音楽の喜び フルートとともに

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音楽であそぼう!1月

2011-01-24 20:47:41 | 音楽で遊ぼう

土曜日、1月の『音楽であそぼう!』は、とっても寒いので、子どもは来ないだろうと思っていたら、やってきました。どうしても保育の必要な働く親の子どもは少なくても必ずどこの校区にもいるのです。

「1月と言って、思いつくのは?」
「おもち、みかん、たこあげ、はねつき、こたつ、風、風邪、こおり、雪、こま、お正月、冬休み、私のお誕生日、お雑煮」などなど

「今日は、今からフルートとピアノである音楽を演奏します。これを聴いて、どんな感じがするか?考えながら聴いてね。後で、それを絵を描いてもらいます。」

そして、ゴーベールのバラードのAndantinoを聴いてもらいました。
「さあ、どんな感じがしたかな?」

「小鳥の声が聴こえた。」

「私も。」
「雪も降ってきた。」

「じゃあ、それを黒板にどうぞ描いてください。」

「グループに分かれてもいいし。一人ずつ描いてもいいよ。話し合って選んでね。」
というと、3人で一つの絵を描くことになりました。

Aちゃんは、そこに海描いて。」
「いいよ。じゃあ、Bちゃんは、梨の木を描いて。」
「海の上に描いたらおかしいよ。」
「いいやん。海に浮かんでんねん。」
「じゃあ、私は家を描こ。」とCさん。
「海はしんどいわ~。誰か手伝ってーなー。」

しばらくして「なんで、私の描いた鳥を消すの。」
怒っているAさんを見て、二人はゲラゲラわらっています。

「あれあれ、梨の木は置いておいて、消さんといて。」と私も口を挟んでしまいました。

「あれ-!私が頼んでんでー。梨の木、何で消すの?」と今度は、Aさんが梨の木を消すのを食い止めて、消えた部分を塗りなおしました。
「だって、Bちゃんが私の鳥を消したから。」

「そうだね。笑ってないで、何か言うことがあるんじゃないのかな?」

「わかった。ごめんなさい。」「私もごめんなさい。」

「いいよー。」
C
さんのかいた雪を消して、「何で消すの?」「だって、こんなんおかしいし、こんなあの曲になかった。」と、Bさんは言い切ります。

「雪があったよ。」「じゃあ、この絵が変やから。そうや、磁石で雪にしたら。」

かいた雪を全部消して、Aさんと、Cさんで磁石におきかえました。

出来上がったゴーベールのバラード

どうでしょう?バラードの感じ?


「5分あれば、楽器もできるけれど、どうする?このまま描いていてもいいし、選んでね。」というと、
「やっぱり、楽器も
する!」
と、ちゃんと5分前に絵を完成し、木琴と鉄琴を準備室から選んできて、ドレミの歌をぴったり2回、完璧に演奏して終了。

やりきった子ども達は満足そうに「また来るね!」「楽しかった!」と手を振って帰っていきました。