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今 日 の 出 来 事

今日あった出来事、感じた事を綴ります…

秩父札所巡礼、始まる

2017年10月31日 | 旅行・レジャー・ドライブ
秩父と聞くとなぜかケーシー高峰を思い出してしまう。今日はそっちのネタじゃなくて懲りずに拝みネタである。
記憶が曖昧なほど昔から興味はあったものの、荷が重すぎてずっと敬遠してきたのだが、いつまでも若くないし身体が動く元気な内にと思い、秩父札所巡礼を決意したのだ。

何のヒネリもなく前回と同じ松屋のチャージで始まり、6時50分発の特急ちちぶ5号に乗った。もし指定席券が買えなかったら巡礼はやめようと思っていたが、あっさり買えてしまったのでって何か消極的だな。やはり34ケ所と聞くと荷が重い。きっかけはやはり前回の橋立堂という札所に行ってしまった事だろう。

初期のレッドアローの車体色が懐かしい。でも乗っちゃえば色が何だろーが関係ないんだけど。今回も体力温存のため寝落ちのまんま秩父入りだ。しかし秩父までの車窓の記憶があまり無いというのも考え物か。

西武秩父に8時13分に着き、駅前から8時20分発の西武バスに乗る。無駄のないスムーズな乗り換えだが、これに乗り遅れると次のバスは10時半なのでエライ事になる。皆野駅行きに20分ほど乗って札所一番というバス停で下車。目の前が記念すべき巡礼最初の地、秩父札所1番の四萬部寺だ。

年月の長さを窺わせる重厚な佇まいは正に霊場の名に相応しい。元禄10年(1697年)に建立された本堂は県指定の文化財。本尊は聖観世音菩薩を祀る曹洞宗のお寺だ。

自分の他に2〜3人ほど巡礼と思しき参拝客を見かけた。中には白装束で気合の入った外人さんや熱心にお経を唱える方もいた。
参拝を済ませて納経所へ。ここでは巡礼用品やお土産など数多く扱っている。札所巡礼専用の納経帖(御朱印帳)も何種類か置いてあり、1冊買っていよいよスタートである。何かハードル高そうだな〜(爆)

御朱印を頂いた時に札所案内地図と共に2番までの詳しい行き方を説明してくれた。
1番まではバスで何の苦労もなく来れたが、話を聞いてると2番までの道程は甘くないようだ。高篠山の中腹にあるお寺で、高篠山は高尾山とほぼ同じ標高なので軽い登山になりそう。1番からは約2㎞だが殆ど登り調子なので徒歩約40〜50分はかかると聞いて気を失いかける(笑)。2番目から早くも試練か。

頂いた地図とGPSを頼りに細道を進む。結願できるだろうか?…まぁあまり固っ苦しく考えないで楽しく捉えよう。天気が良くて気温も上がってきたので軽く汗ばんできた。点在する住宅地を抜けると道はだんだん勾配がキツくなってくる。

林道と言っても舗装路だから歩きやすいが、先が全く見えない不安感は拭えない。しかし心配していた膝腰への影響は然程無くて助かった。
やがて景色は杉の林立する森になり、木陰ができたおかげで幾分涼しくなってきた。
なるべく汗をかかないように休み休み登ると、遠くに看板らしき白い物が見えてきた。やっと到着か?

ようやく札所2番の真福寺に着いた。誰もいない。先ほどの外人さんはだいぶ前に行ったのだろう。ここ真福寺も誰もいない無住のお寺なのだ。だから納経はここではやっていない。無人の2番札所の納経所はここからまた2㎞山道を降りた麓の光明寺で行っている。

かつて境内には礼堂や仁王門、羅漢堂、摂社等が建っていたが、火災で焼失してしまい現在の本堂は明治時代に再建された。納経所である光明寺の末寺で9世紀頃の開創と伝わっている。

お寺前に参拝用駐車場があったが、ここまで来る道は狭いので軽自動車じゃないと無理かなと思った。下りは九十九折の急坂を降りて行く。さすがに自分の車じゃ無理だな。途中から徒歩参道が現れたので降りて行く事にした。完全に獣道だが恐らく近道なのだろう。

足腰をかばいながら一気に高低差の激しい斜面を下ってさっきの舗装路に出た。よおうやく路面も平坦になり麓に着いたのだと安堵する。真福寺から50分ぐらい歩いてようやく光明寺に着いた。鎌倉の建長寺から法性国師を招いて文保2年(1318年)に創建された古刹だ。2番の御朱印とと共に光明寺の御朱印も頂いた。

そもそも秩父札所は何で34ケ所と中途半端なのだろうか。それは西国三十三ケ所、坂東三十三ケ所、それに元々三十三ケ所だった秩父札所も合わせて九十九ケ所。それじゃ半端なので1足して百観音にしちゃえ~ってのが理由らしい。そして最後に1追加されたお寺が真福寺なのだそうだ(昔は今と違う順番だったらしい)。
続いて札所3番に向かう。光明寺からは徒歩15分ぐらいとそう遠くない。田園風景の中を歩く。何より平坦な道なのが嬉しい。ちょっとした山登りをした足腰は意外と悲鳴を上げていない。

札所巡りはあちこちに道標や案内板があって親切に導いてくれる。江戸時代の石標をそのまま使ってるのも面白い。34ケ所の札所は全て参拝用の駐車場があるそうだ。3番の駐車場には何台か車が来ていてちょっと賑わってる。やはり徒歩で巡る人は少数派なのだろう。

常泉寺は薬師如来を本尊とし行基の開山と伝えられているお寺。石段を上がった所にある観音堂が素晴らしい佇まいだ。彫刻も美しく暫し見とれてしまう。このお堂は明治時代に元々秩父神社にあった薬師堂をこちらに移築したものだという。

休憩所で一服して足を休めた。そろそろ腹が減ってきたが、今までの道中でコンビニが一件も無かったのはある意味スゴイ(汗)
次の4番までは徒歩20分ぐらいだそうだが、別に札所巡礼は番号通り巡らなくてもいいみたい。でも初回だから行ける所まで順番で行ってみよう。

ふるさと歩道橋で横瀬川を越え道標に従って進むと金昌寺が見えてきた。ここも道が狭いから大型車は大変そうだ。仁王門に大きなわらじがぶら下がっている存在感のある景色だ。

傾斜地の境内には一面至る所に大小様々な石仏が立つ。もう石仏だらけだ。江戸時代は3800体ほどあったそうだが、明治時代の廃仏毀釈で壊されて1300体ほどに減り、その4割が首無しという、これぞ霊場といった光景が広がる。

本堂にはマドンナ的存在の慈母観音像が鎮座して人気を集めていた。ここは今までの中では参拝客が一番多い。

お参りをすませて脇の石段を上がった所にある奥之院も参拝。朝晩冷え込むせいか紅葉がわずかながら紅くなり始めている。絵的にはイイ光景だ。今風に言うならインスタ映えだね。

1番から始まって2番以外はわりとトントン拍子で来れた感があるが、次の5番はちょっと距離がある。歩くと30分ぐらいだそう。しかし腹が減った。時々自販機があるので喉の渇きは無いけど固形物が欲しい。今日はあまり欲張らずキリのいい所で5番で止めておこうか。

陽射しを遮るものが何も無いので身体が火照って暑い。早朝はこの上着でも冷え込んでいたが日中は厄介者になってしまった。着ていれば暑いし脱げば荷物になるし(爆)
平坦路を延々と歩いてやっと看板に辿り着いた。

5番札所の語歌堂(ごかどう)の堂宇は仁王門と観音堂だけのこじんまりとした札所。塀で囲まれてないオープンな景色だ。准胝観音を本尊とする観音堂は無人で、2番の真福寺みたいに納経所は別の場所にある。

語歌堂から歩いてすぐの長興寺が納経所だ。5番の御朱印と共に長興寺の御朱印も希望したら、語歌堂は長興寺の寺域だから全く同じものらしい。長興寺は15世紀創建と伝わる臨済宗のお寺だ。

さて、5番とキリのいい所で続きは次回にして早めに撤収しよう。と思ったがもうひと踏ん張りできるかな?
空腹なのに悪魔の囁きが・・・
幸い歩き続けて鍛えられたのか膝に痛みは無い。せっかく来たんだからなぁ~
行こうか止めとくか地図と睨めっこしながら暫く悩んだ。しかし語歌堂から距離が2.4㎞もある。歩けば40~50分の道のりだから少々キツイ。
とりあえず6番には向かう方向で、限界を感じたら途中で撤収という事にしよう。

延々と続く道の風景にタメ息が出る。しかもここまでコンビニが一軒もないとはどうなってんだ?
位置的にはもう西武池袋線の横瀬駅が近い。ならばもうちょっと頑張って駅近辺で遅い昼食にしようか。
とかなんとか言ってるうちに6番札所が射程距離に入ってきた。途中に商店らしき建物を見つけたがシャッターが下りていた。膝の痛みというより、足全体に疲れを感じるようになってきた。
踏ん張った甲斐あって6番札所・卜雲寺(ぼくうんじ)に到着。

聖観世音菩薩を本尊とする曹洞宗のお寺。江戸時代初期に開創され、明治時代に火災で焼失、再建されて今に至る。御朱印を頂く際に1番からずっと歩いてきた事に驚かれていたようだが、札所を34番まで全部巡ると距離にして約100㎞あるそうだ。

今後は札所の場所によっては車じゃないと厳しい箇所もあるため、移動手段について大いに悩む所だ。
さて、足腰より先に腹が限界なので札所巡りは撤収と行きたい所だが、7番が割と近いのでそこを最後に巡礼を締め括りたい。
卜雲寺から徒歩10分ほどで7番の法長寺に着いた。

十一面観世音菩薩を本尊とする、ここも曹洞宗のお寺。秩父霊場の中では最大の伽藍と言われている。平賀源内が設計したとされる本堂を参拝して、今日最後の御朱印を頂いた。時間にしてもう15時。松屋の朝定食以来何も食べてない(笑)

続く8番、9番もそう遠くないので行けなくもないが、何か食べたいという欲求が圧倒的に勝ってしまった。ここからは最寄り駅の横瀬に向かう。最寄りといっても結構距離はある。途中の国道沿いにやっとセブンイレブンを見つけたが、むしろ駅前の方に期待が高まっているのでスルー。

武甲山がだいぶ近づいて迫力がある景色を楽しめる。30分ほど歩いてようやく横瀬駅に到達した。唖然(笑)
横瀬駅って特急も停まる駅だから絶対何かあると期待していたのに、ファミレスはおろかコンビニすらない。これには正直呆れかえってしまった。何なんだこの駅は!
駅舎の横に観光案内所があった。その下に「売店・食事処」の文字を見つけて思わず駆け込んだ。

カレーライスにおでんセットを頂いてようやく腹の虫が収まった。しかしこの観光案内所が無かったらどうなっていた事だろう。そもそも西武秩父駅から一駅目なのに何で特急停車駅なのだろう?
横瀬駅から一駅戻ってその西武秩父駅に向かう。

今回の札所巡り、1番から7番まで札所概念図の案内によれば約11㎞歩いた事になる。何といっても2番の山登りは堪えた。その疲れを癒しに再び西武秩父下車、毎度の祭の湯に向かった。

