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音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

I先生のマスタークラス

2018-08-28 22:48:11 | レクチャー、マスタークラス

土曜日はI先生のマスタークラスでした。
これは玄み庵の30品目ランチ。
楽譜を買いにササヤさんまで行くと、やはり、つい寄ってしまいます。

前回のクラスのあと、
6日 父の老健退所、8日MMGセミナー開始と同日に次男の入院。
14日家にいただけで、沖縄。17日帰宅。風邪でダウン。
21日次男の退院。1週間たつのに未だに体調不良のまま、うろうろ歩き回っています。

I先生には、まず言い訳から始めました。
ご心配下さってごめんなさい。そしてレッスンしていただいてありがとうございました。

ソノリテのロングトーンの練習3音ずつ降りて、昇って。
ビブラートは均等に!
隣同士の音は滑らかに。

タファネル&ゴーベールの4番 スケールの練習。
昇りをスラー、下りをタンギングで。
美しい音で、滑らかに。タンギングは、明瞭に。

ガリボルディの3番。
もう3回目ですが、初めの下のHから上のHへのオクターブの音程で引っかかっています。
先生は諦めずに、Hmollの旋律的短音階を上から吹いて、「このように。」と示して下さいます。
その音が美しくて胸に刺さります。

ほとんどの時間をこの小さな曲に出てくる4箇所ほどのHからHで費やしました。
この違いを理解し、見せてくれる先生は世界でも何人もいないと思います。

前回は、「もっと、美しく吹けるはず。」で終わりましたが、今回は「まあ、もういいでしょう。」先生の吹けると私の吹けるは全くレベルが違います。

その先生も、「まだまだ、僕なんか」とおっしゃいます。
美しい音の追及ははてしないのです。

MMG報告

2018-08-14 19:37:15 | レクチャー、マスタークラス

日曜日、ミュージックマインドゲームズを修了しました。

かわいい教材がたくさん!
ゲームを楽しむうちに音楽のルールを覚えることができます。


ただ音名や記号を覚えることが目的ではありません。

音楽は楽しい。
競うのではなく、協力するとゲームはもっと楽しくなるし、すばらしいものを作り上げることができます。

中には早く早くという人もいます。
例えば、オーケストラでトランペット奏者が誰よりも早く演奏して「もう、できた!じゃ、帰るね」
と、帰ったとしたらどうなるでしょう?

また、1から10まで説明しません。指揮者のアイコンタクトや息づかいから読み取れる能力、必要ですよね。

機械のように反応するのではなく、意図を推理し、ルールは何か?を深く考えながら目的を理解し、一緒にすすみます。

教師は過剰に教えたり、方向づけたりしないで、お互いに尊重しあえる環境づくりをします。

そにため、いつもリードするのではなく、子どもたちの中のリーダーシップを待ちます。

アンサンブルというのは、そうですよね。
リーダーは曲によって、演奏する場所によって変わり、いつでも交替しますし、リーダーは権威ではなく、共同作業にための役割分担で、その場では誰もがそれぞれに尊敬されます。
いいアンサンブルは、メンバーはみんな心から尊敬しあえるといいます。

そういう場を私たちに子どもたちに提供し、作ろうとしているのです。

息子が後押ししてくれて、助けてくれた夫、学ぶ仲間、お世話役お二人、そしてT先生。
みんなのおかげで5日間休むことなく通うことができました。
みんなに感謝です。

ミュージックマインドゲームズ修了

2018-08-13 22:39:00 | レクチャー、マスタークラス

ミュージックマインドゲームズ ユニット2 5日間の講習が日曜日に終了しました。
2度、3度、長3度、短3度、3和音、5度圏、短調、長調、速度記号。
ゲームを楽しんでいるうちに楽典を学ぶことができます。

