嬉しいインプレッションが2つ
の中で、
「期せずして
代理がWADIAの2大巨頭と評している
WADIA6LTD(改)Blue(WADIA6SPIRIT(改)Blueも)
と
WADIA850LTD-Blue(+)
の、インプレッションが届き・・・」
と、いう件があります。
じつは、850LB(+)をして、
2大巨頭のうちの1台に認めさせているのは、
このインプレッションをくださった方の850LB(+)に寄るのです。
憧れのAudio WADIA850 5台目 LTD-Blue (fc2.com)
そも最初の掲載が
2015年9月8日掲載となっています。
「受付時はノアでの修理受け付けが出来た時期なのですが、ブログで850のオーバーホールを見て所有の850にもオーバーホールや音質改善をしたいとの事で、事前にノアでのピックアップ交換やギアの交換をしたうえで此方にきています。」
そして・・・
「まずは現状の音出し確認を行いましたが音の出力レベルが低くWADIAの迫力が出てきません。
内部を確認すると出力回路のゲイン調整が設定替えされており音が絞られていました。T氏に確認するとパワーアンプダイレクトで使用する時に850のデジタルボリュームを最大で使う為に設定替えを行ったそうです。
デジタルボリュームが50以下に成らないのであれば基板上でのゲインは落さ無い方が良いと思われるのでスイッチの設定は戻す事にしました。
WADIAのデジタルボリュームは少々落としても分解能を落とさない工夫がデジマスター側のソフトでされておりますので、ハードのゲイン回路等で落とすよりは良好な音に成る様です。」
********
思い返せば・・・まだまだ、当方の改善も、初期の段階であり、
この後、何度か、改善の進歩とともに
送付していただくことになりました。
例えば、
音質改善(旧音質改善)からLTD化に進み
LTD化のあとに、
(+)pcm1704換装という風に・・・
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2016年4月20日掲載
去年の受付で音質改善を行ったWADIA850の滋賀のT氏よりLTD化を行ってほしいとの事で再びやって来ました。
T氏より
「850はO/Hとバランス出力の音質改善で、まるで別物のように生き生きと音楽をたのしませてくれています。これ以上どこを良くするのだろうと思いながらさらなる変貌を聴きたくLTD化をお願い頂く次第です。」(少し文面を端折っています)
以上の申し出でですが音質改善は基礎体力を健全な物とした状態までですが、LTDはその持っている能力を目一杯出せる様に変更をしますのでかなり聴き応えが有る音と成り音質改善では見えなかった表現がハッキリ判る様になると思います。
今回WADIA850入院中にT氏自身で山手サービスのブログに写っているXLRケーブルを作ったと思われるのでWADIA850LTD+XLRケーブルで音としてはかなりの変化が起こる物と思われますので楽しみですね。
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ところが、のちの(+)を施工するときに・・・
さらに、3っつの新機軸の変更が入ってきています。
事業秘密なので1つは、詳細を書けませんが
以後、この手法はLTD化の中に標準として取り入れられています。
ふたつめはそのものずばりの
pcm1704換装で、当時、当方手持ちだった1704を
まず、6iに装着し、間違いのない製品であることを確認し
そのまま、ひと月ほどエージングしていたものを
850に乗せました。
エージングのおかげもあったか・・・
この方の850は、最初から非常に群をぬいた音がでてくるところがあり
高橋のゲインの開放やら音質改善・LTD化と、
ひとつ施工するたびに、
如実、と、いってよい変化を見せてくれていたのです。
ところが、
「今回WADIA850入院中にT氏自身で山手サービスのブログに写っているXLRケーブルを作ったと思われるのでWADIA850LTD+XLRケーブルで音としてはかなりの変化が起こる物と思われますので楽しみですね。」
と、あるように、
XLR使用だったのです。
現状、当方のLTD仕様音質改善をご存じの方は
「あれ?」
と、思ったと思います。
じつは、これが、みっつめになります。
RCA側での、LTD仕様音質改善が必須だと判ったのは
このXLR側での使用では、
臨場感や空気感という「世界」がもうひとつ、でてこないということからだったのです。
(ほぼ、皆様、RCA側で聴いていることが多く、気が付いていなかったというのが事実です・・(もうしわけない))
そこで、急きょ、
(+)の施工だけだったはずが
ひとつめの、内緒の工夫
と
RCA側でのLTD仕様音質改善への施工・・と
ケーブルを作っていただいていながら
作り直していただくという・・手間をかけさせてしまうことになり・・・
かつ、予定外出費とあいなり、申し訳ないことになったのですが・・・
音は、当然ながら、さらに良くなったのですが・・・
どうも・・・
850LTD(+)は、
簡単に言ってしまうと
高鳴り気味で、
6LTDがだすような、底から湧き上がってくる低域に欠けている、と、
すこし、残念に思っていたのです。
ところが、次の改善・・・Blue化ですね。
これで、化けました。
このことはほかの記事でも(多少、極端に)書いているのですが
850LTD(+)では
マライアが、深窓の令嬢のように、上品で華麗になってしまうのですが
Blue化した途端、
低域が湧き上がってきて、いや、
低域にシフトして、と、いうべきです。
マライアの声が
唸り上げてくるかのように押してくるようになりました。
つまり、メーカー由来のコンデンサ(電解ではない)が、
妙に高鳴りになるように「脚色」していたわけです。
そして、Blue化により
それまでの
OH~LTD仕様音質改善~LTD化で
積み上げていた音も、メーカーのコンデンサがかなりのところまで、
減衰させていたということです。
そして、本来は、こんなに豊かな音が出るんだ・・ということなのに
メーカーは、もうひとつ、追従していない、と、いうことなのでしょう。
(それは、どの機種においてもそうなのでしょうけど・・・)
********
Blue化やLTD化まで、もっていくほど
