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真空管アンプのSP駆動力を考える。2017-09-13

2023年11月20日 | アンプへのエトセトラ

2017-09-13 23:04:58

しばらく、真空管アンプで聴いていた高橋。

結局、やめている。

大きい理由

熱い・・・www

次の理由。

帯域が狭い。

 

この帯域が狭いという言い方は

一瞬、ぴんと来ない。

 

だって、ちゃんと、音楽を鳴らしているじゃないか・・・

と、おもわぬでもない。

 

http://www.ippinkan.com/2011_08_tubeamplifire_test.htm

3.アウトプット・トランスの存在。
真空管方式のアンプでは特殊な例(OTL方式アンプ)を除いて出力にインピーダンスマッチングトランス(出力トランス)が使われます。出力トランスはその特性上、超低域と超高域を再生出来ません。そのため真空管アンプの周波数特性は、トランジスターアンプよりも劣ります。しかし、同時にアウトプットトランスはフィルターとして働き、可聴帯域以外のノイズを遮断します。また、アウトプットトランス自体の「響き」も再生音に付加され、響きが多く柔らかく暖かい音を生み出します。

2.ダンピングファクターが高い。
ダンピングファクターとは、アンプに負荷を掛けているときと掛けていないときの出力の差を比率にした数字です。一般的にダンピングファクターが大きい方が、スピーカーのインピーダンス変動(逆起電力)による歪みが小さくウーファーの駆動力・制動力が高いと考えられています。トランジスターアンプのダンピングファクターは100~1000が普通ですが、真空管アンプはそれよりも遙かに低くほとんどが10以下です。そのためB&Wなどのネットワークが複雑でユニットの感性質量が大きい(重いコーンを使ったウーファーを搭載)スピーカーは、ダンピングファクターの低い真空管アンプではウーファーの動きに歪みが発生しやすく鳴らしにくいと考えられます

3.低音が出る。
アウトプットトランスを搭載せず、DC(直流=0Hz)から再生可能なトランジスターアンプに比べ、アウトプットトランスの変換効率の限界で真空管アンプは周波数が低くなると出力が低下します。特に1~10Hzのような可聴帯域以下の周波数は、真空管アンプではほとんど再現されません。これが原因で「真空管アンプは低音が出ない」とされています。確かにアウトプットトランスのサイズが小さいアンプ(価格の安い製品に多い)は、実際に低音が出ないことが多いようですが、良質で大型のアウトプットトランスを搭載する真空管アンプは十分な低音が出ます。ただし、その低音はトランジスターアンプのような「重厚で密度が高く前に出る低音」ではなく、「ふわりと部屋いっぱいに広がるような低音」として感じられます。真空管アンプは低音が出ないのではなく、真空管アンプとトランジスターアンプは「低音の出方が違う」と考えて下さい。

*********

逸品館様の記事ですが・・・

代理がよく言っている。真空管アンプは低域がでない。

の、部分ですが・・・・

アウトプットトランスを搭載せず、DC(直流=0Hz)から再生可能なトランジスターアンプに比べ、アウトプットトランスの変換効率の限界で真空管アンプは周波数が低くなると出力が低下します。特に1~10Hzのような可聴帯域以下の周波数は、真空管アンプではほとんど再現されません。

この部分は、

耳に聞こえない低域も、中域・高域を支えるという意味合いで、

低音がでない、でなく、低域がでない。

と、いう事です。

耳に聞こえない音が実際には出ていると言う事は

WADIA15のあたりで、書きましたように、

代理の耳は、どうも、高周波に反応する様で、

頭が痛くなってくると言う事があり、

2メガHz以上をカットするようにしたわけです。

MHzとは、1秒間に100万繰り返される周波数振動数を表す単位である。国際単位系SI)の一つであるHzに、SI接頭辞のM(メガ)をつけたものである。

つまり、一般的に言われている

人の可聴範囲

10代 20〜20,000(Hz)
20代 30〜16,000(Hz)
30代 40〜15,000(Hz)
40代 50〜14,000(Hz)
50代 60〜12,000(Hz)
60代 70〜10,000(Hz)

2メガHzは1秒間に200万回の周波数であり、

若い人でも

1秒間に2万回の周波数までしか、聴こえないわけです。

代理も若くないけど、

せいぜい、可聴域は20000Hzくらいであり、

2メガHzちかく以上になると、頭が痛くなるわけですが、

2メガHz以下が聞こえているわけではありません。

 

