
友達が『布草履』を作って送ってくれました。
古い着物を裂き、細いひも状にしたものを編んでいくようですが、図書館で借りた本を見ながら作ったとのこと。
手先が器用で、何にでも挑戦する彼女に感心をしながら、早速、履いてみると、柔らかい布地が足に優しく、とても気持ちがいい。
風呂上りなど、素足で履きたいときにはとても重宝しそうです。
そういえば・・・と、昔のことを想い出しました。
もう、半世紀以上も昔。。。。
私の幼い頃は、まだ、スリッパなどと言うしゃれたものはなく、母は、農家の人に貰った『稲わら』を、丹念にたたいて柔らかくし、それに端切れを混ぜ込んで、家族の草履を編んでいました。
大人用から、私達の小さな足に合う、子供用まで何足も何足も。
他の兄弟と間違えないように、その子が好きな色の布の切れ端を、鼻緒に編みこんで目印にしていました。
それは、母の 『夜なべ仕事』 でした。
『夜なべ仕事』・・・。
現代では、もう、死語に近いかもしれませんが、その言葉から、自分が幼かった頃の母の姿が鮮明に浮かび上がってきます。
背中を丸めて、家族の草履を編む母。。。。
繕い物をする母。。。。
母のことを想い出すたび、涙が出そうになります。
それは、自分が年老いてきたという証拠でしょう・・・ね。
お母様の夜なべ仕事に作って頂いた布ぞうりはさぞかし履き心地が良かったことでしょう・・・ お母様の素敵な思い出ですね。
コメントをありがとうございます。
年齢を重ねたせいでしょうか、この頃、亡き母のことを想い出すことが多くなりました。
でも、年齢を重ねても、母には到底追いつけない自分を不甲斐ない・・・と、思うこの頃です。
それにしても、のり様の絵は優しくて大好きです。
とても、とても、心が癒されます!!
夜なべ仕事…
私が「母さんの歌」をブログに載せた時、やはりお母さんを
思い出し、涙しました。と、コメントを寄せてくださいました。私も、「母さんの歌」を聞く度に涙がこぼれます。
「お母さん」なんて良い響きでしょうか!
幾つになっても、母の愛は忘れる事なく、胸に焼き付いて
いますね!
たまたloveさんのブログを見つけました。
優しい言葉遣いのブログ 心落ち着き何日分も読ませて頂きました。
そして1番新しいブログを読み唖然としました。
心よりお悔み申し上げます。
夫を亡くしたばかりの時の私を思い出しました。
どうぞゆっくりなさって 心が元気になるのをゆるりと
待ちましょう。