帰路の特急時刻を予め設定して1時間で帰る事にした。あまり長湯してもかえって逆上せてしまうから、急ぐ訳でもないが1時間が丁度良いだろう。炭酸泉の気持ち良さは格別だった。心は癒され、恐らく足腰もかなりスッキリした感がある。
外はもうだいぶ日が傾いて昼間のポカポカ陽気がウソのように冷え込んできた。

この後の展開はもうお察しの通り帰りの特急は寝台列車と化した。今は何とか無事だが明日の朝、膝のコンディションがどうなってるか心配である。
何かの騒めきに気がついた。池袋到着といいタイミングだ。

お帰りは当然伯爵の炭焼珈琲で目を覚ました。これからの秩父巡礼はどうなるだろうか?
生きてるうちに満願できるかな(笑)。体調を理由に途中棄権するかも知れないし、その前に飽きちゃうかも知れないし。まあそれは無いにしても、乗りかかった船だから何とか達成はしたいものだ。炭焼珈琲が染みわたってとても癒された。さて気になる今日の歩数計の結果は30300歩だった。そんなものか。3万は突破したが個人的記録更新はならずだった。
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雨のチチブラ

2017年10月25日 | 旅行・レジャー・ドライブ
昨日は天気良かったのに、今日は手のひらを返したように朝から雨だ。
本日のお題は「スリルと笑いのプチ行楽」である。朝早く家を出たが、前回の失敗を踏まえて松屋でしっかり朝食をとった。

焼鮭定食with冷奴、これで450円ならまあまあか。時計を見たら電車の発車時刻が迫ってるのに気付き、慌てて10分で完食。早食いはタブーだけどこういう場面じゃ仕方あるまい。足早に駅へ向かったら何とか指定席券を買う事ができた。
今回は西武池袋駅から始発を1本見送って気絶列車ねおち5号(正しくは特急ちちぶ5号)に乗った。

席に座ったらいつの間にか記憶が薄れ、蘇生したら西吾野駅を通過していた。そこからまた記憶が飛んで瞬く間に西武秩父到着。自分にとって特急レッドアローは寝台列車である。寝てる間に秩父まで連れて行ってくれるのだから実にありがたい。

眠気でボーっとしながら徒歩で御花畑駅に向かったらタッチの差で電車が行ってしまった。秩父鉄道は本数が少ないので、これを基準に計画を立てないとダメだなと痛感した。時刻表をみてるとだいたい30分とか1時間間隔なので都心の感覚でノラリクラリできない。
結局駅で暫く待たされることになるのだが、後続の電車が来るまでの20分は痛いロスだ。時間的に通学の時間帯なのか高校生の数が凄い。

やっと来た電車はとなりの影森駅止まりなので、そこでまた乗り換えとなる。天気は相変わらず雨なので山の景色も霞んでいる。しかも寒いのでちょっと大袈裟かと思ってたGAPのジャケットも有難みを感じた。幸い三峰口行きの電車が隣に待っていたのですぐ乗れた。

そして次の浦山口駅で降りた。降りた客は自分だけ。このローカル感!長閑だなぁ~
こんな天気だからKM170が大活躍だ。乗り越し精算して改札を通った駅前もイイ味出ている。駅前ロータリーなどあるはずがなく駅売店もない。コンビニもない。あるのは少し離れた所にあるクリーニング屋だけだった。

駅からの道は住宅地を抜けるとどんどん山へ分け入って景色が一変した。次第に車幅が狭くなり車両通行止めになった。雰囲気出てきたぞー!
ガードレールの無いド狭隘の舗装路を上がって行く。雨の影響か谷底の浦山川支流の轟音が凄まじい。

空を跨ぐ県道の橋をくぐると目的地はすぐそこだ。石龍山橋立堂。秩父の札所にして観光スポットでもある、名の知れた「橋立鍾乳洞」がある。いつかは行ってみたかった場所なので今日やっと実現できてテンションは上がる。

秩父三十四ヶ所観音霊場・札所二十八番・石龍山橋立堂。まずは参拝しよう。って最近は拝みネタばっかだな(爆)

高さ約80メートルある断崖の真下に建立された圧巻の景色だ。味の出てるお堂は江戸時代中期に建てられたものだそう。馬頭観世音を本尊とするのは大変珍しいそうだ。

脇の馬堂には左甚五郎作と伝えられている馬の木像が祀られている。運搬や農耕に役立った馬を祀る「馬の観音様」として地域の信仰を集めてきたという。馬頭観音を祀るのは札所29番とここの2ケ所しかないそうだ。参拝に訪れた人は自分ただ一人。と思ったら後から4~5人のグループが車で来ていた。

お堂を背に山々の風景が素晴らしい。敷地には蕎麦屋とシャレオツなCAFEがあり、晴れた日やまた紅葉シーズンなんかは結構賑わいそうだ。ちなみに最寄りの浦山口駅からここまでは徒歩で約15~20分程。車で来た場合は200mほど手前に民間の有料駐車場があるが、橋立堂近くの無料駐車場に入れた方がオトクだとあちこちのブログで囁かれている(笑)
さてメインの橋立鍾乳洞へ。

売り場はおばちゃん2人で切り盛りしていた。入場料は大人200円(子供100円)とお手頃だ。ここの鍾乳洞はとても珍しい縦穴式だ。多くの鍾乳洞は横穴型で出入り口が同じピストンルートだが、橋立鍾乳洞は下から入って縦に昇り上に出るという一方通行型。まずは案内板に従って石段を降りていく。

石段を下り切った所に狭い入口が口を開けているが、中もまた狭い。そして天井も低いので腰をかがめて進む格好になる。残念ながら洞内は撮影禁止なのだが、見たい方は橋立鍾乳洞で画像検索すればいくらでもヒットするのでそちらをご覧ください。
足元は所々コンクリートや木の板で整備されているが、自然洞で滑りやすい所もあるのでヒールやビーサンなどは避けた方がいいだろう。長さは約140mと規模は小さいが結構スリルがあって大人でも楽しめると思う。あちこちに急な階段が設置されていて高低差33mの狭い空間を上がって行く。照明設備が整って安心だがハンディライトを持参すると心強い。

やがて出口に到達。竪穴なので地底から地上に這い上がってきた感を味わえる(笑)
所要時間は10分程度だが200円ならオトクかも。再び石段を下りて券売り場に戻る。数ある札所のなかでもこういう観光施設があるのはココだけだそうだが、元々この鍾乳洞は巡礼者の胎内巡り霊場だったらしい。
天気が悪い日はどうなのか聞いたら、先日の土砂降りの日は中が水浸しになったので閉鎖したそうだが、今日ぐらいの雨なら大丈夫との事。ちなみに12月中旬~2月末までは冬季閉鎖される。
その後CAFEで休んで行こうと思ったが定休日の様なので断念して駅に向かう事にした。

来た道を戻る。秩父鉄道の時刻表が何気に気になるのだが、上手く接続されないとまた大幅に時間ロスとなる。しかし嫌な予感が的中してしまった。次の電車まで1時間近くある!・・・これじゃ歩いた方が早いな。
仕方なく電車は諦めて次の目的地へ歩く事にした。となりの影森駅が最寄りだから近いがそれでも2km歩かなければならない。こういう時に限って歩数計を忘れてきてしまったのは痛い。
国道140号線をひたすら歩く。一時上がっていた雨が再び降りだした。

次に行くスポットに電話してやってるかどうか聞いてみたら、ちゃんと営業してるのが分かったので向かってるが、行ってもし休業中だったら洒落にならないし歩く意味もなかったという悲劇になるだろう。

身体を動かすというポジティブな考え方は結構だがそろそろ膝が悲鳴を上げだした。こりゃイカンな。
ハンディナビに従って近道を抜け、表通りをコースアウトするとやっと目的地が見えてきた。
「秩父珍石館」というB級スポットだ。その存在はかなり前から知っていたが、なかなか来る機会がなかったのだ。

玄関で電話したらご主人が出てきて中に通してくれた。入館料は400円。ここは言わずと知れた秩父の有名スポットで、正直散歩やタモリ倶楽部など数多のテレビ番組で取り上げられている。乗っけから人面石の整列に目を奪われる。ご主人の丁寧な解説の後、メインの2階へ上がった。

とにかく圧巻だ。顔の石がズラリと並ぶ。収蔵は2000点ぐらいあるそうだがキャパの関係で展示してるのは1000点程とか。本来2階の展示室は撮影禁止だそうだが、時代も時代ですからと許可してくれた。そういった経緯なので画像は控え目に載せておこう。

創設者が亡くなられた後は石の収集はやってないそうだが、探そうとしても人面っぽい石はなかなか見つからないと言っていた。それにしてもよくもまあこんなに集まったものだと感心させられる。
人面石にはそれぞれ名札がついていて、それが結構笑えるのだ。いかにもっていうネーミングだったり、それはちょっとと首を傾げたり。ネーミングはオリジナルの他、来館したお客さんも命名してるという。清川虹子ってのはウケたね(笑)
ここは石好きには堪らない空間だと思うが、そうでない人も結構楽しめるスポットだなと感じた。

日テレのブラバラ(中居正広のブラックバラエティ)でタンジェントくんのお友達として出演していた人面石くんの実物を拝む事ができた。レプリカを1000個ぐらい作ったそうだがアッという間に完売したそうだ。
実はそのレプリカをお土産にしようと思ってたんだけど、その後増産はしてないらしく幻に終わってしまった。ここはB級スポットとは言えないほど中身が濃いので、秩父に行った際は是非行ってみて下さい。
さて帰路はまた秩父鉄道との相性になるが、スマホで調べたら電車が20分後に来る事が判明。最寄りの影森駅までの徒歩を考えるとギリギリ間に合うかもしれない。
そしたらご主人がなんと駅まで車で送って下さると言う。これは地獄で仏!いや別に地獄でもないんだが、このお心遣いに恐縮ながら甘んじる事にした。

どうせ駅行くなら同じですよ(笑)と、なんと影森どころか西武秩父駅まで走ってくれたのだ。このサプライズは感謝という他ない。お陰で最大1時間のロスが防げた事になるのだ。最悪の場合西武秩父駅まで徒歩で行く事も考えていたので、膝の心配も含めてホントに助かった。この場を借りて改めてお礼申し上げます。
さて肝心の昼食は、珍石館併設の岸和田で食べていこうと予定していたが、休業中だったためフードコートで取る事にした。

秩父味噌拉麺で秩父味噌チャーシュー麵と餃子、玉子ご飯を頂いた。どれも濃厚な味だが疲れた身には心地よい。ご飯の玉子とバターをラーメンに分け入れて味わうと堪らなく美味い。また体重が増えそうだ(笑)
満腹になって締め括りは祭の湯へ。

帰りの特急の発車時間を考慮して少々足早に炭酸泉で身体を癒した。ぬる湯であっても湯温が熱く感じるのは身体が冷えてるせいか。露天は時間がないので泣く泣くカットして時計を見ると特急発車20分前だ。
慌てて温泉を出て駅に向かった。まだ指定席券は買えたのでセーフ。これが買えないとなると更に1時間ロスだ(笑)

既に待機してるちちぶ号に乗る。今まで気が張っていたためか、席に着くと一気に緩んで寝落ちモードに入った。今日は結構楽しかったけど、殆どが歩き疲れで横瀬から先は記憶が無い。何か胸騒ぎで蘇生したら池袋間近だった。完全寝落ちワープ!

