wadia友の会なる会を勝手に発足したに、かかわらず、
I氏進んで幹事になってくださっているが、
幹事(世話役)というよりも
監事(取り締まり役)といってよいと思う。
まず、そのラインナップ
WADIA6LTD 2台
WADIA850LTD +
WADIA860LTD +
(現在
WADIA6(改)LTD- Blue 2台
WADIA15 Blue
WADIA16i LTD-Blue
WADIA850LTD(+)
WADIA860LTDーBlue )
友の会監事といっていい。
WADIAを愛するゆえか、
はたまた、
WADIA6LTDを超える機器をみつけだしたいのか?
上位機種である850・860までも、
LTD化に踏み切った。
おまけをいえば、
変更1・変更2はLTDの標準ヴァージョンになるのだが
変更3(1704換装)はオプションであり、
その変更部分はもう、当方にはない。
(現在、在庫確保してあります)
オーナー自ら手にいれてもらうしかなくなったのであるが・・・
これが、当方にないくらいだから、
市場にあるのは、バカ高い。
さらにこの変更3の部品自体にも、
いくつか、ヴァージョンがある。
(いわゆる、セレクト品とかですね)
そのPCM1704 においては、
監事殿は、当初、860につけたが、
850には、つけなかった。
ところが、別の人CD(T氏)が、850LTDにPCDM1704 をつけた。
その音たるもの、変更1,2があってこそであるのだが
変更1,2の良さをそのままにヴァージョンアップしている。
半端ない倍音だけでなく
ヴォーカルが前にでながら、バックもきちんと奥行きが出ている。
T氏のメールから無断拝借です。
低域が2オクターブくらい下がって、
主旋律を取る声や楽器が生々しく前に出て、「語り掛けて」くれます。
変更2.3を加えた変化とはとても思えません。
言葉では表現し難い変化が以前の変更との間にあります。
とても同じシステムからの音とも思えない程の差です。
前から較べると恐らく中音域が張り出して、
かつ細かな音が出ているのですが、
決してうるさくなく、体の奥に響いてくる、不思議な感じがします。
どのCDを聴いても全部この不思議な「説得力」が出て来るので、
オーケストラとか、主旋律を掴みかねて、
あまり今まで聞かなかったジャンルもひっぱり出して聴いています。
********
音が実在感を持つと確かに「不思議な説得力」が出てきます。
倍音の成立も、部分でなく、全体的に入り込んでいて
それでいながら、主旋律がきちんと前に出て
バックがうしろに下がるという位置関係がはっきりするため
半端ない倍音が全体的にでていても
ちゃんと、整理整頓できているのです。
この部分が「決して、うるさくない」と感じる要因でしょう。
そして、きちんと構成できている音場は
実在感をしっかり作り出しますので、生々しさという実在証明があるため
その音に納得させてしまうわけです。
この「生々しさ」は、当時、WADIA6LTDだけでしかでなかったものでしたが
今回の変更で、また、少しタイプの違う「リアルな音」として
850LTDの真価を深めていきました。
このようなことをブログにあげますと、
監事殿がPCM1704 をてにいれてきて、
850LTDに乗せるということになったわけです。
この音・・
代理個人はWADIA860LTD+ よりも、
良い音がしていると思います。
WADIA6LTDと比べるとやはり、重厚さが違うので、
6LTDのほうが、風格がありますね。
いや、風格という言葉でもまだ、軽い表現になります。
むしろ、風格というのは、WADIA9のほうかなwww
半端ない存在感は、言葉ではあらわしきれない
畏怖の念さえ感じさせるものです。
とは、いうものの監事殿が
ちょこっと、もらしていたのが
WADIA6LTDの好敵手が850のほうになりそうです。
と、いう言葉です。
当然、値段的な問題も含め、
ピックアップの構造からも
850のピックアップを860同等品に変えられないかと
依頼されたくらいですから・・・
そして、860のピックアップがのらないとなって
860購入にふみきったわけですから
監事殿にとっては、
850LTDのほうが幾分か音が劣っていると考えるわけですが・・・・・
これが、予想に反して
細やかな倍音がでてきました。
位置関係の構成が良いなどは