わくわくしながら、学ましたが、子どもたちに実践できる日が楽しみです。

今日お昼過ぎ次男の病院の医師の話しを聞いたら、順調に回復しているそうで、安心しました。
明日から沖縄です。

MMG ユニット2

2018-08-08 21:23:39 | レクチャー、マスタークラス

今日からミュージックマインドゲーム ユニット2が始まりました。5日間日曜日までの講習です。

総勢20名、先生は高橋あきこさん。1年前ユニット1でもお世話になり、前回ご一緒したかたたちも大勢いて、懐かしく温かい空気が第1回目から漂っています。

楽典をゲームで学ぶものですが、大事なことは学び方です。
温かい雰囲気、競争ではなく、仲間や先生と助け合って学ぶやり方。
楽しみです。

I先生のマスタークラス

2018-07-23 22:21:29 | レクチャー、マスタークラス

土曜日は、梅田でI先生のマスタークラスでした。
地下街にトリケラトプスが寝ていました。
ジュラシックパークの宣伝でした。

ソノリテのロングトーンの練習。
美しい音を追求する先生の姿勢には本当に驚かされます。

音程、ビブラート。

タファネル&ゴーベールの4番。
今日はスラーで登り、タンギングで下ります。
C#の入る指使いは、右手の中指、薬指を押さえて滑らかに移動できるように。

Bは、ブリジアルキー、Aisレバー、右手の人差し指を適切に使い分けます。

高音のF#では、ブリジアルキーは離さなくてはなりません。
便利なキーですが、いつも使えるわけではありません。

右手の人差し指は、Gから移動するときには、クロスフィンガリングになり
一部キーが空きがちななので、Ais レバーを使います。
滑らかな指使いを研究しつくしておられます。

ガリボルディの88番の4番。


はじめの低音のHから中音のHへのオクターブの音程に気をつけて、

装飾音符は、トリルの一部のように16分音符の装飾音は3拍目の8分音符の中で取ります。

E#F#GF#の装飾音のF#は、初めの音を右4で次の音を右3で

12小節目のF#とEのトリルは、Fは右手の中指を使い、Eの右手は2トリルキーを押さえて、左手だけで薬指を動かします。

スラーの中の装飾音は、舌を動かさず、できるだけ滑らかに入りましょう。

これぐらいでいいだろうと思っていると、先生はもっと美しく、滑らかに演奏されます。

目の前で聴けるのは本当に幸せです。

I先生のマスタークラス

2018-05-24 21:43:14 | レクチャー、マスタークラス

土曜日、I先生のマスタークラスの後、また来てしまいました。
楽器の調整の間、カラーズで1人ランチ。

今回はトマトソース。

充実のパンバイキング。

スープも美味しいコーンとトマト。
欲張って両方。

マスタークラスは基本のソノリテ、タファネル&ゴーベールの4番の後、ガリボルディの4番。
オクターブのインターバルを滑らかに、音程は下は低め、上は高めが美しいです。
トリルの前の装飾音符は、トリルの一部のように演奏しましょう。
トリルの後の装飾音符は、8分の6拍子の8分音符の中で取ります。

次のE#からの装飾音符の中のF#は1つ目の昇りのF#は右手4の指で、下のF#は右手3の指で行いましょう。その方が滑らかに演奏できます。

12小節目のEのトリルは右手親指で。
17小節目のスタカートの後のF#次の小節のE#.F#はpで小さく吹きましょう。この形は全て小さく吹きます。

21小節目は、何も書いていなくてもpoco rit.でフェルマータはdim.で音程に気をつけて。

51小節目のアクセントは、強すぎない、むしろレガートで吹きましょう。

全てお手本を吹いて下さいますが、本当に美しいです。
いつかこんな風に吹きたい!

I先生のマスタークラス

2018-04-30 22:15:40 | レクチャー、マスタークラス

れんげ畑。
土曜日、I先生のマスタークラスでした。

足がまだ腫れているので、座って受講。
ソノリテのロングトーンの練習から、ビブラートをかけて、減衰して完全に消音するまで。

ビブラートが少しでも揺れたり、不安定になるとやり直しです。

タファネル &ゴーベールの4番をスケールの上りをスラー、下りをタンギングで、暗譜で行います。
暗譜して、美しい音で吹きましょう。

ガリボルディの3番

冒頭のアクセントは、そんなに大きな音で吹く必要はないですが、アクセントで、次の音はpで。
スラーの2つの音は後の音に向けてdim.で、スラーとスラーの間は切れないように、しかし、大きくは、スラーの頭の音ドシラソファとcresc.に聞こえるように。

