夫が、夕食後に嘔吐をして、近くの大学病院の緊急外来を受診したのは6月のはじめでした。
その時の、「お腹の風邪でも引いたんじゃない? 心配はいらないと思うけど、まあ、念のために検査をしましょう・・・」と言うドクターの言葉には、それほどの深刻さもなく、本人も私達家族もホッとしたものです。
それから、すでに、4カ月。
うっとおしい梅雨から、酷暑の夏、そして、秋へ・・・と季節も移り変わりました。
その間、様々な検査が繰り返されましたが、嘔吐の原因を突き止めることが出来ず、病状も改善されないままです。
経口で食事をとると嘔吐をしてしまうため、あるいは、やっと、流動食が摂れたとしても栄養が足りるわけはなく、点滴で命をつないでいるというのが現状です。
でも、不思議なことに、食べさえしなければ、本人は苦しくも痛くもないのです。
それなのに、自分の病名もわからないということに、絶望感があるようで。。。。
「いっそ、癌の方が良かったかも」なんて、言うこともあるほどですから。
『考えられることのすべてをやった』 と、ドクターの説明がありましたが、現代で、しかも、医療の最先端を行く大学病院で、病気の原因が突き止められないことなどあるのでしょうか・・・?
食事がとれないために、すっかり痩せてしまった夫を見ながら、これから、どうするのがベストなのか・・・。
今、色々な方面に相談をしながら考えているところです。