Q:
(前回メール省略)
> ビマックのことなどは 例えば
> http://blog.goo.ne.jp/longing-for-audio/e/e22e852402e92df61ea746772ce60f2
↑貴ブログを読みまして
所有のDT-1000が、本体ボタン全点灯の症状あり。
購入先のオーディオショップSISさんに修理とメンテナンスを依頼したところ
元代理店のノアに回路図も無いとのことで修理不能と連絡ありました。
(*当方では回路図が無くても回路をおって、回路図を起こしますので、大丈夫です)
購入のきっかけとなった
オーディオ三国無双さんが頼まれてる修理工房さんの紹介をお願いしていたり
山手さんでのオーバーホール受付待ち位しか無い現状況です。
DS-2000MK2も購入後に似た症状だったので
コンデンサの液漏れが原因なんだろうなあ…。
山手サービスのオーバーホール受付…結構後(半年?)になりそうですが
お待ちしております。
A:
ビマックについては、
高橋のブログをそのまま、引用して、
代理も何度か、掲載をしていました。
緊急報告のため、再掲載です。 特にオーバーホールを急いでもらいたい機種 2つ
と、いう記事ですが、
併せて、メーカー・代理店の修理は簡単な修理と
難しいものは基盤ごとずぼ換えというポン付け職人でしかなく
当然、OHはおこなわず、半田の劣化している処だけを修理してくれたらよいところです。
このこともあり、
緊急報告として出しておりました。
これ以上の劣化を防ぐために、
早めに見て下さるところがおありなら、
そちらを優先してください。
このまま、ほっておくとあぶないと高橋が記事に書いてからでも
1年半たっています。(今は、3年半くらいかな)
いつおかしくなっても不思議でない状態だったのですから
気が付いた時点で一刻も早く手当てされることを望みます。
当方はまだ、受付分やら、WADIA各々LTDの追加変更
など、受付以前のリピータ対応もある状態で
本業も大きなものが入ってきていて
追加変更の分も待ってもらっている状態ですので
いつ、受付再開とはいえない状態です。
診てもらえそうなところが有るのなら
幸運だと思います。
まずは、機器の保全を優先して
修理工房さん?に依頼してみて下さい。
山手サービス 高橋(代理)
****
Vimak DS-2000MkⅡ
以前にメンテナンスしたビマックの中身が
危機的状況だったわけです。
Vimak DT-1000
オーバーホールを進めてゆくと電解コンデンサの電解液漏れがあちこちに発生しておりICの足やパターンやランドが錆びていました。
まだかろうじて原型をとどめているので今回のオーバーホールは丁度良いタイミングでの実施です。
********
このDT-1000をメンテナンスするために、
同じビマックをさがしたのですが、
ありません。
プロトとして持っておこうと考えたのですが・・・
ところが、そこに
DT-800が・・・
即購入したわけです。
Vimak DT-800
電解液漏れはDT-1000と同様に至る所で発生しており基板のパターンの切れている所もありました。
(錆を落とすとパターンが無くなってしまいます)
内部の銅メッキが影響?しているのでしょうか。
表示基板も電解コンデンサの液漏れでパターンの断線です。
Vimakのこの年代のプレーヤーをお持ちの方は早めに手当てしないと動かなくなる可能性が高いと思われますね。
*********
Vimakのこの年代のプレーヤーをお持ちの方は早めに手当てしないと動かなくなる可能性が高いと思われますね。
と、いうことが、一番問題で・・・
問合せがあったときは、
(当方諸事情で受付再開が出来なかったこともあり)
とにかく、一刻もはやく手当してもらってください。
と・・・。
>>>購入のきっかけとなった
オーディオ三国無双さんが頼まれてる修理工房さんの紹介をお願いしていたり
山手さんでのオーバーホール受付待ち位しか無い現状況です。>>>
腐食が進めば、簡単には直せなくなります。
ましてや、ほとんど日本にはいってきていない機器でもあり
(当時)アクシスさんも、どうにもならないといっていたわけですから
ご本人が言うように、
見てくれるところがない。
ところが、あてがある。
治せるのなら、それに越したことはない。
当方を待っていて、とんでもないことになってしまう方が問題です。
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ところが・・・
1年後くらいに・・・DS2000MK2 の依頼
が、あり・・・
?状態になりますよね。
DT-1000は
オーディオ三国無双さんが頼まれてる修理工房さんに直しに出したはず・・・
なんで、一緒に?DS-2000MKⅡも一緒になおさなかったの?と、思うわけです。
なんだか、よく判らないことですが、
(コメント欄に名前が判る書き方をしていらっしゃるのですが・・・)
三国無双さんに紹介してもらったところなのか?
違うところなのか?