池袋に着いてビックカメラに寄ってみた。T7用のメモリースティックDUOを買おうとしたが、やはり売ってない。ヤマダ電機に行ったら4GBの1種類だけ置いてあったので買う事にしたが2300円位とお高い。レジで「これメモリースティックですけど宜しいですか」と言われた。今時買う客などいないのだろう(笑)
本日の仕上げはやはり定番の伯爵だ。今日の秩父は面白かった。ドアtoドア感覚で行けるし、まだ見所は沢山あるので、また気晴らしに行こうと思う。
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三社満願する

2017年10月16日 | 旅行・レジャー・ドライブ
今日の天気は最悪、一日中雨だそうだ。先日の夏日から急転して一気に気温が下がった。天気予報によると12月の陽気でコートとか冬物をオススメしていた。
外に出たら確かに寒い。ジャケットを羽織って西武池袋駅に向かった。

6:50発の特急ちちぶ3号に乗る。こんな天気だからスカスカだろうと思ったら、案外乗ってくるお客さんは多い。通勤に行楽、まあさすがに行楽で乗る人は居ないだろうな。体はまだ半分寝てるので、そのままスーッと寝落ちした。眼が覚める頃は多分車窓も山間部だろう。

やっぱり緑一色の山間部だった。背を向けて進んでるので飯能より先だと分かるが一体どの辺だろう。GPSだと東吾野らしい。駅間に距離があるからか時間が長く感じる。やがて正丸を過ぎ、横瀬に止まると次は終点の西武秩父だ。前回と同じ8時過ぎに西武秩父着。

今日はここから秩父鉄道に乗り換えだ。一旦改札を出てから5分ぐらい歩いて御花畑駅へ。地図的には西武秩父とほんの僅かにズレてる位置だ。どうせならひとつの駅にまとめちゃえば良いのにと思うんだが。

しばらく電車に揺られて長瀞駅に着いた。御花畑から乗ると470円だがSuicaなどの交通系カードは一切使えない。長瀞といったら川下りで賑わう観光地だけど、こんな天気で川遊びしようなんて人はまずいないだろうな。

雨降りの朝は誰も居なくて閑散としている。まだ時間が早いので観光案内所も含めて何処の店も開いてなかった。軽く朝飯でもと思ってたがまたしても願いは叶わず、駅前から真っ直ぐ続く参道を店を求めて歩く。交差点の一の鳥居をくぐると参道は緩やかな登り坂になる。

今日のミッションは長瀞鎮座の宝登山神社参拝である。創建は日本武尊の父、景行天皇41年(111)との言い伝えがあるとんでもなく古い神社だ。西暦なんてまだ3ケタ(爆)
神日本磐余彦尊(神武天皇)・大山祇神・火産霊神の三神を御祭神とする。

駅からノンビリ歩いて15分ぐらいでニノ鳥居に着いた。もう神域に入ってるためか景色が神々しく目に映る。ここまで歩いた疲れがスーッと抜けて行く錯覚すら覚えた。社殿は秩父神社のように彫刻が見事だ。派手ではないが色鮮やかで見ていて飽きない。さすがミシュラン1つ星である。

かつての三峰神社、秩父神社ときて、今日の宝登山神社を参拝して、ようやく「秩父三社」満願というミッション達成だ。憎き雨はちゃんちゃら止もうなんて気配はなく、しっかり画像に写り込んで邪魔してくれる。そんな鬱陶しい雨でもチラホラと参拝者を見かけるようになった。

社殿背後に回ると藤谷淵神社(明治時代まで長瀞にあった八社をまとめて遷座した神社)、日本尊社(日本武尊の御神霊を祀る御宮)、天満天神社(菅原道真公を祀る社)、宝玉稲荷神社(倉稲魂命を祀る社)の摂社が並ぶ。其々に賽を投じてお参りした。

授与所で御朱印を頂き、小判守と扇子おみくじも買う。扇子形のおみくじというのは面白い。開いたら中吉だった。籤運が悪い自分にしてはまあまあの結果か。扇子はそのまま御守りになるという。

開運厄除けと共に買ったおたから小判守はちゃんと金属製の小判だった。宝登山の名前が入ってるので良い記念になる。これは財布に忍ばせておけば良いのだろうか。

宝登山神社を後に隣接する玉泉寺も伺った。
お寺でも神仏一体で建物は繋がっているのでここも宝登山神社らしい。明治時代の神仏分離で別々にはなっているが、神仏習合が今も続いてる珍しいケースだそうだ。御朱印を頂いたらやっぱり宝登山神社と同じだった。

参拝を済ませて参道を戻るが、通り沿いの店はまだ何処も開いてない。きっと雨だから客来ないと思ってるのだろうか。すると一軒だけ営業中の幟を発見!
空腹だったので意識が朦朧としていたが、早速御利益があったようだ。

長瀞だけにトロロ蕎麦を所望。ホントこの一杯に救われた思いだ。まあ開いてる店なんて事前に調べれば済む話なんだが、もうそろそろ11時になろうというのに周辺は何か静かだ。人通りも全くない(笑)
長瀞駅まで戻るとようやく開店する店を散見。すると秩父方面に出て行く電車が見えた。しまったタッチの差で乗り遅れた!
そこから後続の電車が来るまでかなり待たされる。

丸々30分は待ったがホームには誰も上がって来ない。
さて今日のミッション宝登山詣でが済んだのでもう帰ってもいいんだが、それじゃ何か物足りないので色をつけて、気になってた神社に行ってみよう。
ようやく電車に乗り、今度は和銅黒谷駅で下車した。

お次の頼み所は聖神社(ひじりじんじゃ)という金運に御利益がある社さんだ。さすがにこちらは参拝者が何人も来ていた。和銅黒谷駅から徒歩5分と近い。
慶雲5年(708)に自然銅が発見されたのを機に元号を和銅と改め、和同開珎の鋳造も始まった。自然銅を主神とする社で、その頃の創建と伝わる。

和同開珎ゆかりの神社という事で金運にあやかる参拝者が多い。別名「銭神」と言われる人気スポットなのだ。
元明天皇御下賜の銅製雌雄一対の蜈蚣(ムカデ)を御神宝として奉納したのが「銭神」の所以という。

御朱印と共に祈祷された銭神和同開珎も買った。中身は和同開珎そのもので、裏面には一対の蜈蚣が刻まれている。蜈蚣は足が沢山あるのでお金には困らないと言われている縁起物だ。これはそのまま財布に入れて下さいとの事。これで金運に恵まれれば良いのだが、その前に散財を減らそう(笑)

これにて参拝道は終了。雨じゃなかったらもうちょっと足を伸ばしていたかもしれないが、そろそろ足腰もガタが来てるので大事をとって今日はこれまで。
秩父鉄道は山手線ほど本数が多くないから事前に時刻表をチェックして正解だった。

再び和銅黒谷から御花畑に戻った。運賃は310円。ちなみに長瀞~和銅黒谷間も310円だった。雨は小降りになっていたが、また勢いを増して降り出して全く止む気配を見せない。意外と自覚がないが結構身体が冷え切っているので締め括りはやはり温泉というオチだ。という訳で二度目の祭の湯へ。よくもまあ良い所に温泉が出来てくれたものだ。高尾山温泉と比べるとどちらも甲乙つけられないが、やはり地元から電車1本で行けるこっちの方に軍配が上がる。ただ少々遠いが。

フロントで会員入会のご案内をしていたので、せっかくだから会員カードを発行してもらった。今日は雨の冷え込みと歩き疲れで風呂寝落ちは間違いないだろう。
今回は連休なので時間を気にせず気も緩み放題で予想通り炭酸泉で寝落ちした。しかしぬる湯でも度が過ぎれば逆上せるので、今度は露天の寝転び湯でまた寝落ち。しかし露天故に屋外全裸寝落ちなのでA面が冷え切って蘇生(笑)、再び炭酸泉で温めて終了。なんだかんだ2時間近くはダラダラしていたが、もうちょっとゆっくりしても良かったかな。
湯浴み後の食事はフードコートで取る事にしたので温泉は精算して退店。

ちなみに呑喰処・祭の宴(フードコート)とちちぶみやげ市(お土産エリア)は入場無料で出入り自由だ。少々悩んで「わらじかつ丼」をオーダーした。無難に美味い。コバラちゃんを撃退するには充分すぎる。わらじかつ丼は弁当バージョンもあるので、ここで買って帰りの電車内で楽しむというのもアリだ。
駅で特急入線のアナウンスがあったので改札へ向かった。レッドアローは全席指定なのでホームに行列は無く、椅子取り合戦のストレスからも解放される。

相当疲れていたのか、座席に腰を下ろした後は記憶がフッ飛んで真っ白になった。
次の瞬間、終点で車掌さんに肩を叩かれ現世に戻るというオチで終了。仕上げはお約束の伯爵だが、もうさすがに寝落ちのバータレは勘弁と炭焼珈琲で目を覚ました。今日は傘の手放せない散々な一日だったが、まあまあ気分的にスッキリできた拝み行楽であった。
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参拝と湯拝

2017年10月06日 | 旅行・レジャー・ドライブ
今朝はいつもの時間に起きて、逆向き列車ならぬ西武池袋線に数年ぶりに乗ってみた。今回はぶらり散歩程度の息抜きで、あまり行楽感が無いので車内朝餉は省略。まさかのゆるゆるな寝落ち歓迎旅である。
私鉄は運賃がお手頃なので有り難い。特急レッドアローは今回初めて乗る列車だが、車内販売は無いようだ。その代りに先頭車両と最後尾にドリンクの自販機が設置されている。

目が覚めたらなんと逆方向に走ってる?
一瞬ヒヤッとしたがそのナゾはすぐ解けた。飯能駅から先はスイッチバックで進行方向が逆になるのだ。寝過ごして終点折り返しというオチじゃなくて良かった。
やがて目的地の西武秩父に到着。クルマだと高速から離れているエリアなので結構時間を要するが、電車だとたったの1時間23分だ。寝落ちでボーッとしてる間に着いてしまったが、ちょっと待てよ!?・・・ここで早々と失敗に気付いた。駅前に出たのが朝8時20分。いくらなんでも早過ぎだ(笑)

当然だが早過ぎて何処も店が開いてない。恐らく1本後の特急で来てもまだまだ早い。個人的には遅いかな?と思ってたのが全く逆だった。秩父に着いて朝飯を食べる予定が脆くも崩れ去った。とにかく腹が減って仕方ない。吉野家とか24h系の店も見当たらない。待っていればそのうち開店するだろうが、それでも1時間や2時間は空腹と戦わなければならない。無計画ぶらり旅の典型的な失敗例を朝っぱらからやらかしてしまった。

ぶらぶら参道を歩き、何処か開いてる店は無いかと秩父鉄道の秩父駅前に出た。そこでたった1軒だけ営業中の店を発見して拾う神を得た!
ははそ食堂という変わった名前だがとにかく本当に助かった。

早速天玉うどんを頂いてようやく生気を取り戻したが、思ったより無駄に徘徊したので腰が重くなってしまった。全く朝から先が思いやられるがこんな時の神頼みと、ここはまずランドマーク的な存在、秩父神社へ!