が、実際にトラアンプ(CDPーWADIAだけ?)から出ている音?は、

かなりの低周波から、カットして、2メガHzまでは出ていることになります。

 

ずいぶん前のことですが・・・

156.jpg 
3月の前半に福島での放射性廃棄物減容化処理プラントでの現場仕事がありその帰りにA氏宅にお邪魔して、システムの写真を撮らさせて頂きましたので紹介させて頂きます。

スピーカー      JBL         K2 S9500
スーパーツイーター  JBL         UT-045BE 
パワーアンプ     JEFF ROWLAND   MODEL 9
プリアンプ      Mark Levinson    No.32L
トランスポート    ESOTERIC      P-0
D/Aコンバーター    Mark Levinson   No.30.6L
CDプレーヤー      WADIA                    WADIA21         音質改善仕様
CDプレーヤー      WADIA                    WADIA6           LTD仕様
アナログプレーヤー  確認していませんでした

*******

このSPの中音・高音がくっついていて、

低域も出ていない。

と、いうことで、

髙橋の方は、スピーカーに対してのボックスの容量が足りていない。

と、いうことを指摘しておりました。

なんでも、500万くらいするSP(確認していませんが・・・)とかで、

まあ、その値段とか、ネームヴァリューとかで、

音がでるもんだとかんがえられてしまうものなのでしょうが、

決定的に容積不足と考え、

諦めろwwwもっと、容積のあるSPにしたほうが良い。などの話もでたようですが、

A氏、やはり、音色として、気に入られていた様でした。

だいぶしてから、I氏宅にアルテック620Aが導入され

これを聴いたA氏が、

SPのネットワークをかえたら、なんとかならないか?

と、いう考えをお持ちになり

髙橋、調べたところ

JBLのネットワークは良いものを使っているので

これより、良いものにしようとするのは、むつかしい。

と、なっていました。

 

その折に、

I氏が、A氏に真空管アンプを勧めたのです。

正直に書きますが、

SP自体の性能がいまひとつのところを

真空管アンプで、ごまかしてしまっては

SPの性能がいま、ひとつだということに気が付かなくなってしまうわけです。

 

このあたりをI氏にといなおすと

真空管アンプなら、SPをドライブできるんだ。

と、いう返事がありました。

 

SPをドライブする?

それは、違うという考えが代理にはあったのです。

それは、過去、6LTD-OSコンてんこ盛りの歪を真空管アンプでは判らず

トラアンプではわかったといういきさつから

理屈は判らないながら、

CDPの音を忠実に再現していない。

と、いうことになりますから、

CDPの音を忠実に再現できないものが、

SPをドライブするというのは、不可解でした。

 

ただ、わかったことは、

真空管アンプは本来の音をごまかしてしまう。

と、いう大雑把な把握でした。

 

ところが、今回の逸品館さまの記事から・・・

アウトプットトランスを搭載せず、DC(直流=0Hz)から再生可能なトランジスターアンプに比べ、アウトプットトランスの変換効率の限界で真空管アンプは周波数が低くなると出力が低下します。特に1~10Hzのような可聴帯域以下の周波数は、真空管アンプではほとんど再現されません。

耳に聞こえない音をカットしてしまうのが、真空管アンプなわけです。

中高の音の中にも

低域の支えがあります。

この低域がちゃんとでてないことで、

中高音が、ひっついてしまう。

トラアンプでは、そこをきちんと表現するので

輪郭が出ないと言う事が起きているのですが

これを真空管アンプにかえると、

低域のささえがない処で音を出します。

音の成分が欠けているわけです。

欠けているから、

真空管アンプだと、鳴っているように聞こえる。

 

けして、SPをドライブするのでなく、

真空管アンプで、出せるだけの狭い帯域なのでSPが駆動する。

と、言う事なのです。

 

髙橋がいう帯域が狭いというのは、こういう意味合いなのでしょう。

代理自体は

先に書いたように、真空管アンプでは飽きてくるのです。

音の精緻さ、奥行き、距離感・臨場感・・他、

色々な音の成分が薄すぎて、どこか、うわっつらにかんじてしまいます。

それもこれも、

結局、耳に聞こえない低域部分が

音域をささえ、ふくらまし、密度・厚みをつくるものだ。

と、いうことが、あるせいだと思います。

 

これを真空管アンプが出せない。

真空管アンプが良くないといっているわけではなく、

ソースにあわせて、使わなければ、ならないということだと思います。

 

逆に言えば、いまひとつ、録音の悪いレコードでも

たとえば、ビートルズ・エルビスあたりとか?の時代???

