしかないです。

この曲はイタリア映画「エンリケ4世」の中の音楽です。
名優マルチェッロ・マストロヤンニ主演だそうです。

1982年の映画ですが、エンリケ4世に仮装中、落馬して自分を本物の皇帝だと思い込んだ男と、恐る恐る20年にもわたり、それに付き合う周りの人々の悲喜劇らしいです。

おもしろそう!
見てみたい。
エンリケ4世は、神聖ローマ帝国のハインリヒ4世のことです。
1050年生まれのこの皇帝は、12歳の時に誘拐され、政治のただ中に、若くして放り込まれ、支配力を得てからは、ローマ教会に抵抗して破門され、教皇にひざまずいて赦しを請うたというカノッサの屈辱のあの皇帝です。

権力を得て教皇を追い詰めたのはいいけれど、そのため、内部からの反乱にあい、息子たちからも叛かれ、最後は王位を剥奪されて破門のまま亡くなる。
という自由に生きたこともあったけど、幸せではない皇帝に何年も扮する?男。

1050年代というとバロックよりもずっと前。
グレゴリオ聖歌が歌われ、「ドレミ」による記譜法がようやく現れ出した頃。

そこになぜかピアソラの曲を使う。
ああ!やっぱり映画みなくっちゃ。