ここってもしかしたら過去に二度訪れていたかもしれない。景色を見て思い出した。10年程前に〇ベー君と来て以来のご無沙汰だが、それより以前に亡くなった福井さんと確かに来ている。それがいつ頃でどんな目的で来たかは思い出せないが、今となっては故人なので確認のしようがない。
いつも賑わう秩父神社もまだ朝早いのか参拝者は自分を含めて2~3人程と貸切状態に近い。

御賽銭投入して持ってきたお願い事を託した。扁額には秩父神社ではなく「知知夫神社」と書かれていた。創建は崇神天皇10年と伝えられるほど古い、秩父界隈の総鎮守である。
とにかく社殿の装飾が見事なのだ。日光東照宮ほどケバくないが、左甚五郎作と伝えられる彫刻を含め、社殿をぐるりと囲む彫刻の見事さは必見である。

左甚五郎作の子育ての虎は正面すぐ左側にある。面白いのは日光東照宮で有名な見ざる言わざる聞かざるの三猿がここにも居て、こっちは逆によく見てよく聞いてよく話すバージョンなのだ。「お元気三猿」という名でよく見るとアニメちっくで滑稽だ。

今日は天気がゆっくり下り坂で夜はザーザー降りの雨になるらしい。朝から陽射しが全くない曇り空なので涼しくて凌ぎ易い。というか肌寒いのでクシャミ連発だ。長袖に切り替えただけでは心許無い。
続いて拝殿裏手に「北辰の梟」が居る。

身体は南で頭は北を向いて祭神を守護しているかなり小さい彫り物だ。キャラ的には眠り猫って所か?
けっこう小さくて肉眼ではよく観察できなかったのでコンデジの望遠が良いビュワーになった。

隣の面に進むと「つなぎの龍」が居る。昔近くの池に頻繁に出没したため鎖で繋ぎ止めたという伝説に由来する。これも甚五郎作といわれていて彫が細かくて見事だ。

御朱印を頂いて神社を出る。お次のお社さんに向かおうと通りに出たらそこにジョナサンを発見してしまった。事前にiPhoneで調べれておけば良かったと軽く後悔しながら何か悔しいので寄って行く事にした。腰休めには丁度よく、併せてちょっと早めのブランチにモーニングを頂いた。それと分煙なのが有り難い。

のんびりコーヒーとニコチンで頭クラクラになって休憩終了。今日は肌寒くて店から出不精になっちゃうがカンカン照りの汗だくになるよりははるかにマシである。
次の社は秩父今宮神社だ。秩父神社からは歩いて5〜10分ぐらいで着く。こじんまりとした境内だが、拝み所の多いディープな神社だ。

今宮神社という形では天文4年(1535)の創建と古いが、それより遥かに以前(1300年以上前)から寺社が存在していたそうだ。役小角が八大宮を建立し、その後に弘法大師が大日如来を迎え入れ神仏混交の長い歴史を重ね、創建年に疫病対策として京都より勧請して今に至る。

境内の規模に対して社殿は意外とコンパクトだ。ここは別名「八大龍王宮」とも言われ秩父霊場発祥の地として知られる。その境内の真ん中にデーンと聳える龍神木は迫力があって見事である。胴周り9mで推定樹齢1000年以上の大ケヤキで、秩父界隈では風水が最強の地と言われている。

御利益は健康増進にボケ封じ・癌封じ、安産祈願に商売繁盛、厄除け開運、家内安全に招福、縁結び、更に合格祈願や学業向上と豊富だ。

御朱印は5種類あるから五種印なんて駄洒落てると御利益が逃げて行きそうだが、計1500円の神頼み、できれば叶ってほしいものだ。
さてここからちょっと足を伸ばして宝登山神社へ向かう予定だったが、天気が下り坂なのと、ぶっちゃけ疲れちゃったので次回に延期する事にした。宝登山を詣でる事ができたら秩父神社と三峰神社併せて「秩父三社」制覇である。
再び参道を歩いて西武秩父駅に戻る。今日の本当の目的は駅前温泉探訪なのだ。

京王線は高尾山口に駅前温泉を造ったが、西武池袋線は秩父に駅前温泉「祭の湯」を造った。今年の4月にオープンしたばかりの真新しい日帰り温泉だが、駅前に天然温泉が湧いちゃうってのは凄い。
しかしこの建物はやけにデカくて横に長い。これは温泉施設とフードコート、お土産物売り場の3エリアが合体しているからなのだ。そういえば以前って駅前から飲食店やお土産屋が並ぶ「秩父仲見世通り」だったのを思い出した。前回来た時の画像と比べてみたら想像もつかないほど様変わりしちゃったね。

早速体験入店だ。中に入ると目の前にフードコートエリアが広がり、改札寄りの左方面はお土産エリア、お花畑方面の右側が温泉の入口だ。出来立ての粋な建物は秩父の祭をコンセプトにデザインされた和風の佇まい。2017年度のグッドデザイン賞を受賞したそうだ。

下駄箱は100円要らずで、そのキーをフロントに預けて代わりにリストバンドを渡される。必要に応じてタオルのレンタルも受け取って館内へ。温泉設備が2階にある点は湯けむり横丁と同じだ。2階に上がると休憩処やほぐし処、岩盤浴などが並び、奥に温泉がある。脱衣所のロッカーも100円不要。浴場はジェットバスに炭酸泉、水風呂、露天の寝湯に壷湯、そしてサウナと数多ある温泉とラインナップはほぼ同じだ。
露天はこの涼しい陽気からかとても気持ちが良い。内湯の炭酸泉もやっと落ち着けたと気が抜けるほど心地よい。泉質は含沃素ナトリウム塩化物冷鉱泉で22℃の浴用加熱だ。ここも問題なくリピーター決定だが、お手軽というには少々遠いのでたまに行く程度になりそう。

湯上りの食事はとなりにフードコートという豊富な選択肢もあるが、今日はあえて1階の食事処「秩父湯台所」でわっぱ飯を頂いた。お会計はリストバンド決済なのですべてまとめて帰りに支払う。精算後に下駄箱のキーと退館カードを渡され、改札口みたいなゲートにカードを入れてバーが開いたら専用出口から出るというシステマチックな退出作法を経て今日の湯芸は終了。帰路は改札に向かってフードコートにお土産エリアが控えて賑やかに目を楽しませてくれる。記念にお土産を買って改札に向かう。もう地面が濡れていたので思ったよりも早く一雨あったようだ。案内板に目をやると特急発車時間の5分前だったので慌ててきっぷを買って飛び乗った。

今日はどんどん天気が悪くなるので早く帰ろう。逆向きで秩父を出た特急はまた飯能で進行方向を変えて池袋へ向かった。当然お約束の寝落ちでデータも記憶も飛んで、蘇生したらもう池袋だった。

外に出たらまだ雨は気が付かないほどの小雨だったので、締め括りに伯爵に寄った。このマッタリくつろげる時間はとても心地よい。炭酸泉の気持ち良さとイイ勝負だ。かといってそうノンビリもしていられない。天気はどんどん下り坂だ。

案の定、伯爵を出たらもう小雨が降っていたので濡れまくって家に帰った。朝は早過ぎて後悔したが、午後こそ早く動けば良かったと悔やんで終了。
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甲斐路消化旅行

2017年09月26日 | 旅行・レジャー・ドライブ
先日久しぶりに甲府でホウトウを食したが、その時に使った特急自由席回数券がまだ1セット残っていたので、今日はそれを使ってまた甲府に出かけた。回数券の有効期限が近づいているので早いうちに手を打っておいた方が良いだろう。

そんな経緯で回数券を消化するのが目的の不要不急無駄旅だが、それじゃいくらなんでもショボいので駅弁を買って花を添えてみた。これでちょっとは旅風情でるかな?
朝から肉芸は濃厚でスイッチ入るから目にも胃にも有難い。そして、あえてスーパーあずさ乗車を狙って時間を組んだのは乗り納めの意味も含んでいるのだ。話によればこのスーパーあずさ(E351系)車両は今年一杯で引退するらしい。

朝8時発のスーパーあずさ5号は乗車率そこそこ。自由席の椅子取りバトルもそんなに白熱する事なく楽に座れた。時間帯からか旅行者に交じって通勤で使ってるリーマンの姿も散見するが、実は〇ベー君も今日は出勤でスケジュールが合わなかったので今回は久々のピン行動となったのだ。
八王子駅で乗客の入れ替わりと共にほぼ満席になった。スーパーあずさなので八王子の次は甲府。高尾を過ぎた辺りから記憶が怪しくなった(笑)

「あと4分ほどで甲府駅に到着します」というアナウンスで目が覚めた。そうだこれ松本行きで甲府終点じゃないんだっけ!
慌てて荷物をまとめて、財布も確認して(笑)定刻通り甲府に降り立った。朝の9時半だとまだ小作は開いていない。さてどうすべきか?
思う所あって願い事が山積なので、神頼み紀行にしよう。という事でまずは武田神社を参拝しに向かった。が、駅前からずーっと緩やかな登り坂なので駅前からタクシーで楽しよう。

武田神社までタクシーに乗ったのは、いくらかかるか知りたかったのもあったが、気温29度の汗だく状況で足腰に負担をかけるバテバテ歩行は全然楽しくないからである。さすが車は早くて5分ほどで呆気なく着いてしまった。運賃は1メーターチョイの910円だった。平日の朝とあってか観光客は疎らで空いていた。

武田神社はご存知の通り武田信玄を御祭神として祀る甲州随一の神社である。かつて在った躑躅ケ崎館(武田信玄の居館)の跡地をそのままに大正8年(1919年)に創建された、意外と新しい神社なのだ。

天正元年(1573)に信玄公が没した頃の創建だとすーっと思っていたので、この新しさは意外だった。没年の53歳よりも無駄に生きてる自分を反省(笑)しながら境内へ進む。武田水琴窟の涼音に癒されて後、多数の願い事・お祈り事を神頼みして参拝完了。証に甲州金を模したお守りと御朱印を頂いた。

甲州金の開運守は裏面に武田神社の刻印があって良い記念になる。開運守500円、御朱印300円。最近は御朱印自体が御守りになるので、他の御守札の類はあまり買わなくなったな。次いで入館料300円で宝物館を見学した。そんなに大規模ではないが結構良いお勉強になる。

およそ武田信玄とは何の関連性もなさそうなキティちゃんの石像がデーンと入口に立ってるのが面白い。記念撮影をして大手門から外に出た。その外郭にポツンと建ってる「陣」という喫茶店が前から気になっていたので足休めに入ってみた。一見なのでトースト付きでアイスコーヒーを所望。

トーストの塩味がジワッ体に染みて実に美味い。画像には無いが、これに茹でたてアツアツの半熟卵がついてきた。「やーっと稲刈り終わってさぁ」なんて会話が聞こえてくる。ここはご近所の集会所みたいな憩いの場所なのだろう。カフェイン+ニコチンとトーストで癒されたのは良いんだけど、こんな陽気なんだからせめてエアコン入れて欲しかった(笑)
さて次は、今まで幾度となく山梨に来てるのに、その存在すら意識してなかった「山梨縣護国神社」も行ってみる事にした。武田神社からは徒歩で5~10分ほどだろうか。

この神社は武田神社よりも歴史がある。それでも明治12年(1879)の創建とまだ新しい方だ。元々招魂社として創建されたのが県民総意によりこの地に昭和19年に建立された。
山梨県の戦没軍人や戦死者25000人を神様として祀る神社なのだ。靖国神社の山梨バージョンといった所だろうか。