むしろ、WADIA21の特性を引き継いでいると感じます。
確か、WADIA21の後継機といわれていたと思います。
不思議なことがあるものだと思います。
WADIA6LTDでは、すでに標準仕様になっている変更1、変更2が、
なかなか、設置方法を見つけられず、
後逸な対処になってしまったのですが
6LTDは変更3は無しで、そのまま元の部品のほうが良いので、
このあたりの違いもあるかとは思いますが
トータルバランスが出来上がっているという意味では
6LTD(後期型)は、秀逸です。
そして、850の意外な変化。
これは、想定外だったところがあり
860のほうが、確かに重厚なのですが、
実在感がちりばめられたという意味合いでは
少し、(今の時点では)850LTD+ のほうが勝っている・・
勝っているというよりも
非常にストレスなく、耳になじんでくるという意味合いで
850もまた、秀逸なバランスに到達したかなあという感じです。
860の良さは力強さですね。
倍音がきちんと出ているところは
力というよりも
有無をいわさぬ押し出し感があります。
これが、心地よくもあり
圧倒的な押し出し感である意味、
到達感にひたってしまい、こう、なんていうんでしょ。
ききおえてしまうというか。
脱力感みたいな満足感があって
逆に何枚もCDを聞き続けるのは、ちょっと、
集中神経が散漫になってしまうという機来がなきにしもあらず。
何枚でも聞き続けられるという「癒し・なごみ」部分があるのが
850LTD +だと感じます。
こう究極・上限までやってみて
(代理がやったわけじゃないのは無論ですが)
それぞれの機器の特性が一層はっきりしたという感じがします。
それでも、まだまだ、エージングでどう熟成、どう発酵するかわからないので
あくまでも、まだまだ、ファーストインプレッションに過ぎないと思し召しください。
*そして、Blue化が出来上がると、
さらに、音質が良くなり、T氏の850LTD(+)は、
どうしても、高鳴り気味・・・
****前から較べると恐らく中音域が張り出して****
と、いう表現にあるように、
もともと、高鳴り気味だったものが、
いろいろ、輪郭やら後ろの静けさとか・・
さらに、はっきり、分離してくると
中域が先に耳についてしまう、と、言う状態だったと思います。
これについては
マライアが深窓の令嬢のように上品で華麗な歌いっぷりになる。と
評したことがありますが、
Blue化により、低域がど~~~んと出てくるようになりました。
以前にも書きましたが、
低域というのは、非常に静かなものです。
ドラムなどのドンドンという音は低域ではなく
中域あるいは、低域の高い方(中域に近い低域)になります。
静かな低域が中高域をささえ、全体的な厚み・冴え・伸びが叶うのですが・・・
では、Blue化で、そういう音が出るようにしたのかというと、
実は違うのです。
Blue化の意味は、
澄んだ水は蒼い・・から・・とっている通り、
LTD 化まで施した音を
機器のあるコンデンサが、汚していたり、
変な味付けをしたり(雑味)
付帯音(S/N比てきな暗雑音)があったり
ある帯域を損失(妨害というべきか)させている部分を
Blue化することで
そのコンデンサを交換し、
(澄んだ水という伝導体に替える)というのに近い変更です。
つまり、LTD 化までの性能・音質を
削ってしまったり、きちんと表現させなくなっていただけで、
Blue化により、
LTD化までの音質・性能が、ちゃんと出るようになったということですね。
ですので、音質変更(改善)とか行ったわけではないのです。
つまるところ・・・
850LTDは、すでに低域が出るようになっていたのに
メーカーチョイスのコンデンサが
低域発進の妨害をしていた・・ということだったのです。
と、いうことは、
LTD の真価は、Blue化で発揮されるようになる。と、言うことなのです。
2017年7月30日掲載
Blue化で外したコンデンサです。
RCAコネクタと比べれば大きさが判ると思いますが、ゴミみたいに小さい面実装部品なので取り外し取り付け共にディスクリート部品とは違った難しさが有ります。
音が良くなるので実施していますが、実際には作業できる限界の大きさですね。
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