夫のお墓参りに行って来ました。
ここ数日は気温が上がり各地で夏日を記録していますが、夫の眠る霊園は丘陵地に造成されているため、樹木も多く、ウグイスの囀りが聞こえたりして、とても爽やかな空気に包まれていました。
平日にもかかわらず、広い霊園のあちこちに、お参りに来ている人の姿が見えました。
不思議なことに、霊園でお会いする人達は、知らない者同士でも必ず会釈を交わし合います。 (多くを話すわけではありませんが)
きっと、目的が同じなので、お互いに親近感を覚えるのかも知れませんね。
今日は、あるお墓の前で、シートを広げお弁当を食べている三人の女性達の姿が目にとまりました。
三人とも感じが似ているので、多分、姉妹だと思います。
年代は、お若く見えますが5~60代でしょうか・・・?
我が家のお墓とは少し離れていたため、お互いに会釈だけで言葉は交わしていませんが、見るとはなしに見ていると、姉妹誘い合わせてご両親のお墓参りに来たらしい・・・ということが分かりました。
自分たちの持ってきたご馳走やお茶をお墓に供え、そして自分たちも食べながら、三人は楽しそうにお喋りをしています。
それを見ていて、そのお墓に眠るご両親は何と幸せだろう・・・と思いました。
だって、お弁当を食べることも、お喋りをすることも、ご両親と一緒に・・・と娘さん達は考えているのですから。
全然知らない方々でしたが、ご両親が健在だった頃の暖かなご家族の様子が目に浮かんで来て、ほのぼのとした気持ちになりました。
一緒に行った息子も私と同じ思いだったようで、「きっと、素敵なご家族だったんだろうね」と言っていました。
夫が亡くなってから、毎月のお墓参りは欠かしたことがありませんが、いつも、なにがしかの良い出会いが有るのは、やはり、場所柄だと思います。
(お墓に来る人に悪い人はいないということでしょう・・・か?)