境内は広いが参拝など訪れる人は2~3人程度。老人が散歩で一休みしてる長閑な光景だった。今でこそ閑散としてるが、ここは県内有数のサクラの名所らしいので春は結構賑わいそうだ。社務所で御朱印を申し出たら宮司さんお食事中だったらしく、慌てて出てきて「ようこそお参り頂きました」と快く一筆認めて下さった。帰りは来た道を武田神社まで戻り、駅までは下り坂なので歩いて行こうとしたらバス停を発見。5分ほど待って往路も楽チンだった。

ちなみに護国神社入口から乗って甲府駅北口まで190円。外はかなり陽射しが強くてもし歩いていたらバテバテで倒れていたかもしれない(笑)

さて甲府駅を南口へ抜けて小作へ。昼を過ぎて昼食ラッシュも落ち着いたので何とか座れた。今回は何とホウトウではない!
〇ベー君のたっての希望でカルビ丼の食レポをお願いされていたのだ。
早速「甲州ワインビーフのカルビ丼」を頼んでみた。ホウトウを注文しないところが地元人っぽくてウケるが、ここでホウトウを注文しなかったのは初めてではないだろうか?
小作歴32年にして過去に記憶がない。

出てきたカルビ丼は意外と小ぶり。吉野家で例えれば大盛りの器かな?
味は濃い目だが上に乗ってる半熟卵を溶いて混ぜるとマイルドな味わいになる。箸休めのキムチはインパクトを与えてくれてなかなか相性が良かった。しかしワインビーフが高価なのか、これで1300円は注文するのにちょっと勇気が要るね。
という事で本日の甲府ミッションは全て完了して駅に向かう。

帰りは14時のスーパーあずさ18号に決めた。勿論始発じゃないから椅子取り合戦は本気モードだ。行列は思ったほど伸びてないけど、入線のスーパーあずさは既に乗車率60%は行ってたと思う。

その競争率の高さにもめげず奇跡的に座れたが、酒盛りの買い物をすっかり忘れてしまったのだ。
仕方なく帰りの酒盛りは全部車内販売で調達しよう。
この独特な振り子式の乗り心地も味わえなくなると思うといたたまれない気持ちになる。せめて1編成ぐらい現役で残して欲しいものだ。

去りゆく車窓を存分に楽しんで・・・
隣の乗客が席を立ったザワつきに気がついた。自分もすっかり寝落ちしてたのに気がついた。
車内販売なんかとっくの前に通り過ぎ、スーパーあずさは立川を通り過ぎ、酒盛りのモチベーションも通り過ぎ、しかし疲労も通り過ぎて元気に新宿に降り立った。
今回は回数券の消化旅行だったが、意外とその都度買う手間が省けて好評だったので、また買ってみようと思う。
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ご無沙汰の甲州お食事会

2017年09月10日 | 旅行・レジャー・ドライブ
今日は◯ベー君の提案で甲府より先の過疎駅探訪である。
早速いつもの新宿駅中ドトールでモーニングしながら待ち合わせた。ジャーマンドックのパキパキ感が堪らない。暫く行楽自粛していたから、ここに来るのもホント久しぶりだ。
◯ベー君と合流していざ出発、と言いたい所だが、なんとATM時間外で行楽資金が下ろせないという、早朝からしょっぱいオチでズッコケてしまった。となると本来乗る予定のスーパーあずさに間に合わない。
急遽ミーティングをした結果、本来の予定は延期にして今日はお食事会をやる事になった。

時間をずらして後続の快速富士山号に乗る。日曜日で駅は人の往来が賑やかだが、自由席は比較的空きがあって余裕で座れた。今日は駅弁無しだ。後々ホウトウが控えているので、軽くおつまみ程度に抑えた。
富士山号は定刻通り新宿を出た。

特急車両だけど特急じゃないので停車駅は多い。停まる度にどんどん人が乗ってきてアッという間に満席、乗車率100%越えで立ち席が出るほどの人気ぶりだ。大月駅に到着して一旦降りる。

富士山号はそのまま河口湖方面に行ってしまうので、ウチらは後続の普通列車に乗換えだ。今日の甲府行は観光要素が全く無い。単なるお食事会である(笑)

でも鉄旅だから電車に乗ってる時点で行楽なのだ。車窓を過ぎて行く山里の景色をボーッと眺めてるだけの行楽(笑)
笹子トンネルを抜けて盆地に入ると山梨に来た感が一気に高まる。

勝沼を過ぎたあたりの盆地の視界が素晴らしい。山梨入りは去年12月以来のご無沙汰である。ほぼ月イチで行ってた事を考えると8ケ月ぶりってのは異例かも。その12月ですら4ケ月ぶりとブランクが空いている。別に山梨離れって訳ではないんだけど(汗)

甲府駅には11時に着いた。小作オープンが11時だから丁度良いタイミングだ。駅前に出たらロータリーの変貌ぶりにクリビツ!
北口再開発の変化にも吃驚だったが、南口もかなり様変わりして歩道の面積が結構広くなっていた。

バスターミナルの案内所も建物が近未来的になってシャレオツだ。以前、駅ビルセレオがまだエクランだった頃の画像と比較してみた。定点ではないがターミナルが大幅に縮小されているのが分かる。

暫く来ないとこうも変わっちゃうのかと目をパチクリさせながら小作へ向かった。まだオープンしてそんなに時間が経ってないのに、もう店内は満席リーチ状態だった。日曜日だからだと思うが何という盛況ぶりだろうか。奥の座敷に通されて8ケ月ぶりにホウトウを頂いた。

豚肉ホウトウは文句のつけようがない美味さ。ご無沙汰だから尚更だ。ウチらの後に予約のグループ客が入ってきて、これで恐らく満席である。焦って食べたのか〇ベー君は舌先を火傷したみたいだ。
今日のホウトウ芸で何気にヤル気スイッチが入ってしまったので、今後は異様なブランクは空かないかもしれない。という事で無事完食して店を出たら外に行列ができていた。
お食事会が終わったのでサッサと帰る。時計を見たら乗る予定の1本前のスーパーあずさに間に合いそうだ。小走りで駅に向かった。

ホームに出て、恒例の自由席椅子取り合戦に意気揚々と…と思ったら行列が殆ど無い。もしかしたら並んでる人全員座れるかも?
でも始発じゃないから緊張が走る。入線してきたスーパーあずさ(E351系)はもうじき引退するそうだ。今年の12月に新型車両(E353系)のデビューで徐々に消え去る運命なのだ。今まで看板車両だったスーパーあずさ、ファンも多いだろうに何で現役から外すのか全く理解できない。不人気って訳でもないのに。老朽化でもしてるのだろうか?
せめて1編成でも現役で残してくれても良いと思うんだが。現役引退後は団体列車や臨時列車として運用されるそうだ。まぁ乗るなら今のうちだろうね。

心配していた座席の空き状況は何の問題も無かった。まあ日曜の昼過ぎで新宿行きなんてこんなもんだろう。焦って改札を通ったため帰りの酒盛り調達ができなかったので、車販であれこれ買う事にした。
駅中ニューデイズで買った生信玄餅とローソンの限定ぷるるん水ゼリーをメインに車販でじゃがりこや信玄アイスを追加。

今回は蒼龍のカップワインが無くて残念だったが、かわりに真澄をゲットできたのでテンションが上がる。早速乾杯しながら次のミッションをどうするか車内ミーティングだ。ぷるるんゼリーと真澄が秀逸で癒される。行楽予定は〇ベー君の仕事内容が少々不規則で読めないため、スケジュール調整が難しいので、決まりかけていた日光は年内というアバウトな結論で結果的に先送りとなった。現実的なのは甲府界隈か初鹿野、新府、梁川あたりかな。どうも口数が減ってると思ったら両者知らない間に寝落ちしていたらしい。

終点の新宿駅に着く寸前にビクンと何かを感じて飛び起きた。寝落ちって恐ろしいな。真澄を空にした後は全く記憶がないのだ(笑)
〇ベー君とはここで解散、自分は山手線に乗り、目白で途中下車して伴茶夢でコーヒーブレイクした。

アイスコーヒーとバタートーストでまったり疲れを癒して、今日の食行楽は無事に終了・・・じゃなかった!
財布が無い!
 なぬーっ!?
ヤバイヤバイ店出れないじゃんか。すかさず記憶を遡る。スーパーあずさか!
そうか車販で買い物した時だ。バッグに入れたつもりが?
そして寝落ちで慌てて飛び降りたという流れか。店に事情を説明したらOKだったので急いで新宿駅に舞い戻った。駅の事務所に遺失物の有無を確認したら、1件該当があるとの事で調べて貰ったら・・・
奇跡的に財布が無傷で戻ってきた。良かった~♪
再び目白に戻ってレジでお会計を済ませた。
「良かったですねぇ。私も財布忘れて戻ってきたんですが中身の3万抜かれてましたよ」
なんて苦笑しつつ体験談を話してくれた。親切なお店で本当に助かりました。心から感謝しつつまた快く利用させて貰おう。
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清河寺温泉でノンビリ

2017年08月28日 | 旅行・レジャー・ドライブ
早朝いつものように目が覚める。今日は休日、久しぶりに朝イチを狙って清河寺温泉に行こう。あまり早く動いてもまだオープンしていないので、ZIPが終わってスッキリが始まる頃のんびり支度をする。
5分後、寝落ち。
つきっぱなしのテレビはヒルナンデスをやっていた。やっちまった。朝風呂一番乗りは妄想に終わった。ヴァージンの高濃度炭酸泉に辿り着くためには違う意味でハードルが高い。まあ昼から出かけても、利用者は回転するからそう混雑はしないだろう。ドンマイドンマイ
5分後、寝落ち。
つきっぱなしのテレビは情報ライブ・ミヤネ屋だった。勘弁してくれよ(笑)・・・身体を休めに温泉行くのにここで休んでどーする!
5分後、寝落ち。
つきっぱなしのテレビはnews everyだった。もう楽な姿勢でいるから寝ちゃうんだ。立っていよう。しかしこう負荷をかけると疲れてまた寝そうだから、さっさと寝落ちの館を脱出した。
前置きが長くなったが、ようやく16時半から重い腰を上げて車を出した。
時間的にはもうそろそろ道路が混雑してくる頃である。本当だったらもうとっくに帰ってきてる時間なのに(笑)。
想定通り、首都高速はメチャ混みだった。ジャンクションの混乱で混んでいたようだが、やはり交通量は多い。

ようやく流れが順調になると、今度は反対車線が鬼のように大渋滞していた。どうやら事故渋滞のようだが、帰るまでに解消していてほしいものだ。寝落ちのトバッチリで大幅に時間がズレて何気に焦りモードだが、幸い本線は交通量も落ち着いて順調に走れた。
しかし出口の与野でまた渋滞。これは下のバイパスも混雑している事をハゲしく予告している。

ようやく下に出たら案の定大混雑していたが、まあそこそこ流れている。朝イチでちゃんと来ていればもっとスムーズにドライブを楽しめただろうにと悔いばかりが残る。
途中コンビニへ立ち寄って18時に清河寺温泉到着。こんな中途半端な時間に着いたのは初めてかも。

