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音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

I先生のマスタークラス

2017-12-04 21:40:49 | レクチャー、マスタークラス

土曜は、I先生のマスタークラス。

こう言われたから、こうすると言う演奏ではなくて、自分でここをもっと美しく表現するには、どうしたらいいだろう?と、自分で考えて気がつくことが大事だよ。

そう言うことに気がつく感性が大事なんだよ。

なかなか、自分て吹いていると気がつけません。
自分でも頑張って考えたつもりでも、I先生は、まだその上、一歩も二歩も先の演奏をされます。

さすが、世界の巨匠です。
まだまだ学ばないといけないことがかあることを、教えて下さいます。

学べることが本当にありがたいです。
午後から、新しい生徒さんの楽器選びをしました。
フルートを愛してくれるように、祈っています。

ラック ザビエルマスタークラス

2017-10-23 21:38:13 | レクチャー、マスタークラス

台風が去りましたが、午前中、この空。
被害に遭われた方のお見舞い申し上げます。

午前中、病院に行く母の代わりに、父を見に実家に行きました。
その時の空です。

今日、夜8時からドルチェ楽器さんでラック ザビエル先生のマスタークラスを受講しました。

夕方から出たにも関わらず、まだ台風の影響が残っていて、京阪は3分遅れでしたが、早めに出たので、余裕で間に合いましたが、JR神戸線はメチャクチャだっらしいです。楽器屋さんが心配されてメッセージくれました。

曲は、タファネルの「魔弾の射手ファンタジー」
ガチガチに緊張していましたが、なんとか初めのところを演奏したら、まず、立ち方。
左足を少し前に出し、しっかりと立つ。

先生は、楽器を構えて「背中を押して見なさい。」と言われたので、ちょっと押すと「もっと強く!」 力を入れると、「もっと!」最後には思いっきり両手で押しましたが、ビクともしません。

そして、足は膝を固定するのではなく、柔らかくして立つ。
楽器は、背中を真っ直ぐにしたまま、構えます。
左手だけで、楽器を演奏出来るように持ち、右手は、ほとんど力を入れません。

息がうまく使えることが大事です。

さて、魔弾の射手の初めの装飾音符のついた3つの音、音の方向性を大事に。
次のカデンツァのオクターブの動きは、下の音が大切。
しっかり、下の音が出るように、ゆっくり練習しましょう。

2つ目のカデンツァは、音の動きを大事にしっかりと歌いましょう。
下からのスケールも速くし過ぎずに、テンポをメトロノームでとって練習しましょう。最後の4つの音が大切です。

タファネルは、パリ管弦楽団のオペラの指揮者としても活躍していました。

この曲の小節の隅々まで知っていてこの曲を作曲しています。

もちろんフルーティストでもあったので、超絶技巧でもありますが、アダージョからのモティーフは、クラリネット。ぜひオペラを聞いてください。

ノンビブラートで、初めのソの音に少しビブラートをかけます。

8分の6は、アレグレットですが、全てをモティーフの空気感の中で演奏しましょう。
グラチオーソの空気です。

poco piuからもグラチオーソです。
装飾音符を優雅に、スタカートの音形は、ゆっくりタンギングをしないで、お腹できるスタカートで練習しましょう。

Ⅰ°Tempoの5小節目からの形はタイの音を長くし過ぎず、次の16分音符はドシ、シドソを一括りにするとtempoが取りやすくピアノとあいます。

8分の9の1小節前のアクセントは、柔らかな音で。
次のカデンツァは、下に向かってクレッシェンドは息をたっぷり入れる。
andante quasi allegrettoからのモティーフは、チェロです。
オペラを聴いて、ビブラートの参考にしましょう。

息継ぎは、書いてあるところでするのがいいですが、できなければ、音楽的なところでしましょう。
小節の頭の音の後で息継ぎが望ましいです。

a tempoからは、テーマの歌を支えるように演奏しましょう。

と、ここで時間切れ。
最後に
tempoをしっかりとること、どんな速いところでも音楽にするように。

ザビエル先生は、演奏する時に音楽と一緒にアグレッシブに動かれます。
その音楽の風圧に思わず後ずさりしそうになるのを踏みとどまっていると、身体がぽかぽかしてきて、私までエネルギーとパワーが出てきて、思わず力が引き出されて吹いてしまうような気がしました。

