しかし、IBMが発表したPCにはインテルの
8086が使用されていた。
この後、PCは世界的にインテルの8086が
使用される様になった。
これにより弱小半導体メーカーのインテルは
半導体の巨人となった。
また、期待されていたZ8000はPCになることなく
ザイログ社とともに消えていった。
また、モトローラーの86000は小型の
コンピューターに使用され、ヒューレットパッカードや
SUNマイクロシステムなどが企業向けに高額で
販売し、主に工業系開発部門などで使用された。
これらをPCと差別して、ワークステーションと
呼んだ。当然、高性能なためOSにはマルチタスクの
UNIXが使用された。
また、IBMが出したPCには誰もが、8ビット
時代に主流だったOS、CPMが使用される
だろうと予想していたが、発売されたPCには
MS−DOSという、聴いた事もないOSが
使用されていた。
当時、多くの人はIBMは何でこんな低性能の
PCを出したかが判らなかった。
しかし、今なら判る。IBMは見せしめのための
PCを発表したのだ。
汎用コンピューターに比べ、PCはこんなに低性能
なんだと人々に知らしめるために。
CPUには弱小インテルの一番低性能の8086を
使用し、OSにはビルゲイツという若僧が持ってきた
実績の全くない、できの悪いOS、MS−DOSを
使用したのだ。
まさか、IBMはこのPCがIBMを危機に落とし入れ
IBMに替わる2つの巨人を産むとは、夢にも
思っていなかったのだ。
巨人の行方、終わり。
散歩をしていたら、猫を見かけたので
写真に撮ってみました。
ペットショップの猫。
猫鍋。
忘れられた猫。
まとわりつく猫。
うろつく猫。
話を聞く猫。
気が付いた猫。
死んでる猫。
かわいそうな猫。
目を覚ました猫。
何処かへ行く猫。
以上、見かけた猫でした。
OS(オペレーティングシステム)はPCや
携帯電話でアプリケーションとハードウェアの
仲立ちをするソフトウェアの事で、携帯では
アップルのI-OSやグーグルのandroido
PCではWindowsになる。
また、ビジネス用のワークステーションでは
UNIXになる。
話はそれるが、PCとワークステーションは
採用したCPUにより違いが出てきた。
PCが出始めた頃、8ビットCPUではZ80が
世界的に使用されていた。
アップルⅡや日本のPC8001もZ80を
使用していた。
CPUの流れは8ビットから16ビットに移行する
時にIBMがPC事業に乗り出した。
各半導体メーカーから以下の様な16ビット
CPUが発表された。
メーカー モトローラー ザイログ インテル
8ビット 6800 Z80 8080
16ビット 68000 Z8000 8086
性能 高 中 低
誰もがIBMが発売するPCにはザイログの
Z8000が使用されるだろうと思っていた。
そして、インテルの未来はないだろうと
言った人もいた。
この項続く。
宗谷
所在地:品川区東八潮 3丁目 駐車場:現在不明
最寄り駅:ゆりかもめ 船の科学館
撮影:2011年 9月22日
現在、船の科学館はリニューアルのため休館中ですが、
その前に行った時の宗谷です。
現在、宗谷だけは公開されている様です。?
船の科学館の展望から見た宗谷です。向こうは青函連絡船、羊蹄丸です。
昔はこんな小さな船で南極まで行ったなんて無謀としか言えません。
見学コースの入り口です。
入るとすぐに展示室があります。
宗谷は全長87.3メートル、2736トンです。
船内に入ります。
この時間は丁度昼時で見学している人は私以外いませんでした。
そんな中こんな人形が出て来るとドキッとしました。
TBSのドラマ南極大陸は実際にこの宗谷の中でロケをしたそうです。
そんな事とは知らず、タロやジロの剥製など、色々あったのですが、
あまり写真を撮りませんでした。
船尾には交換用のスクリューが。
これはブリッジから見た船首です。右は潮風公園。
ブリッジの操舵室です。
私です。この頃は暑かった。
こちらは船尾の甲板から見た船の科学館。
同じく船尾の甲板から見たフジテレビとゆりかもめ船の科学館駅。
以上、宗谷でした。
この項終わり。
IBMが失墜した理由は、後に経済学者が
分析しIBMが勝者の理論を展開した
ためだと結論づけた。
つまり、汎用コンピューターで巨人となった
IBMはその利権を守るため、この分野での
他のメーカーの追随を阻止し、利益を独り占め
にしようと考えていた。
そして、守りに入ったため新たな挑戦を
避ける様になってしまった。
一方、他のメーカーは汎用コンピューターでは
IBMの締め付けが厳しいため、IBMが
オモチャと思っていたPCにシフトして行った。
やがて企業のビジネスがPC主体のシステムに
移行した時、IBMは巨人の座から失墜した。
これと同じ事がマイクロソフトにも言える。
全世界で使われているPCのOSは
Windowsが独占している。
マイクロソフトはこの利権を守るために
必死になっている。
OSやソフトは一度、売ってしまうと
故障することもないので、それきりに
なってしまう。
そのため定期的にマイナーチェンジや
バージョンアップを繰り返し、さらには
ソフトを使用するユーザーから、毎年、
使用料を取る様に変更した。
これは昔、IBMがやった事と全く同じだ。
マイクロソフトも完全に勝者の理論をユーザーに
押し付けているのだ。
この項続く。