3小節目のスタカートは歯切れよく。
4小節目のシドレドシド右手の34を押さえたままでレスポンス良く演奏しましょう。

次の8分音符のスタカートは、書いてなくてもこのような音符の時はスタカートで演奏しましょう。
ブレスは、アクセントの前で

26小節目は運指を滑らかに、
28小節目、29小節目は、16分音符の前でブレスをとりましょう。



デマーリ マクギル②ディテーユ

2018-04-04 21:14:15 | レクチャー、マスタークラス

ディテーユのソナチネは、ラベルみたい。
印象派、クリーンで明瞭。
ラベルのビデオを見たことがあります。
細かいところまで完璧。音に必然性があります。和音や曲全体の構成を大切に。

美しい景色が窓の外に広がっていますが、ラベルは景色に背を向けて座ります。
なぜかというと目の前の食事に集中したいから。
また、ラベルの家には壁一面に小さな花柄のステンシルがあって、彼はそれを一人で手作りしました。

感情は内側にあってぐーっと一点に集中していく感じです。
派手なものから、シンプルに
ビブラートも神秘的に明瞭に

はじめはダイナミックにならない。
①は口笛を吹いているような感じ、
2小節目のシドレと4小節目のミフアソは対になっています。違いを考えて。

7小節目のHの音やりすぎないmf
②の1小節前のCの音は、前の音のAから広がるように。

②4小節目輝いて、大きくしない。スパークリング、動きが出るところです。

③への動き、シンプルに明瞭に

④音を使って方向性を出す、前に向かって、倍音の多い音で
ダブルタンギングは、舌ではなく空気、音に集中、スラーで練習。
最後までイメージを持って。

次の入りはピアノの和音を受けて、早くし過ぎないで、幻想的に


ワルツは楽しい踊りですが、これは特別な世界。
ティム バートンのシザーハンズのような世界。暗いけれどソウルフル。
初めゆっくり時間をとります。
ハートを見せない感じ、
スケールも、ベルベットのように。
C#の方がAよりも大切。

⑦広がる、自然に発展する、やり過ぎない。

マクギル先生が17歳の時、ジュリアス ベーカーのレッスンで何か一曲持って行かなくてはいけなくて準備ができていなかった。
大学の図書館でカプレのワルツを見つけて簡単だと思って持っていきました。
演奏をじっと聴いた後、ベーカーは黙って吹きました。

教える気は無かったかもしれませんが、1920年から変わらない大学の音楽室で、昔キンケイドに習っていたと変わらないノスタルジーを感じました。
マクギル先生は、そこで初めてノスタルジーの表現を学んだそうです。
ここはそんな表現です。

ここまでで時間になりました。

全体を通して、テクニックではなく、心と身体で演奏する。
競争などどうでもいい、自分以外の誰にもできない表現、鳥肌が立つ演奏を。
音楽で物語を語りましょう。

彼の生まれたアメリカの黒人のコミュニティの中で12歳の子どもが楽しそうに歌っていました。
テクニックも何も知らない。
その時に戻っていくことが大切です。
と、何度も言われました。

いい音を探してみて、と、何度か1音だけを取り出し、生徒が吹きましたが
先生の吹く1音の音が素晴らしくて、中々OKが出ません。
心も身体も使って吹く。
そうありたいものです。

デマーリ マクギル①魔弾の射手

2018-04-03 23:47:37 | レクチャー、マスタークラス

デマーリ マクギル氏は、ジュリアス ベーカーに師事。15歳でシカゴ交響楽団と共演。
メトロポリタン歌劇場はじめ数々の名門交響楽団の首席フルートを務めました。

とにかく、素晴らしいと聴いていたのですが、なかなかお会いする機会がなく今回やっと会いました。

さて、1人目はタファネルの魔弾の射手ファンタジー。
この曲は素晴らしいオペラが原曲です。
オペラというのは、現実を誇張して表現したものです。

メロディが大切です。
テクニックや、早いことではなく!
技術のことばかり考えてると出たくないコンクールに出てる感じ世界中のフルーティストと競っている感じ、技術のことではなく自分のものにする、メロディーを引き立てることがゴール。