結構混んでる。手前のパーキングは満車で奥に僅かながら空きがあった。そろそろ日没なので今回は夜露天になりそうだ。
館内はそこそこ賑わっていて、脱衣所も浴場もそんなに混雑している印象ではなかった。
早速ヒノキの高濃度炭酸泉をジワジワ味わって一寸だけ寝落ちした。その後露天の生源泉湯に浸かった。湯温38.3度の感触は久しぶりだ。
湯上りに竹膳で天ぷら重を頂いた。

夕食でこういう脂っこい物は良くないのだが、併せてワンコインドリンクの黒匠庵で「匠の柚」を飲んでスッキリ。これはなかなか美味だった。食後に一服して2時間弱で撤収となった。

夜になってもまだまだ車の出入りがあって満車に近い状況だ。1時間そこらの湯浴みで足腰が治る筈無いが、血行は良くなった感ありで精神的には存分に癒された。日記的には8月最後の締め括りになると思うが、UPされるのはいったいいつの事になるやら。
(9月15日UP)
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甲斐路、湯煙に消える

2017年08月01日 | 旅行・レジャー・ドライブ
今日は〇ベー君のお誘いで、ホント久々に甲斐路鉄旅に出かける・・・予定だったが、台風接近と集中豪雨の影響で急遽LINEミーティングの結果延期する事になった。やはり山間部を走る中央線は遅延や運転見あわせの可能性0ではないので、今年になってまだ一度も足を運んでない甲府(甲斐路)ぶらり旅は幻に終わった。
その代わりに〇ベー君から湯けむり横丁の提案があったので快諾!
という事で夕方東京駅に集合してまずは大宮に向かうのだが、

駆け足で乗ったのが京浜東北線じゃなくて新幹線だった。混雑してるとキツイが、座れれば自由席で大宮に行くという手もアリだ。少々奮発すれば旅風情を味わえるのだが、大宮までのスピードは本気を出さないのでちょっとつまらない(笑)

〇ベー君がロコモコ好きなのを知ってか午後ブランチに買ってきてくれた。大宮なんて一駅でアッという間なので駅弁だとちと大袈裟だ。ロコモコなら時間的にも小腹にも丁度良い。窓越しに雨の勢いが次第に強くなってきたのが見えた。こりゃ行き先変更して正解かもしれないな。
大宮に着いて駅前から送迎バスに乗る。30分置きに出ているので計算しやすい。

駅前ロータリーが何やら騒々しいが、なんと本降りの雨のなか神輿を担いで盛り上がっていた。向こうに目をやるとよさこいの一団が踊ってる。なんだなんだ?・・・謎はすぐ解けた。大宮夏まつりの真っ最中だったのだ。雨天決行ってのが気合入っていてゴイスー!

駅前の通りにパイロンが並んで交通規制されていて、ってもしや!?凄い嫌な予感がしてきた。
いつもの送迎バス発着場所にバスがいないじゃん!?・・・となると乗車場所変更か???
すぐさまスマホでHPをチェックしたら、何と送迎バスは祭りのため16時で最終との案内が出ていた。
終了~!
と言いたい所だがせっかく来たのだからタクシーで行く事にした。湯けむり横丁は何度も行ってるがタクシーで行くのは初めてである。

バイパス方面への渋滞が殆どなかったのですぐに到着。今日は天気予報通り午後から大荒れだ。所により土砂降りだったり小雨だったり傘が手放せないストレスはあるが、カンカン照りで汗だくの鬱陶しいストレスよりはマシである。湯けむり横丁の混雑具合はどうだろうか?

夏休み中だから若い連中が多いと予想していたが、意外にも空いていてラッキーだった。ポータルの券売機を廃止したみたいで、お会計はすべてひっくるめて帰りに精算するスタイルになったようだ。
早速導入したての炭酸泉でじっくり身体を休めた。
湯上りの食事は天重セットを頂いた。油物は控えているため、たまに食べると新鮮味が加わって実に美味い。

食後に一服して、〇ベー君は明日も仕事なのでテキパキと撤収、送迎バスが無いので出口の会計時にタクシーを呼んでもらった。
外に出るとまだまだしつこく雨が降っているけど勢いは弱まったようだ。待つ事10分足らずでタクシーが来て大宮駅まで乗ったが、駅前の祭りはまだやっていて交通規制されているので駅前横付けは無理らしい。
ソニックシティの手前で降りてちょこっと祭りを見物していく事にした。

雨の中、神輿にサンバカーニバル、阿波踊りによさこい、民謡等々バラエティごちゃ混ぜ状態だ。今日と明日の2日間開催され、2日目の明日がメインらしい。もうちょっと眺めていたいが時間も押してるので早々に大宮を後にした。
帰路は新幹線じゃなくて埼京線寝落ちトリップで終了。

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横浜・満州・寝落ちに湯芸

2017年07月09日 | 旅行・レジャー・ドライブ
本来なら昨晩の郵便局の後に横浜移動の予定だったが、まさかの寝落ちで明け方になってしまった。すっかり夜が明けた早朝5時に車を出した。首都高速は全体的に交通量が少なくて流れは順調、途中でトイレ休憩して横浜入り。

実家に行く手前のコンビニで買い物をし終わった時、ある事に気が付いた。
鍵が無い!クルマのドアポケットに入れておいた駐車場の開錠キーが無い!
そうなると路駐はダメだし近くにコインパーキングはないし、クルマの置き場所が解決しないと先に進まない。もしかして鍵を家に忘れてきたのではないかと思い、実家を目前にしてまさかの池袋逆戻りとなってしまった。

復路の首都高速もこの時間に走るのは初めてだ。時間的に通勤渋滞前なので順調に流れていたので8時には池袋に着いた。なんか無駄に横浜往復してしまったが一旦リセットして仕切り直しだ。
しかし疑定のバッグ類には鍵が入ってない。何処にも見当たらない。って事は横浜断念だな。とりあえず心当たる場所を今日探してみて、ダメなら管理事務所に連絡してスペアを貰わないといけない。
その後お約束の寝落ち。今頃だったら横浜に行ってるはずなのに、まさか自宅で寝落ちをするハメになるとはね(笑)
午後、何とか蘇生してバイクで昼食に出かけた。久しぶりの隣町、椎名町の満州へ。

とにかく今日も暑くて参る。はやいとこ秋になってほしいものだ。駐輪場にバイクを入れて駅前を少し徘徊、店を冷やかして満州に入った。昼飯時を過ぎていたのか店内は空いていた。炒飯の大盛りと餃子のセットをたのんだ。

この量だと呆気ないので麻婆豆腐を追加注文して、仕上げにラーメン・・・ラーメンは止めておこう(笑)
メタボを少し意識するもしっかり満州太りして撤収。バイクの駐輪料金は100円だった。路駐でハエにたかられる危険を考えたら、この金額は保険料としても実にお手頃である。池袋にもこういうシステムをあちこちに設置して欲しいものだ。

家に戻って引き続きあちこち鍵を探し回ったが全然出てこない。クルマの中もくまなく探したが結局見つからなかった。
夕方、虚往虚帰の傷心で意気消沈寝落ちをしてまたもや時間がズレ込んだ。
夜は再びクルマを出して、疲れを癒しにリニューアルオープン間もない湯けむり横丁に向かった。

首都高速に乗った途端に渋滞にハマったが後は順調。さて湯けむり横丁は先日の7日にリニューアルオープンするまで、約1ケ月間休業していたのだが情報が乏しいだけにどう変わったのか全く予想がつかない。
それよりオープンしたての日曜日だから、混雑ぶりは相当なもんじゃないかって向かってる途中で気が付いた(笑)。

こりゃ完全に無計画だな(笑)。首都高速もバイパスも空いていたが、湯けむり横丁はやっぱり混んでいた。
到着が23時チョイ前だったが、まだ交通整理のおっちゃんが居るところを見ると想像以上の混雑かも知れない。

まず外観で違う点があった。今まであった屋内駐車スペースが無くなり、そこに「おおみや接骨院」とくつろぎスペースが出来ていた。
お祝いの花に囲まれた玄関を入るとまず券売機が無くなり、フロントの位置も微妙に変わっていた。券売機のシステムも含めてすべてリストバンドの後決済になったようだ。

館内の雰囲気は変わらないが一部で大きな変化が見られた。脱衣場も自販機や段差が撤去されてロッカーが増設された。今までより2段ほど積み上げられてロッカー室みたいになってる。今日は入館時に貰った記念品のタオルを使った。湯けむり横丁の名入りタオルは今まで無かったので、これは貴重かもしれない。オープン後はタオル類は全て有料レンタルになるとの事だ。

浴場も変わった。露天の3つ並んだ壺湯が無くなり、そのスペースにデーンと炭酸泉の大風呂が設置されていた。これは気持ちいい素晴らしいリニューアルだ。湯けむり横丁もついに炭酸化である。
湯上りの食事は、満州効果で空腹ではなかったので省略した。いつもくつろいでいた「喫煙座敷」はそっくり無くなって「湯けむりの間」という椅子とテーブルの休憩フロアに変貌していた。

ここにも禁煙の波は押し寄せ、貴重だったタバコの吸える座敷は想定通り消えて、隅っこに独房のような喫煙室が出来ていた。なんか平均的な日帰り温泉になっちゃったね(笑)
個人的にサラッと見渡した結果、大きな変化は3つあった。
①炭酸泉が出来た
②くつろぎスペースの拡大
③全館禁煙化
他にもシャワーの無段階調節可能とか細かい変化はあちこちに見られた。結果的に食後の一服が出来なくなったのは残念だが、炭酸泉が出来たのはとても魅力である。次回はもうちょっと時間を作ってノンビリ休みに来てみたい。
日付が変わって帰りにスタンドで給油した。価格は下がっていないが何より24時間やってくれたのは有り難い。

その足でちょこっと寄り道。真夜中の自然地はやたらとガマガエルが煩くてかえって不気味だった。やはり現地でロケした方が、机上のネット検索では見えてこないものが見えたり、意外な展開になっていたりと詳細が分かるので良かったと思う。その後深夜でスイスイの首都高速に乗ったが補修工事で軽く渋滞して終了。

今日は横浜と埼玉を往復した想定外のヘンな一日だった。
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朝マック・夜温泉

2017年06月28日 | 旅行・レジャー・ドライブ
繁忙時期が迫ってきて俄かに仕事量も増えてきた。それに比例して疲労も増してきたので休日の寝落ち危険度も上がってきた。が、昨晩ちゃんと寝たので今朝は幾分スッキリである。起きたと同時に肉禁断症状だ。手っ取り早く肉摂取ならマクドナルドに決まり。しかし近所のマックに歩いていくより遠くのマックに自転車で行く方が楽しそうなので、空腹工作とリハビリを兼ねて「ご近所サイクリング」に出かけた。早くも踏切で足止めを食らった。駅が近いと電車は速度を落として通過するのでカンカン鳴ってもなかなか来ない。その間に反対側も鳴り出してキリがない。始発から一駅目の区間は意外と「開かずの踏切」になりやすい。

遮断棹が開いて遠くのマックまで楽しいサイクリング。といっても2駅程度の距離だが、普段通らない道や逆方向もOKなのでとても新鮮に感じる。オマケに梅雨の中休みで雨も降らず陽射しも無く、湿度以外は実に快適だ。やがてマックに着いてグランドビッグマックとエグチをテイクアウトした。

グランドってのは通常より肉に厚みがあるらしい。次は限定のギガ・ビッグマックを買ってみよう。
帰路はガーミンGPSを頼りにコースアウト&迷子の寄り道やり放題サイクリングを楽しんで帰った。
その結果・・・漕ぎ疲れで寝落ち3時間

