仕事が休みの日、ふらりとやってきた息子が私に言いました。
「お母さん、大根の煮物の作り方、教えてよ!」・・・と。
息子夫婦は共働きです。
彼女はキャリアウーマンで、勤続年数も長く、今では地位も責任も息子よりも上らしい・・・?(私の想像ですが。(*^_^*))
で、家事も、その時に出来る者がやる・・と言うスタイルになっているようです。
例えば、帰宅の早い者が、晩ご飯を作る・・・と言うように。
と言っても、私自身が専業主婦で、しかも、『男子、厨房に入らず・・』の時代に育ちましたので、息子にお料理など教えたこともありません。
でも、現代では、女性も社会に出て男性と同等に働く時代ですから、「家事は女性が・・・」などというのは通用しませんよね。
そこで、少しずつ息子にお料理を教えることにしました。
息子も、若い頃は、インスタントやレトルト、あるいは買ってきた惣菜などに頼っていたようですが、年齢とともに、「ほっこりとした家庭料理を食べたい・・」と思うようになって来たのでしょうから。
でも、時間をかけてじっくりと煮込む・・・などというのは、忙しい彼には無理でしょうし、まだ少しハードルも高いかも知れない。
仕事から帰って、パパッと作れる物って、何だろう・・・と考えたとき、レンジを使って15分もあれば出来る物を思いつきました。
それは、『焼大根』
少し厚めに切った大根の皮を剥き、レンジで、竹串がスッと通る柔らかさにまで加熱したら、後はフライパンで焼くだけ。
簡単ですから、これなら息子にも出来るでしょう。(*^_^*)
息子は、ぎこちない手つきながら、大根の皮を剥き、面取りもして、表面には細かい切り込みも入れて、結構、綺麗に作り上げました。
『見だし画像 ↑』の一皿は、息子の傑作です。(*^_^*)(*^_^*)
(感触は、煮込んだ大根のようになりました)
息子の料理をする姿を見て、時代は変わった・・・と、つくづく思いました。
何よりも、男性が女性を理解するようになりましたから。
いい時代になりました。(*^_^*)