音楽の喜び フルートとともに

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ボーンズ フォー ライフ

2011-01-28 21:39:03 | レクチャー、マスタークラス

スイートピーも80種類ほどあります。品種改良は比較的遅く、19世紀になってからです。これは、ミッドブルー。

今日は、ボーンズ フォー ライフ。
椅子から、立つ動作をしました。
椅子の3分の2に腰掛けて据わります。座ったまま、足の裏が床を押しやすい位置を探します。膝を鈍角に曲げてみたり、鋭角に曲げてみたり試してみます。調度良い位置を見つけたら、足の付け根に自分の手の横を当てて頭をゆっくり前に倒します。
その時、背中が曲がったり、逆に反ったりしないように、すっかり体重が両足に乗ったところで、お尻が自然に上がるはずです。

そうなった所で、頭を上げると、自然に立つことが出来ます。
その間中、付け根に当てた手を離さないように、押し付けてもいけません。

これだけの動作を、ゆっくりと、いくつもの小さな段階を自覚できるように、足の裏のかかとから、土踏まずを通って、指の付け根、指先と体重移動を感じれるように、滑らかに、2度目はさっきより、より楽にその動作が出来る位置を探求しながらやってみます。
筋肉を使うのではなく、床や、椅子の支えで、立つという感じです。

身体と足を繋いでいる股関節は、筋肉や血管の奥に隠されていて、直に触ることは出来ません。しかし、これをやっていると、いつもは自覚することのない股関節の動きが明確になってくる気がします。

目的は、筋力をつけることでも、ダイエットでもなく、動くことでもなく、自分の動きの質。どれだけ、小さな動きを自覚できるか?というところにあります。
自分がどういう動きをしているか?

ここのテーマは身体ですが、「質とは、何か?」ということを教えられているような、気がします。
無理矢理な動き、大きな力はここでは全く必要でなく、むしろ害になります。ゆっくりと自分の動きを味わい、楽しむことが、自分の動きの質を上げることになっていきます。

音を作ることにも通じると思います。この身体からしか音は出ないわけですから。