月の海

月から地球を見て
      真相にせまる

介護保険制度

2010年11月08日 03時02分39秒 | 政治
 この事は介護保険制度を利用して、病院や
介護施設を利用している老人の家族の方は
薄々気が付いているが、肉親を病院や施設に
預けているため、なかなか言い出せない事だろう。
 私も現在、母を介護施設に預けているため
こういう事を言っていいのか迷ったが、
このブログはマスメディアの方も見てくれて
いるようなので、介護保険制度の見直しに
役だってくれればと、取り上げました。

 私の母はくも膜下出血のため手術を受け
しばらく寝たきりとなりました。
その間、全く運動をしなかったため、歩く事も
できなくなり、要介護4と判定されました。
その後、ある病院の介護病棟でリハビリを受け
要介護2となり歩けるようになりました。
 しかし、要介護2では介護病棟にはいられず、
色々あって別の病院へ移りました。
その病院では最初はリハビリをやっていたの
ですが、途中から打ち切ってしまいました。
そのため、再び要介護4になってしまいました。
 その後、10回近く申し込んでやっと公営の
養護施設に入所が決まったのですが、
そこでも最初はリハビリをやっていたのですが、
すぐに打ち切ってしまい、最終的に要介護5と
なってしまいました。

 つまり、病院や介護施設では要介護度が
悪化した方が、介護保険からの収入が
増えるので、入院や入所している老人の
要介護度が軽くなっては困るのです。
このため多くの病院や介護施設でリハビリを
しなくなってしまったのです。
 現在の介護保険は在宅の介護を基本に
考えられているが、病院や介護施設には
完全に逆効果になっていると思います。
 もしかしたら、在宅介護の家族の人も
要介護度が悪化してくれたらと望んでいる
かもしれません。
 要介護度が悪化すれば保険料が多く支払われる
現在の介護保険制度は間違っています。