良い意味で粗をとりさってくれるので、

レコードを鑑賞できると思うのです。

 

ですが・・

CDに含まれている情報をしっかり抽出できるようになり

トラアンプでそれをきくと、

CDには、驚くほどの情報が入っている事が判ります。

 

逆に良い録音であれば、よいのですが、

悪い録音だと悲惨な物です。

 

リメイク版などをきいても・・・

(デジタル処理というべきか)

残念な結果になりやすいと思えます。

元の録音技術が、そこまでの域に達していないところが要因ですが・・・

 

ところが・・

実際、良いCDPがない(と、いってしまう)ため、

2.発生する歪みの違い。
楽器の音は、基音と倍音から構成されます。基音とは音程を司る基本の周波数で、倍音はその倍数(オクターブ)の響きです。倍音が多くなると楽器の音には艶と響きが生まれますが、奇数次の倍音(1、3、5・・・)が多くなりすぎると音は鋭く(ガラスをひっかくような音)耳障りになります。逆に偶数次の倍音(2、4、6・・・)が多くなると、音はまろやかに暖かくなります。真空管アンプの歪み(高調波歪み)は、偶数次が大きく奇数次が小さいので増幅された音は「まろやか」に感じられます。トランジスターアンプは偶数次よりも奇数次の歪みが多くなりやすく、真空管方式に比べると音が硬くざらついて感じられることがあります

 

トラアンプ自体も確かに

真空管方式に比べると音が硬くざらついて感じられることがあります。

サイテーション16Aも、いやになるほどのザリザリがありましたが、

高橋が

これをすべて、取っ払っています。

すると、

ただし、どちらの方式でも歪みが少なくなれば再生される音は生音のバランスに近づき、方式の違いによる音の差もどんどん小さくなり、突き詰めると差が分からなくなります。

と、あるように

再生される音は生音のバランスに近づき・・

確かにその通りになります。

 

ただ、その「生音」をだしてくる、CDPが

CD(生音保管庫)の音をきちんと、だしてくれないのが、もとで、

真空管アンプの音の方が良いという評価に陥りやすいわけです。

 

以前にもかきましたが、

真空管アンプは、個人がつくれるということもありかなり、よい部品を奢ったり

真空管アンプの作成指南があったり・・

わりに、最高の音にできるのですが、

トラアンプは、メーカーお仕着せであり

まだまだ、さわれるところがあっても

「ま、このくらいの音が出ればよいだろう」

と、いう妥協品である場合が多いわけです。

 

実際、サイテーション16Aのざりざりをとっていったら

「生音」をだしてくる音になるわけですが、

この作業、改善は、高橋いわく

50万はかかるだろう。

(たぶんアンプ屋さんにたのんだら)

と、いうくらい、細かな作業に、部品のチョイス

などあってのことなわけですから、

 

サイテーション16A・・いまや、5万ほどの代物ですが

そこに50万以上?だして、改造する人はいないでしょうし

アンプ屋さんも、

いやになるくらい細かな作業ですから・・www

やるひとはいない。

 

そうなると、

そこそこに音のでるアンプ(素直なアンプはありますから)

そちらを購入した方が良い・・と言う事に成ります。

 

が、それでさえ、改善できる余地があるということになるのとくらべれば

真空管アンプは、自分で作れる醍醐味もあったりで

ほぼ、最高峰にもっていってしまえるわけです。

 

このあたりを、同じ土俵でくらべて、

トラアンプでは、いまいちだと考えていらっしゃる人がいるのかもしれないと思うと残念に思います。

 

ところが、代理が真空管アンプでの弊害

(耳に聞こえない音をカットしてしまう)が、

もうひとつのメーカー策略とあいまって、

もしかすると、

恐ろしい不感症をうみだしてしまうのではないか?

と、考えていることがあります。

 

あくまでも、仮想ですが、

また、日をあらためて、そのことは書いてみたいと思います。

 


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