*******
それが、治しに出したが1年以上たつのに
音沙汰無し・・・
(当方も、いろいろあると、1以上待っていただくことになったりはするのですが・・・)
ー結局、本体(機器)も、ちゃんと、オーナー様の元に帰ってきているのか?ー
少し、前後するのですが、
DS-2000MKⅡのほうも、診てもらった方が良いですよ・・・
と、お伝えしたのですが。
「コンデンサを交換してますから・・大丈夫」
と、いうことをおっしゃっていたと思います。
それが、
当方に依頼されたわけです。
なんでも、
治してもらった(コンデンサ交換・手当)のだけど、
動作しないので、
別のところで見てもらったら・・・
「ICがダメになってるので、無理です。ICがありません」
と、言われたというのですね。
で、そこの診立てのまま、
「ICがダメになってるのですが・・どうにかなりませんか?」
と・・・・。
代理、内心複雑でした。
オーナー様が「あたり」を、付けることはよくあることですが
他店の診立て・・(それも、そういう診立てに至った根拠とか
説明されていない‥場合、本当に、ICに間違いないと・・・いえるかどうか?)を、
こちらに「ICがダメなんですよ」と、診た人のようにいうのは
どうかなあ?と思うわけです。
はっきりいって、
オーナー様もどこかで
「本当にICだろうか?」という思いがあったのではないかと思います。
もしくは、山手サービスなら(そのIC)を手に入れられるとか
何らかの不具合がICにおこっていて、その不具合修理でICがなおるかも?という
気持ちかもしれません。
が、当方がICがだめと診立てたわけでもなく
案外、まったく別のことが原因だったりする事例も多いわけです。
と、いうことで、
依頼を受け、着手しますと・・・
不具合修理ができないとオーバーホールに移れないので、デジタル入力に関わる基板の状況確認です。
思った通り電解コンデンサが液漏れを起こし基板のパターンにダメージを与えていました。
この写真からも判るように過去に修理していますが処置が十分では無かった様です。
この基板だけでもこれだけのパターンが腐食で断線(疑いのある物を含む)していました。
ビマックをお持ちの方はほんと早めの手当てをお願いしたい処です。
過去のメンテナンス時の扱いの悪さが伺える状態です。
此方も清掃して半田あげをしましたが上から2本目はパターンが無くなっています。
此処も清掃するとパターンが無くなりました。
ビマックをお持ちの方はほんと早めの手当てをお願いしたい処です
風邪は万病のもと・・と同じで
錆び・黴・・は万病のもとです。
そして、特に・・・と掲げていますが
環境の悪い所
使い方の悪い場合・・・など、
どの機器でも、錆・黴は発生します。
ビマックだけか・・・などと考えずに
自分の使用環境や使い方を一度、見直してください。
特にWADIAなどになると、
外見のぼろいもの、錆が出てるもの・汚いもの
は、お勧めしません。
と、いうより、個人的に尋ねられたら(あるいは、個体を提示して見せてもらった結果)
「やめた方が良い」と、はっきり伝えます。
通常、綺麗で、大事に扱われるだけの「機器(素性)」のWADIAなのです。
それが、汚くなる・かびる・錆びる・・などなるのは、
よほど、ひどい扱いだったと考えられ
外見からぼろくなっていると、
さらに、どうでもよいように扱われてしまい
中がどんなことになっているか・・・
(と、いうことを、いうほどに
めったとひどい機器がないのですが・・
それでも、治せる当方でも、
柱が鼠色のきれいな状態のものを選びます。)
良い音になる機器であればあるほど
最低限、外観の
良い状態のものを入手していただきたいと思います。
*********
そして、ビマックのように、普通?の修理屋さんでは
治し切れないものは、
へたすると、修理屋さんの間をたらいまわしにされて
(と、いうか、オーナー様があちこちにもちこんでしまう)
本当に、こわされてしまうということもあり得るわけです。
このように、こちらも注意喚起しているものごとは
特にきをつけてほしいと思うのです。
「高橋なら治せるだろう」という考えになるのではなく
良い音にするためには
「良いものを選ぼう」という気持ちを持ってほしいと思います。
ー6の基盤は入手できないー
そのような調達活路がない場合・・・
(普通、ありませんが・・)
なおさら、
良い音にするためには
「良いものを選ぼう」という気持ちを持ってほしいと思います。
*******
結局、良い音をもとめているつもりが
たどり着かないばかりでなく
「100%」引き出されてない音になることも
ありえるのだと、考えれば
やはり、外見までに
「大事に使われてなかった証拠」がでてるものを
入手してほしくないと思います。
医者じゃないけれど
「直せる病と治せない病」とがある。
と、いうことです。
せっかく、お金をかけるのなら
なおし甲斐のある機器
金のかけ甲斐のある機器を
考えてください。
それでも、どうしても、という場合は
やはり、「あきらめなきゃならないはめ」になる
覚悟をもたざるをえない。
と、いうことになります。
元々、850などは、当時サービスがあり
当方はこのメンテナンスは基本断っていました。
もしも、LSIが壊れたときは
メーカーしか載せれないわけです。
(基盤ごと交換と思われる)
なので、このリスクを承知してくれる方だけが
音質改善・・などなどを行ったわけですし
メーカーは、他でメンテナンスしたものは
受け付けてくれないので
もしも、LSIが壊れたときは
もう、頼めないわけです。
実際、LSIが壊れるということは
めったにないことですが
やはり、先にかいたように
良くない状態の機器は、
壊れることがありえます。
******
本当によいもの(音)は手放さない。
本当によい素性の機器は手放さない。
申し訳ないけれど
(時に色んな理由があり、すべてに当てはまらないのですが)
そういうものなので、
なおさら、気を付けてほしいと思います。
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