憧れのAudio☆お知らせブログ☆

メインブログアドレス⇔http://longingforaudio.blog.fc2.com/

兼好法師なら・・2020-03-27

2022年06月30日 | まったくの「わたくしごと」

兼好法師だったか?

定かでないが

屋根に綱をはりめぐらす家があって、

なぜ、綱を張るのか問うてみると、

鷺(だったか?)が屋根に留まりうるさいので

綱をはった。

と、答えられ

鷺も留まるところがなくなるだろうに、

技量の小さい人だと、残念に思っていたところ

また、綱を張っている家をみかけた。

家人が庭にいたので挨拶をすると

屋根の綱の話になり

「みっともない状態だが、こうしないと、鷺がきて

庭の池(ため池?)の蛙や小魚をたべてしまうので・・・」

と、話されていた。

(結びをしっかり覚えてないのだが)

同じような事をしていても、その目的(心根)は全然違うものであっても

見た目だけでは判らない事である。

 

と、いうような内容だったと思う。

このようなことは、よくある。

 

娘は熱心にネールする。

最初はネールショップでネールしてもらっていたが

どうも、懐とおりあわなくなり

自分で塗れるキットを購入するようになった。

見た目はおしゃれな人という風にしかみえないだろう。

代理は調理畑にいたこともあり

装飾は極力避けた。

ネールなど食品に混入したりするかもしれず

香水の類も、食品に匂いが移ったりするので

つかうことはない。

それが、職場にいくのに、ネールをするとなるので、

「おい!!」

と、たずねる。

ネールしていっても構わないの?と。

みんな、してるよ。と、いう答えで、まあかまわないのかと納得はしたが

しかしねえ・・・と、なんか、不服な気分。

兼好法師の話でいえば

鷺が留まってうるさいと自分の好き勝手をしているのに似ている気がする。

ところが、

「職業柄もあって・・指先・爪が傷みやすい。それで、みんなネールするんだろうけど

私は、爪が薄くて、割れやすい(どうも、高橋と同じ。遺伝である)

それで、ネールで保護している。ネールOKな職場で助かってる」

話をきけば、むしろ、蛙や小魚を保護してあげた人寄りに思えてくる。

 

同じような事をしていても、その目的(心根)は全然違うものであっても
見た目だけでは判らない事である。

 

たぶん、職場の同僚でさえ、

(どうせ塗るならと、いろいろ工夫しているので)

おしゃれな人としか思ってないだろう。

 

同じような事をしていても、その目的(心根)は全然違うものであっても
見た目だけでは判らない事である。

 

兼好法師が何気なく?書いたことは

「真理」なのだろう。

この「真理」が発展すると

燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや

と、なるのでしょうね。

鴻鵠の志なるものは、

大義であるわけですから、

時に

小義を捨てて大義を得る

と、いう、断腸の思いを、潜り抜けることも有るのではないかと思えます。

(なにか、この小義を捨てて大義を得るという言葉を読むと

大久保利通が浮かびます。西郷との決別の裏で

大久保は、小義を捨てて大義を得ると何度も自分に言い聞かせたのではなかろうか、と)

 

大久保の評価は

冷血漢とか、あまり、よくないようですが・・・

代理は若かりし頃から、

大久保のほうが、好きでした。

国を守るに、情にながされていては、どうにもならない。と

西郷を小義とする大久保の痛みと

その痛みを耐えぬく愛国心?

男はこうでなくては、と思いました。

燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや

小義を捨てて大義を得る

孤高というと大げさかもしれないけど

その志ひとつを通しきった人と思えたのです。

 

兼好法師が、

大久保をみたら、どう思ったでしょうね。

同じような事をしていても、その目的(心根)は全然違うものであっても
見た目だけでは判らない事である。

 

冷血漢と見える、その裏側を

兼好法師は、どう感じとっただろう?

(年代的に無理なことですが・・・)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« あっけてびっくり、玉手箱・... | トップ | とりとめなく・・・思うまま... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

まったくの「わたくしごと」」カテゴリの最新記事