1番初めの高音のG#の音、良い音を探してみてください。オープンに長く伸ばしてその中で1番美しい音を見つけます。フルートの中の埃を全部ふき払うように。
その後の細かい動きはしっかりとコントロール。フェルマータBの音は全身を使って美しい音で吹きましょう。
10小節目のGはビブラートを聞かせましょう。15小節目からも同じ

Piu Vivoからの高音G。
この辺で1番この音が大切です。3,000席のホールにいることを想像しましょう。
同じ調子で一定にピーと吹くのはどういうことでしょうか?

それは死んだ音です。Live、生き生きした音で。
自分がいいなと思っている音を知っていることに気づいて、みんなを説得して。

タンギングにおいて、舌は重要ではありません。
ビブラートは句読点のように使いましょう。
日本語で「言いたいことがある」そのGからEにかけて、その後のBからFで「ですけど」と、ビブラートをかけていう感じ
カラーが変わります。dimをするところはビブラートで

Adagio pで始まりますが、丸い健康的なF#で始めたいです。
濃い気でたっぷり優しいメゾソプラノみたいに、チョコレートのように甘く。
そしてすぐに引いて、音をキープしましょう。
そして4小節目の少し後でカラーを変えます。
dimをコントロールしましょう。
Allegrettoから、見せびらかすように、広がるように

1ページ目で時間となりました。
それも、オーバーして。
明日はディテーユのソナチネです。

ガスパー ホヨス③ゴーベール

2018-03-29 21:16:51 | レクチャー、マスタークラス

ガスパー ホヨスマスタークラス最後の曲は、ゴーベールのファンタジー。

まず、音の練習をしましょう。
4つの方法で音を出します。
1.表情無く、ppでハーモニクス無しで吹きます。
2.p dolceで、口の中に少し空間ができます。
3.口の中を大きくして口蓋に息を当てて、プリエをしながら、fで、閉じながら支えつきのdim. pを伸ばす。
4.プリエをして、しっかりfで伸ばす

※プリエ…バレエのポーズ、かかとをつけて、足のつま先を180度開き、ゆっくりと膝を曲げ両足を開いていく。

曲の冒頭、ピアノが音を出す前に息を吸っておきます。
3小節を1つのフレーズとして吹きましょう。
8小節目の16分音符はバイオリンの弓でボーイングするように

12小節目はf、次はppコントラストを十分に。
スケールの終わりに向かってクレッシェンド。

15小節目からのフレーズ、音の始めからビブラートをかけて、4分の6拍子からのリズム付点四分を8分音符で刻み、次の2分音符を3連符で刻む練習をしましょう。
16小節目の初めも同じように!付点2分音符は4分で刻み、つぎの小節の4分音符がいい加減にならないようにしましょう。
音が逃げないように、深みのあるビブラートで。

24.首の後ろをリラックスさせて、背中から音が出るように

30の16分音符はバイオリンの弓のように


42espresivo
43も弓のように、
44下りの半音階pで、Sostenuto
55.からカラーを見つけて79からはダンス!


147.オーケストラをイメージして、
154のfは口の中を大きくして
161ビブラートを忘れないで

246 フルートの中に息を入れ過ぎないで
喉を開いて

最後の音は短く。

オクターブの音を交互に出す時には、口を動かさないように、3連符で交互に練習しましょう。

※sostenuto...音を十分に保持して、または、速度を抑え気味に
元はsostenere…支える、維持する、耐える、下から支えると言う意味がある。

ホヨス氏は全体を通して、何回もこのsostenutoという言葉を繰り返し言われました。
テンポが緩んだところ、スケール、ロングトーン、滑らかなアルペジオの部分、スタカートばかりのテンポの速いフレーズ。

下から支える、支えのある音でしっかり音を保持していう風に読み取るとわたしにはしっくりきました。