今回はバランス入力ラインアンプの作成です。
1年位前にWADIA9のオーバーホールを行った時にWADIA9のバランス出力をLUXMAN L-580のバランス入力へ繋いで音出しをしようとしましたが
ハムが載り音出し確認どころでは有りませんでした。
色々と調べるとまずはL-580のバランス入力がコールド側を抵抗で落とすと言った簡易回路である事が判りました。
ただこの事でハムが載るのはおかしいのでさらに調査を行うとWADIA9のバランス出力の3番ピンをWADIA内でGNDに落としていない事がわかりました。
この事によりL-580側は信号は来ているけれどGNDが繋がっていない状態になっていました。
ハム発生の原因はバランスコネクタの結線が仕様の通りに作られていない事ですね。
今回の修理受付でWADIA9が2台も修理にきており急遽バランス入力ラインアンプの作成です。
箱はSONYのPA用の機材を加工し差動回路はオペアンプ回路の基本に出てくる回路で作成です。
トランスはかなり前に入手していましたが使用の当てもなくガラクタ然としていた所、今回丁度サイズが良かったので晴れて活躍の場が来ました。
後ろ側は最初からバランスコネクタが有りましたので電源コネクタとスイッチを付ける事で完成です。
これでL-580バランス入力も正規の状態で使用出来る様になりました。と言いたい所ですがここで左chから音が出ない問題が発生です。
再度調べるとL-580バランス入力の左chはコールドとGNDにて信号を取り込んでいる様です。
今回はラインアンプの出力コネクタのホットに繋いでいる信号線をコールドに繋ぐ事で対処しましたが、L-580のバランス入力を使用されている方は要注意ですね。
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バランス入力ラインアンプ と、言うものがあるのだから
アンバランス入力(変換?)アンプ と、いうものもあるのだろうとwww
「そういうものは、使わないのか?」
と、だいそれた質問をなげかけて、
「それが、それだ」と、現物を指さされ
オペアンプものせて、作った・・と
説明されたものの、さっぱり、判っていない。
判ったのは、回路屋?制御屋?電気設計屋?
(つまり、ここも、判ってない)なら、
「俺らは、こんなものは自分で作るんだ。」
との、こと。
チェンジャーも自分でつくってた。
ボックスをひとつ仕入れてきて、
ごそごそ、作業をしてたらもう、出来上がっていて
中がどうなっているのか、知らないwww
いずれにせよ、現物(市販品)を調べたら、
なんか、けっこう高かったwww
そうなると、自分でつくれるものを
それも、おそらくこの1回のために買うことはしないだろう。
L-580を手放すつもりでいたということも
今、思えば、このころからだったのだろう。
ラックスマンは
どうも、ブロックコンデンサあたりが難点のようにみえる。
放熱対策も甘いし・・・
熱による半田の劣化も他アンプよりひどいだろう。
だいたい、あの天井のカバーが熱で曲がってるのが多いし・・
この辺りから見ても、ブロックコンデンサも
普通のコンデンサも半田も・・弱りそう・・
もしかすると、この辺りのメンテナンス頻度
(あるいは、劣化速度?)を考えてしまったのかもしれない。
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