夜に自然蘇生して久しぶりの温泉ドライブへ。車検や修理など出費が多かったので行楽は自粛だが、今晩ぐらいは気分転換だ。

いつもの首都高速に乗ったが、期待していたJCTの4車線化の工事はまだ終わっていなかったようだ。2車線と2車線が合流するJCTは3車線で渋滞するため、それを4車線に広げる大工事なので完成はまだまだ先になりそうだ。与野でバイパスに降りて湯けむり横丁の前を通過。当然いまリニューアル工事中なので真っ暗だった。オープンは7月7日なのでそれ以降の休日に行ってみようと思う。
という事で今回は清河寺温泉である。途中でコンビニとスタンドに寄った。

クソ高いガソリン代はほんの僅かに下がっているが、それでもハイオク130円とイイお値段である。20リットル入れたが青春18きっぷ1回分より高い。入れた分を使い切る訳ではないが交通費としてはアホらしい値段だ(笑)
やがて清河寺温泉に着いたが、手前の駐車場は満車なので奥のアネックスに車を停めた。なんちゅー混雑ぶりだろう。

しかし不思議な事に館内は思った程の混雑ではなかった。人は多いが脱衣所も浴槽もカランも空きがあるので助かった。備付けのシャンプーとボディソープは夏バージョンなのか、メントール入りに変わっていてスースー気持ち良い。お馴染みの炭酸泉は更に気持ち良い。その後露天の生源泉湯に空きがあったので100%天然(地下から湧き出したまま)を存分に味わった。身体が温度に慣れてくると、妙な一体感に包まれて湯から出たくなくなるぐらいの気持ち良い。となりの人はイビキをかいて風呂寝落ちしちゃってる(笑)
湯上りに竹膳で海老天重を頂いた。

注文した後でメタボ反省(笑)。やはりこの遅い時間で油物はちとマズイな。今日の体重計数値も相変わらず平行線だったし(汗)。時計は既に23時過ぎだったので一服して清河寺温泉をお暇した。
温泉ドライブは楽しいが、得るものはあっても失うものは大きい。財布の諭吉がすぐ居なくなる。う~ん今度は試しに原付で行ってみようかな(笑)
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2日ぶりの高尾山

2017年06月22日 | 旅行・レジャー・ドライブ
予想的中してまたもや懲りずに高尾山、なんと2日ぶりのご無沙汰である。まあネタ的には一昨日と大して変わらないが、今日は電車ではなくクルマで行ったのだ。首都高速に乗ったら山手トンネルはお約束の渋滞だ。これは毎度の想定内なので仕方ないが、4号線に移った途端にまた動かなくなった。ノロノロ動いては止まりの繰り返し。それも異様に長いので首を傾げていたら後方からサイレンが近づいてきた。

渋滞を掻き分けてパトカーが通過して行ったので、これは事故渋滞だと察したがとにかく一向に動かない。朝からこの調子ではホントに困るのことアルよ。やがて事故現場に到達したが、滞りが長かったのかもう処理が終わっていた。当然渋滞は瞬時に解消したが、この一件で30分は無駄に過ごしてしまった。

今日は試験的にクルマで行った場合の1日の流れを比較しようと思ったが、朝からズッコケたのでもうどーでもいい(笑)
高速を途中でコースアウトして同行者が1名加わった。さてこの後の動きは手のひらを返したように順調だ。圏央道が開通して高尾山インターが出来たおかげでアクセスが楽になった。

という訳で予想以上にはやく高尾山口駅に到着する事ができたけど、それでも10時半は過ぎていた。朝の渋滞がなければもっと早く来れたのにと悔やまれる。無事に駅に着いたが次のハードルは駐車場問題だ。駅前のパーキングは結構混雑すると聞いていたが、やはり満車リーチ状態だった。それでも停められたのはラッキーかも。

昨日の土砂降りがウソのように天気が回復して、梅雨なのに傘要らずの1日だそうだ。相変わらずジメッとして鬱陶しいがカンカン照りのギラギラがないのは有り難い。
平日だからかケーブルカー清滝駅までの参道は思ったより空いていた。

10時55分、そろそろケーブルカーが出るので足早に券を買って飛び乗った。進行方向に背を向けて座ったので前回とは違う景色が楽しめそうだ。確かブラタモリもそんなシーンだったような・・・
真っすぐな線路は1000mあって上下駅間の高低差が271mというのが凄い。最大傾斜角が日本一の31.18度でパーミルに計算すると605‰・・・スゲー(笑)

高尾山駅に着いたら涼しい!
薄曇りで汗ダラダラにならなくて実に快適だ。今日の行楽はこの凌ぎ易い陽気だけでも成功と言っていいかも(笑)

ベトつかずにサラッとして快適な涼しさだが、同行者さんは寒いらしい。露出度MAXのナマ足がチキン肌になってる。その同行者とは2年ぶりのナミ助だ。相変わらずギャルっぽくて可愛い。海派だから山の良さがまだ分かってないとは言うが結構癒されてる様子だった。

ナミ助の好物はラーメンで、流行り系じゃなく昔からある普通のラーメン屋のラーメンが好きという。それならその先の茶屋にあるよと言うと一気にスイッチが入った。でもその前に試練の二択、男坂(早道の急階段)か女坂(遠回りの登り坂)か?

空腹なので迷わず階段を上がる。息が上がる。でもラーメンが待ってるのでテンションも上がる。
ナミ助とは色んな話をした。異色の青空ジジィ放談だ。やはり2年のブランクは無駄というかあっちゃならん事である。気まぐれとは言うがそれでも会ってくれるのは嬉しい。
やがてお目当ての権現茶屋に着いた。前回ゴマ団子を買ったお茶屋だ。

見晴らしの良い外の席に座って2人とも「八王子ラーメン」を所望した。飲兵衛のナミ助は早くもビールを注文、自分は運転なのでノンアルで乾杯した。
とにかくココは景色が凄い。深緑に囲まれ、遠くに横浜方面の町が一望できる。そんな景色を眺められるラーメン屋は他にそう無いだろう。この茶屋はオススメだ!

しかしなぜご当地物の八王子ラーメンがメニューにあるのだろう?と疑問に思ってたら、高尾山も住所は八王子市なのだ。そう言われても何かピンとこないな。ラーメンはあっさりしていてとても美味かった。次に高尾山に行く機会があったら空腹で登ろう(笑)
茶屋を出て少し歩けば山門だ。駅から距離にして1㎞ほどだろうか。

寺社に興味がないナミ助は借りてきたネコのようにキョトンとしている。こんなオヤジの道楽に文句も言わず付いてくるのは有り難い。ナミ助の性格なら「茶屋で呑んでるから一人で行ってくれば」なんて言いそうだからねぇ(笑)

お寺や神社なんて初詣の時ぐらいしか行かないそうだ。御朱印の存在すら知らなかったようで「御朱印ブーム」になってるのがカルチャーショックだった。お賽銭を入れて参拝。今日は尺の都合で本殿のみの参拝だが、朝の渋滞が無かったらもうちょっと足を伸ばしていた事だろう。
今回も御朱印を頂いた。ナミ助は初めて見る光景らしくかなりウケていた。

つい先日も頂いたばかりだが、書き手によって書式のデザインが違うのだそうだ。という事はまだ違うパターンもあるのだろうか。20日の御朱印と書かれている内容は同じだが「南無」の位置の梵字は僧侶以外の人が書く事は許されていないと説明してくれた。御朱印の奥深さに触れて、薬王院を後に参道を戻る。

男坂の急階段を降りて駅に向かう。通して見てると参拝客や登山客は少なくて閑散とした印象だった。やはり朝に集中して混雑のピークを過ぎたのだろうか?

先程の権現茶屋の店員さんに聞いたら、高尾山で喫煙できる場所はもう「無い」かもしれないそうだ。前回あった喫煙所が無くなってるし・・・なんて言ってたから、下山するまでお預けのようである。ケーブルカーの乗車時間は僅か6分だが、それすら長く感じた。

さっきからニコチン禁断症状の2人は駅に着くなり喫煙所に走った。ナミ助なんか禁煙外来で禁煙成功の証書まで貰ってるのに、早々に挫折して普通に吸ってるのがウケる。
さて、今までの行楽はオプションで本日のメインは温泉だ。清滝から高尾山口駅までの緩やかな参道を下って行く。ちなみに駅間の高低差は10mだそうだ。

彼女の長かった髪をバッサリ切ってショートにしたのは、茶髪で髪が痛んできてるのでリセットのためらしい。髪の長さひとつでイメージって変わってしまうもんだね。さてさて初の高尾山温泉は如何なるものか?
館内の1階で14時に待ち合わせると決めてそれぞれ二手に分かれて湯を楽しんだ。今日の気持ちよさは普段以上かもしれない。20日の分の疲れと今日の疲れが合わさってか、炭酸泉で寝落ちしてしまった。
蘇生したら14時を過ぎていたので慌てて風呂から出た。自覚は無かったが相当疲れが溜まっていたのだろう。
風呂上がりに食事処でカルピスフロートを頂いた。ナミ助はウーロンハイで乾杯。

さっきの八王子ラーメンが効いてるので食事には至らないが、軽食にピザを頼んだ。
それではやっぱり物足りないのでつけとろろ蕎麦も追加。これも結構とろ~んとして美味かった。
ところで先ほど上の十一丁目茶屋で買った本日のお土産は実用的な名入りタオルと根付だ。天狗印ってのは十一丁目茶屋の登録商標らしい。

彼女にとって初の高尾山温泉は気持ちよくてかなり気に入ったみたいだ。電車でどうやって行くのか聞いてきたのでほぼリピーター決定かも。来月は忙しいらしいので会うかどうかは今の所未定だ。また会おうなんて話にはなったが、そんなネタも含めて放談第二局も無事終わって15時半頃温泉を後にした。

駅前に戻ったら駐車場はまだ混雑していた。駅前なのに1日停めても800円というお手頃感も混雑の理由のひとつだろう。まあ高尾山は超人気の観光エリアだから仕方ないね。
なんだかんだナミ助とは2年も音信不通だったが、これからもよろしくって事で不思議な関係は今後も続く・・・?かどうかは分からない。

帰路も渋滞がなくて順調にドライブを楽しめた。しかしクルマは楽しいが、3代出費(高速代・ガソリン代・駐車場代)の負担をしなければならないし、渋滞すれば遅れ満車なら終了と越えるべきハードルが多すぎる反面、電車なら都心から1時間そこらで寝て行けるし酔っぱらっても帰れるし・・・。高尾山ならピンで行くなら圧倒的に電車が有利だという事を今回痛感した次第だ。
順調だったドライブも後わずかの山手トンネルで大渋滞にハマり、結局またもや30分ロスで終わってしまった。
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5年ぶりの高尾山

2017年06月20日 | 旅行・レジャー・ドライブ
今日は朝早く起きてギクシャクする腰と膝をかばいながら電車に乗った。天気予報に傘マークがない、梅雨の合間の貴重な行楽日和である。と言っても気温が30℃まで上がるのは調子に乗り過ぎだ。まだ朝は涼しいから良いけど今日は汗だくの一日になりそうだ。
クルマはまた違った楽しさはあるが、電車だと寝落ちの続きができちゃうから有り難い。特急だからヒュンヒュン飛ばして目が覚めたら車窓は山だった。ミヤネ屋というオチじゃなくて良かった(笑)

