AUDIOメンテナンスを始めて
この5月で10年、修行期間?をいれると11年になるか。
個人的にAUDIOはやっていたが、
なにせ、4人の子持ち・・・
子供たちを育てるのが、精一杯だったし
小さいときは、代理のシステムを里からもってきてみたものの
聴くどころではない。
SPコーンに箸がつきささっていたり・・・
レコードなぞ聴こうと思うと
横であばれまくってくれて
ホップ・ステップ・ジャンプであっという間に
針がとび、鑑賞は泡になる・・・
25年前くらいに、持家になり、子供も分別がついてきて
落ち着いて聞けるようには、なったが、
その当時というと、
中国地方1位になった倒産www
から、会社を救い出そうと、大きなプロジェクトに取り掛かっていた。
他社からの依頼で、ソフトとコンピューター1セットで、2000万とか?
そのソフトプログラムに取り組んでいた。
他社の社長は情報通で、倒産した会社、A社が危ないことなど知らせてくれていた。
それもあって、会社に泊まり込み状態で徹夜状態も長く続いていた。
A社の社長は、そのプロジェクトが成功すれば、倒産を回避できるということで、
「急いでくれ」という状態だったが、
ある時、
「慌てなくてよいからね」と、言って来たそうだ。
おかしいなあ・・と思っていた所、
正月、さすがに1日は休んだが、2日から、会社にいった高橋
まもなしに帰ってきた。
曰、
「黒い車が2~3台居て、社長の奧さんがいたので、挨拶(おめでとうございます)といったが
気もそぞろという感じだった。なにか、変なので帰ってきた(記憶違いで帰れといわれたかもしれない)」
そう聞かされた代理は
「それは、2つにひとつだ。社長が死んだか、倒産したか」
はたして、3日だったか、自宅待機というお達しがあり、
倒産を伝えられたのは、5日だったか?
結局、他社の社長がそのままプロジェクトを遂行してくれということになり
倒産後、まもなしで、再就職になった。
これも、他社の社長が事務所やら機材やら購入してという出費も続いたので、
プロジェクトを急がねば、ここも大変なことになるということで、
かなりハードな仕事が続いた。
そんな状態だったので、AUDIOなどやってられず
余裕ができたころは今度はパソコン導入。
子供たちもまだ小さかったけど
この先の事を考えて、パソコンを触らせていた。
その後、ネットつなぎ放題になり、やっと、ネットに参入した。
そのあとくらいに、本格的にシステムをくみだし
SPも自分でつくったり・・コーラルも治して・・
いろいろ、アンプ・CDP他、さわっていたのだけど
仕事から帰ってきたら(代理が)
自作SPとでかいホーンがなくなっていて
アルテック620Aが、ど~~ん
そして、しばらくして
個人事業、開業。
2008年だった。
ところが、このあとから、不況・・・
製鉄関連がラインのメンテナンスや増設などおこなわず、
生産ラインがとまり、
(いま、もっと、ひどいようだが・・)
生産ラインが復興しても、設備投資には金がまわせない。
制御やプログラムは取り合いになり、
社員をだかえる会社が、普段なら受けない(受けられない)仕事まで
値段勝負でもっていってしまう。
個人事業をたちあげて、1年目だけが、よかっただけで、
これは、食えなくなる、と踏んだ高橋がAUDIOをみいだした。
今までやってきた仕事の内容が、CDPにほぼ合致するということで
1年ほど、ある方にAUDIO機に収める。
それも、OHして、改善してと
アンプとCDPを中心にその方だけでも、
50台以上、触らせてもらえることになった。
良いと思う物は、購入してメンテナンスして納める。
と、いう形で修行して・・・
1年位、あれこれ触ったのち、
ブログにて、メンテナンスを募った。
技術と知識(回路・電気他)は、あったが
ぽっと、でてきた人間に、依頼がくるかどうか不安なところはあったが
紹介でかいた記事をみた方が
「この技術なら間違いない」と、機器を託してくださったことから、
現在に至る。
そして、邂逅ともいえるのが、WADIA6後期型だった。
手を尽くせる「造りの良さ」があり
伸ばせば、いくらでも、伸びる機器だと判り、
その経緯というと、
前進につぐ前進だった。
今や、LTD(改)Blueとなり
前期型も後期型とひけをとらない伸びしろで
SPIRIT(改)Blueとなった。
この技術・経緯が、他の機器の改善も前進させ
CDX10000音質改善3(令和ヴァージョン・LTD仕様音質改善)などは
WADIA6LTD(改)Blueを彷彿させる・・というところまで
仕上がっている。
ここまでの改善技術があるからこそ
「メーカー由来の音では、まともでない」とまで
代理が豪語する。
問題は機種によって、どこまで伸びるか
と、いうことと、
値段との折り合いが出て来ることだろう。
その部分を度外視すれば
音質改善で・・
いや、OHですら
新品時の元より、良くなる。
今より、良い音になるのは、OHで必定。
さらに音質改善他で、
メーカーでは、なしえない音質を実現させる。
愛機であればこそ、
磨かれぬ状態に甘んじてほしくないと思う。
今、新品を購入したとしても
(サービスの問題が有り、受けられないが)
メンテナンスすれば、さらに音質が上がる。
で、あるのなら、古い機器をOHして、
メンテナンスしたら
実は、新品より良い音になる。
これは、どこかで書いたがメーカーは
性能の上がったもの・部品に、おんぶしてしまったり
その性能に見合うところまでの音質にすることがおいついてないことが多い。
かえって、古い機器の方が性能が良く
性能にみあう音質にしやすい・・というところがある。
これは、個人だからこそ、できるという部分ではある。
OHでメーカー新品時より良い音で
音質改善で、もっと良くなる。
それは、メーカーという範疇では
できにくいことである。
いわば、1台1台、オーダーメードで音質を引き上げていくのだから・・・
個人の特権の様なものである。
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