うちのシステムは・・と、妙に考えさせてしまうところもあると思うのですが
LTD化やBlue化・(+)などなど・・・(音質改善も含め)
それらは、現状の「機器」が、もっと出せる音を引き出すということであり
なんらかの、脚色やら飾りつけをすると、いうことではなく
もてる能力をもつ・・・ということであり
原石に磨きをかける
原石を宝石にする・・・
と、いうことなのです。
なので、うちのシステムでは不釣り合いなのでは?・・・とか、
妙な考えということになります。
そのことも、この850のオーナー様が最初にインプレをくださっています。
「うちのシステムから、こんな音が出る?!」
と、言うような言葉だったのですが・・・
つまり・・・
一番、音の根源になるところを、磨いていけば
その光は、SPにまで届く。と、いうことです。
なので、システムが不釣り合いなのでは?ということは、
度外視してよいということであり、
当方が行ったシステムの改善は
何らかの付け足しやら脚色をするのではなく
あくまでも、6LBからの音を減衰させないために、雑味を無くし
音を伝達していく能力を高めるということで・・・
例えて言えば
ピアニカのように1オクターブちょいしかない能力では
7オクターブもの音を表現できないだろうから、
もっと、能力を上げるということになってくるわけですが・・・
かといって、では、(仮に)1オクターブしかないので、能力不足かというと
それ以外のことで、グレードが上がるわけです。
これは、
嬉しいインプレッションが2つ
の、中でもあるように
「古いアムクロン(クラウン)のアンプでつないでいます。
1970年代のトランジスターアンプだと思うのですが、乾いた音質でJBLを鳴らしてくれ
当時の音質を楽しんでいます。
これも、WADIA6の素の状態では考えられなかったことで、バージョンアップにより
WADIA6がアンプをフルスイング駆動しているようです。
特に当時のライブ録音では、たばこの匂いがスピーカーから出てきそうな雰囲気が
感じ取れるのもLTD-Blueだからでしょうね。
とは言え、やはりレンジ感は狭くなるのですが。」
別途、別のアンプも持っていらっしゃるわけですが
レンジ感に不足があるとしても、
当時のライブ録音では、たばこの匂いがスピーカーから出てきそうな雰囲気が
感じ取れるのもLTD-Blueだからでしょうね
と、いうように、独特な世界観を構築できるわけです。
なので、なにかのCMじゃないけれど
「良いシステムであれば良いように・・・
そうでないシステムであっても、それなりに」
と、いう「発揮力」がでてくるのです。
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じつは、850LB(+)をして、
2大巨頭のうちの1台に認めさせているのは、
このインプレッションをくださった方の850LB(+)に寄るのです。
と、書いたのは、実際に、最初の時点であっても
「まずは現状の音出し確認を行いましたが音の出力レベルが低くWADIAの迫力が出てきません。」
と、ありながらも、
他の850では、出てこない「MONO」を、内在させていたのです。
そして、触るたびに、その伸びしろは見事で
Blueで、見事に嶺上開花(リンシャンカイホウ)
なぜ、ここまで、見事に、即、こちらでの施工で変わっていくのか・・
おそらく、定期的なメンテナンスをおこなってきただろうということと
大事につかってきている「歴」が長い。
そして、変にあれこれ、聴くのでなく
この1台と、しっかり対峙していくことによる効果。
(ちょっと、体調がおかしいとすぐ判るとか・・・)
色んな事が、複合的に重なった結果だろうと思うのですが
もしも、この1台を聴くことが無かったら
もしかすると、2大巨頭・・に、含めなかったかもしれない。と、思ったりします。
それくらい、なにが、要因・原因なのか、判らないけれど
これほど、音が良くなる機器であるということを
こちらに、知らしめた機器であるのです。
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さて、まだ、本業に追われているのですが
今回の依頼の中に、下記にかかわる依頼をいただきました。
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現状、当方のLTD仕様音質改善をご存じの方は
「あれ?」
と、思ったと思います。
じつは、これが、みっつめになります。
RCA側での、LTD仕様音質改善が必須だと判ったのは
このXLR側での使用では、
臨場感や空気感という「世界」がもうひとつ、でてこないということからだったのです。
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アンプがわにRCA接続がない・・・
と、いう相談でした。
これを、変換器などなどで、クリアできるかどうか?
と、いうことだったのですが・・・・
残念ながら、できません。
そこで、外付けアンプ?というようなものを作って
RCA接続をXLRから、出力する
(代理、意味合いがよく判ってないので・・説明不足ですが)
と、いうことを計画しています。
同じように、RCA接続がないが、
このアンプが気に入ってる・・
LTD-Blueはあきらめるしかないか・・・
と、言う方がいらっしゃる???
と、いう思いもかすめてきています。
大言壮語に聴こえるかもしれませんが
「LTD-Blueを、聴かずして死ぬな」
(ローマを見ずして死ぬなかれ!のもじりです)
と、いうくらいのものですから
これをRCA接続がないので、諦めるなどとなっては
音ライフにとって、どれほどの、損失か、計り知れない。
と、考えさせられます。
で、今回、外付けアンプ(正式になんというか判らない・・・)を
作成する方向性を示していただけたことに
感謝しております。
XLR接続のほうが、音が減衰しにくいということもあるので、
850のオーナーさまもXLRチョイスだったのだろうと思います。
こういう意味でも、
さらなる、グレードアップ付属機器になるのかもしれないと思うと
わくわくします♪
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