来年、タファネルの曲の入ったCDと本を出されるそうです。

I先生のマスタークラス

2017-10-12 22:13:46 | レクチャー、マスタークラス

土曜日の午前中は、I先生のマスタークラス。
基本奏法を教えていただいています。

アルテのエチュードを使ってのロングトーンとスケールが終わり、タファネル&ゴーベールの4番をやっています。

スケールをレガートで吹くだけです。

ほとんど毎日吹いてきましたが、先生のお手本を聞くと、全然違います。

レガートをレガートに吹く。
音楽的に上る時にはクレッシェンド、下りはディミュニエンドで。
呼吸は2小節ごと、美しい音で、音程を合わせるのは当たり前です。

替え指は使うべきところで使います。
滑らかで、音程の良さのためにつかいます。

正しく当たり前にスケールを演奏することは、簡単ではありません。

ぱたっと指がキーを叩いてしまっても、先生の耳は聞きつけます。

スケールの途中で、一音でも音程が違うと、やはり止められます。
そして、正しい音程で即座に演奏して下さいます。

スケールを正しく吹けると、全ての曲に応用できます。

成長を感じられてとても、おもしろいです。

市川智子 富久田治彦 石橋尚子コンサート

2017-09-26 22:22:30 | レクチャー、マスタークラス

セミナーの3日間、毎日コンサートが開かれました。1日目はオーケストラ講座があったのですが、参加したのは2日目の午後からだったので。参加したかったなぁ〜。

22日の夜は、市川先生、富久田先生、石橋先生によるコンサート。

クーラウのトリオコンチェルトop119
フルートの華麗な動きをしっかり支えるピアノ。旋律だけでなく、対旋律、小さな音符も方向性がはっきりと聴き取れて、音楽にしていくすばらしい演奏でした。

無伴奏チェロ組曲を市川先生がピッコロで、演奏されました。
ピッコロのイメージが変わる深い音色。

富久田先生と石橋先生によるフォーレの幻想曲と小品、

ケックランの2本のフルートのためのソナタop75
これが、また奇妙な味わいの2重奏でした。
テレマンの2本のフルートのためのソナタ
ドップラーのアンダンテとロンド
すばらしい夜は更けていくのでした。

朝練と受講

2017-09-25 21:02:55 | レクチャー、マスタークラス

高原の朝。
2日目、7:30から富久田先生の朝練に参加しました。

デボストの基礎練習の使い方を教えて頂きました。

タファネルゴーベールの4番を、レガートとスラーの位置を変えてと書いていますが、デボストはダブルタンギング、KUのタンギングや、フラッタータンギングなどいろいろな形で練習するパターン表を作っています。

それを、調ごとに変えて練習します。
その時に、指の練習ではなく、美しい音楽を作るための練習としてすること。

実際にお手本を見せて下さいましたが、美しい❣️

間近で美しい音を聴けるのが、セミナーの醍醐味です。
朝練、朝食の後は、市川先生のレッスンを聴講、ショッカーのピッコロソナタ。

おへその指3本下の丹田を意識して、深い呼吸で、演奏すること。
喉の奥を開けて身体で息を出すことの大切さ、口の中を狭くし過ぎないなど、ピッコロの基本奏法を中心のレッスンで、とてもわかりやすかったです。

そして、いよいよ私も受講。
普段は伊藤先生に教えて頂いているので、富久田先生に教えて頂きます。

ドヴォルザークのソナチネ。
基本奏法を教わりたかったので、超絶技巧のような曲は避けました。

そして、伴奏は、石橋尚子先生!
三年前、デニス ブリアコフと共演されているのを聴きました。
その時の衝撃。伴奏で泣いたのは初めてです。
以来、憧れ続けていたあの石橋先生。
感動でした。

レッスンは、アンブシュアのいい位置を見つけること。
書けないのが残念ですが、フルートの足部管を手で持って頂いて、正しい位置で吹きました。

後で録音の音を聞いてみると、音が変わっています。
それに吹きやすいです。

本当に音楽は深い。
私は、まだまだ変わることができます。
幸せなことだと思います。








伊藤公一セミナー1日目

2017-09-22 22:01:46 | レクチャー、マスタークラス
人生初名神、初北陸道

土砂崩れの片側通行を通って、飛騨高山の近く。ペンション平川へ。
200キロも、一人で走ったのは初めて。
緊張のあまり、口内炎が1日にしてできました。

トイレ休憩のみで、3時間55分。
生きててよかった!

さて、伊藤公一セミナーに今日から参加です。



お昼から参加して、ゴーベールのファンタジー、カルメン幻想曲、魔弾の射手の大曲、リーバーマンのピッコロコンチェルトを聴講。
夜は市川先生、富久田先生、ピアノの石橋先生によるコンサート。

すばらし過ぎて声も出ません。

明日は、私も受講します。
どきどき💕

ミュージックマインドゲームズ最終日

2017-07-20 22:45:34 | レクチャー、マスタークラス

今日はミュージックマインドゲームズ最終日でした。
学ぶ場を作り、お世話してくださる人がいなければ、どんないい教師も生徒と出会うことができません。

今回、場を作り提供して下さったMさん、Kさん。
ただ、先生を招き、事務的なことをして下さっただけでなく、食事、お茶、お菓子細やかな心遣い。
このプロジェクトへの熱意、メンバーへの仲間感。
このクッキー、終了のご褒美に2人からメンバー1人ずつ頂いたのです!
これだけではなく、準備の段階から他にも!このような無償の熱意には、応えられずにはいられません。
メンバーも5日間を前向きに取り組みました。

本当に素晴らしい学びの場だったと思います。

「幸福でリラックスしている生徒は、学んでいるということをほとんど認識していないでしょう。なぜなら彼らは楽しくて仕方がないからです。」
ミュージックマインドゲームズの理念の1つですが、まさに私たちがそういう状態にあったのです。

早く子どもたちに伝えたいです。

ミュージック マインド ゲーム4日目

2017-07-19 21:50:59 | レクチャー、マスタークラス

ミュージック マインドゲームの4日目。
遠くから来ている人もいるので、最終日は忙しいので、今日懇親会でした。

このゲームは世界各地でされていますが、まだ日本には、入ったばかりなので、一度受講された方が、メンバーを集めてもう一度とお願いして先生を呼んでいるので、次いつ開かれるかわからないので、遠方からも泊りがけで、やって来られるのです。

懇親会では、メンバーによるドイツ生まれのヘルマンハープの演奏もありました。
素晴らしい声の歌も…フルートも少し吹きました。楽しかったですよ。

1人1人が、個性豊かで情熱のある先生たちです。

勉強、集中、練習、観察というと、1人ぼっちでやるつまらない、我慢してやることと思っていませんか?

そして、楽しむというと、楽しませてもらう、誰かになんとかしてもらうというイメージがありませんか?

本来、何かを知り、そのことで世界が広がったり、わからないことがわかるようになったり、できなかったことができるようになったりすることは、楽しいことだと思いませんか?

なぜ、いつの間に我慢や、苦労と結びついてしまったのか?

音楽は楽しい。
それを、伝えるための方法です。


I先生のマスタークラス

2017-03-06 21:49:24 | レクチャー、マスタークラス
土曜日は、I先生のマスタークラスでした。

ピッコロを手に入れようとお願いしていました。
4本用意して下さっていて、並べて吹いて頂いて、いいものを選びました。

パールのPFP165ES
パウエルがよかったけれど、価格が、3.5倍。
同じ価格帯の中でもよくなるものを選びました。なんでも欲しいものが買えるわけではありません。

さて、マスタークラス。
Fis durのロングトーンから
ヴィブラートを音を消す寸前までかけること。美しい音で音の入りから、消えるまで吹くこと。
スケールは、AisとHが並んでいるので、Aisは、Aisレバーを使うこと。
人差し指を寝かせるように移動します。
高音のFisは、Aisレバーからの移動がやりやすいように、薬指をつかいます。

アルペジオ
高音のAisの右手Dトリルキーは、人差し指を立てて押さえること。

高音の隣りの音同士の運指は、なめらかに指を上げすぎないで行うこと。
EとFisの運指は、音程のために薬指で行います。
高音のGis Gをやっていると、先生が、私のフルートのGisキーを押して、位置を上げました。
少し低いので指がバタバタするからです。

DIs moll
スケールは、Aisレバーですが、アルペジオの上線1のAisは、次のDIsとの関係で、クロスフィンガリングになるので、人差し指か、ブリジアルキーを使うこと。

ガリボルデイの16
アウフタクトDとHを滑らかに繋ぐこと、付点8分音符は、dim.
3連符は、明確に。
小さな装飾音符もタンギングをはっきり。
スラーを滑らかに。


レッスン終わって、1人飯。
今日は、トリオ練習の約束があるので、軽く早く食べました。

I先生マスタークラス

2017-02-06 22:05:19 | レクチャー、マスタークラス
土曜日の午前中はI先生のマスタークラスでした。
今回はD♭durとBmoll。

D♭からロングトーン開始、5線内のD♭まで来たら、先生のチェック。

実はパテで、先月トーンホールをテープで押さえられたところを埋めました。

ところが、押さえられたのは2つで、ブリジアルキーのトーンホールを変えようとドライバーでネジを緩めたけれど、それ以上は、どうしても抜けなかったのです。

すると、やはりそれは先生にはわかってしまったのでした。

テープは先月貼って頂いたままですが、やはり少しよれていたのか、音程に影響しています。

低音のD♭の指で、高音のD♭を出してみると、全くあいません。

少し、内側に向けたり、頭部管のあきを調整したりしてもあまり芳しくありません。
2穴ふさぐ前よりは良くなってはいますが、もう少しきれいになるはず。と先生は思われているみたい。

今度は私もスケールを吹いていると、高音はB♭が、カスっとなってしまいました。

先生はまた、フルートをみて、ネジが緩んでいるところを発見。
そこの心棒を、押してみるとグラグラです。

「ドライバーを持ってたら、直してあげるんだけどね。」

しまった!パテを塗った時に、締め方が足りなかったらしい。

後1個のトーンホールについても「心棒が抜けない時は、ラジオペンチに傷つけないように布か何か貼っておいて、ゆっくり引っ張るといいね。」と、教えて下さいました。

さて、D♭durは、高音のG♭は右手3指を押さえ、A♭は右手34指、B♭は小指を押さえたまま。

⑤のクロマティック。低音のCからD♭の跳躍時は右手34を押さえたまま。

Bmollは、G♭が低めの方がきれい。

先生の音づくりに対する姿勢が、本当によくわかります。

自分の能力を過信せず、楽器など周りの環境を整えることも大切。

そして、音を聴くことに対する集中。
どんな微妙な変化も先生の耳は逃しません。