終点高尾山口に7時半頃着いたがちょっと早かったかな。駅前は殆ど人が居ない。行動前に駅中のATMでマネーを下ろしてノンビリ清滝駅に向かう。早いもんでこの界隈も前回訪れてからもう5年も経ってしまった。
高尾山ケーブルカーは8時の始発に間に合ったけど、乗ろうとしたら既に満員だったのにはビックリ。仕方なく1本遅らせて後続に乗る事にした。

運賃は片道480円、往復930円だ。帰りも乗る予定であれば往復券を買った方がお得である。しかしケーブルカーに通勤定期という設定があるのが面白い。始発が満員のナゾは恐らく山頂で働く人が多いから通勤ラッシュになったのだろう。
ケーブルカーは15分間隔で頻繁に行き来してるので時間の無駄は感じない。

乗ってる時間はたったの6分だが、その6分でしかも500円そこらで上まで行けちゃうんだからコスパは素晴らしいと思う。標高472mの高尾山駅には8時半に着いた。まだ早いな(笑)

今日は梅雨の中休みか良い天気で見晴らしは問題ないが、何気にガスって下界が遠くまで見渡せなかったのは少々残念。せっかくTZ85を持ってきたのに出番がない。

早い時間だからお茶屋とかお店の類はまだ開店前でシャッターが閉まっていた。コンビニでおにぎりでも買っておけば良かったな。これは想定外だった(汗)

ここからはほぼ平坦な薬王院の参道を進む。広葉樹の深緑は眼にも身体にも心地よい。こういう環境でのぶらり散歩なら疲れも心地よく軽減されそうだ。
陽射しは強く気温もグングン上がってきているが、山の上とあって木陰はとても涼しい。

浄心門をくぐり神変堂で手を合わせてひたすら歩く。今日の歩数計はどの位の数値を弾き出すだろうか。やがて山道は二手に分かれた。分岐は急階段の男坂と緩い坂の女坂に分かれる。どちらに進んでも合流点は同じなので好きな方に進めば良い。今回は気合を入れて男坂の階段を進む。煩悩の108階段とあるが、数えたらホントに108段あった。

煩悩108じゃ済まないオヤジはここで息が上がって少し休憩だ。こんな調子じゃ頂上は無理かな?
やがて薬王院に辿り着いた。山岳信仰の聖域はちょっと違ったオーラを放っている。午前9時、荘厳な山門に一礼して中へ進む。

歩いてきた参道を含め疎らだった人影も徐々に増えてきた。若いカップルを散見するが圧倒的にシニアの登山客が多い。しかも登山客はどんどん先に進んで居なくなっちゃうので、境内は誰も居ないかのように静まり返っている。

薬王院の御本堂で手を合わせる。今回は〇〇〇の〇〇と、ナ〇助の〇〇、〇〇の健康等をお祈りした。陽射しが更に強くなってきたが、標高があるのか然程汗ばんでこない。

薬王院は正しくは「高尾山薬王院有喜寺」という。奈良時代の天平16年(744年)に行基によって開山されたとても古いお寺だ。成田山・川崎大師と併せて三大本山に数えられる。
参拝を済ませたが、まだ奥の院まで行ってないので御朱印は後にして、その奥の院まで一気に駆け上がった。

かつてしぽぽと訪れた5年前と変わらぬ情景に心が浄化された(はず)。古くから天狗信仰があり、飯縄権現の眷属である天狗は除災開運、厄除け、招福などの御利益を齎す。

更に進んで奥之院を参拝。もう祈りまくって頭が上がらない(笑)。薬王院はお寺なのに鳥居を散見するのは古くから神仏混淆の習わしがあるからだという。奥之院の裏手にも鳥居がある。富士山信仰で気軽に富士山に行けない人のための浅間神社だ。そういえば頂上で富士山が拝めるそうだが、今日は見れるだろうか?

さてここから先の高尾山頂までの1号路は5年ぶりどころか40年超えのご無沙汰だ。上り下りや階段はあるものの全体的に緩やかな印象だ。しかも全線舗装路なので歩くのがラクだ。

深緑の中を進む。陽射しがカットされて涼しい。山頂までの道ってもっと大変かと思ったが意外とラクチンだった。ルートは6号路まであってそれぞれ登山道の健脚度もハードルは上がるが、ヘルニアのヘッピリ腰にはケーブルカー+1号路が一番オススメかも。

奥の院からは20分程で山頂に到着。登山客はチラホラ来ていて、山頂広場は埋め尽くす程の人出ではないので広々と見渡せる。昔は高尾山=600mが常識だったが、今はどこの表記も599mとなっているのはどうしてだろう?

年間の登山客が300万人という数値は日本一だそうだ。単純計算しても1日に8200人も来ている事になる。富士山が23万4000人というからその凄さが窺える。大見晴園地展望台からは遠くに富士山を拝む事ができた。曇って全く見えない日もあるから今日はラッキーだったね。すかさずTZ85で雄姿を収めた。

少し休憩して、やまびこ茶屋で遅めの朝食をとった。トロロそばのセットでおにぎりが出来立てのアツアツなのでとても美味しい。何より深緑の山々を眺めながらの食事は何を食べても美味いだろう。一服したあと下山だ。といっても登山の感覚があまり無いから今ひとつピンとこないけど(笑)

来た道をひたすら戻る。すれ違うこれから山頂を目指す人々の数がどんどん増えてきている。さすがミシュラン三ツ星の観光地だけあって外人さんの姿も多く見かけた。
奥の院から薬王院に降りて再び参拝、もうかなりの参拝客で賑わっていた。御護摩受付所で御朱印を頂いた。何度かここに来てはいるが御朱印は初めて。なんか喉の痞えが取れた思いだ。

御朱印がお守りになるので、数多ある御守護の類はあまり買うことはないが、「招福の鈴」というのを記念に購入した。

戻る参道の途中で、朝閉まっていた権現茶屋がオープンして賑わっていたので休んで行く事にした。黒ゴマ団子を買って一服。少し固めだがアツアツで香ばしくとても美味しい。

この時間ともなると閑散としていた参道は人で溢れてかなりの賑わいだ。平日でこうだから、きっと土日祝日なんてもっと凄い光景だろう。
参道を降り、次に十一丁目茶屋で高尾山らしいお土産を買った。

何気に気になってた復路のケーブルカーも15分間隔で分かりやすいから行動も立て易い。
高尾山駅前に戻ると、案の定帰りのケーブルカー改札は行列が出来ていたので1本見送った。

次発を待つ間に高尾山観光のアンケートをお願いされ、回答したらお礼にメモ帳を頂いた。やがて復路のケーブルカーが着き、ブログ撮影用に最前列を陣取る事ができた。真っ直ぐ下に伸びる線路の急傾斜はスリル満点。

ケーブルカーの勾配31.18度は日本一の急傾斜だそうだ。まるでゆっくり下りるジェットコースターみたいだ。6分間の下山アトラクションを楽しんだ後は、当然ながら駅前の高尾山温泉へ。今日の歩き疲れにはもってこいだ。ジワジワくる炭酸泉の気持ち良さが堪らない。

湯上りの食事はトロロうどんを頂いた。コシのあるうどんとトロロは結構合う。好物のナメコとネバネバ増しでオクラまで入ってヌルヌルネバネバの競演だ。これはお気に入りに追加しておこう。一服して温泉を出たのが14時。早朝に出発したので時間的ストレスが全くない。
高尾山の締めは町の鎮守である氷川神社を参拝した。

素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祭神とする高尾町の鎮守で、室町時代の応永年間(1394~1427)に毛利備中守師親(片倉城主)が武蔵一之宮の氷川神社を勧請し、寛文2年(1662)に再建され今に至る。今建っている社殿は昭和27年のものらしい。御朱印は線路を挟んだパーキング横の社務所で頂ける。
という訳でホント久しぶりの高尾登山はマイペースで存分に楽しむ事ができた。これハマるかも!
都心から1時間そこらで大自然に浸れるのだから、そりゃ300万人という数値は頷けるわ。

高尾山口駅のホームに上がったらタイミング良く特急が待機していたので、乗車した途端スーッ寝落ちで記憶が飛んだ。終点の新宿駅手前で覚醒して本日のピン行楽は無事終了。眠気覚ましに寄り道してツノハズでコーヒーブレイク。サイドオーダーの厚切りトーストは「塗ったバージョン」なので合格(笑)

気になる歩数計の数値は14921歩。15000歩に達しなかったのは惜しいが充分満足な数値である。休日で1万歩を越えるのは京都以来だ。
高尾山恐るべし・・・また近々行ってしまうかも知れない・・・という予感が(笑)
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高尾の朝湯は是か否か?

2017年05月15日 | 旅行・レジャー・ドライブ
昨日の仕事は実に中身が濃かった事もあって、まともな時間に落ちたため、今朝は割とスッキリ目覚めた。今日こそは高尾の温泉へという思いが募る。前回の失態をまたやらかしてしまうというオチは、まあ日記的にはアリだが、それではあまりにも勿体無いので・・・《5分寝落ち》・・・ヤバイヤバイほんと病気ちゃうか自分?(笑)
とにかくモタモタしてると落ちるので、サッサと家を出て電車に飛び乗った。今回は埼京線で新宿に出て京王線に乗り換えた。
これの良いところは始発から終点まで乗るので、行きも帰りも高確率で座って行けるのだ。では早速寝落ち。睡眠時間が足りてないせいかスーッと眠れる。
目が覚めた瞬間「終点、京王八王子です」のアナウンス!
あちゃー北野乗り換えを寝過ごしてしまった。しかしもう暫く寝続けるとミヤネ屋だから、手前の京王八王子で気がついてまだ良かった。
すぐ北野に戻り、後続の高尾山口行きに乗ったが、この軽い失態で温泉8時オープン一番乗りは失敗に終わってしまった。

少し遅れて高尾山口到着。今日は天気がくもりのせいか、上着がないと少々肌寒い。駅前広場に出てみたらちらほらお客さんが居る。見るからに観光や登山の人達ばかり。OPENから温泉目当てで来た人なんて殆どいないだろう。

駅前界隈を軽く散策してみたが、朝8時台だと何処の店も開店前でひっそりとしていた。とにかく今日は寝落ちに勝って(勝負してたんだ)ここに佇んでいる「達成感」みたいなものをヒシヒシと感じていた。

前にも述べたが、駅前なのでアクセスが良過ぎてとても有り難い。券売機のすぐ横に温泉入口がある。その脇に銀行ATMが設置されているのは便利だ。これならペーペーで来てもコンビニを探さなくて済むよ。

朝の賑わいは多分山の方にあるのでここは静かだ。平日の朝イチは狙い目かも。前のパーキングもガラーンとしている。ちなみにパーキングは有料で3時間までは無料のようだ。

本題の京王高尾山温泉にはオープンから30分遅れて入った。前回に続いて今日は初の朝バージョンである。
下駄箱に靴を入れてその鍵はフロント預け方式ではなく退館まで自己管理だ。

券売機でチケットを買ってフロントでタオルを受け取る。入館料大人1000円、レンタルセットは250円で要返却はバスタオルだけだ。名入りタオルはテイクアウトできる。
さすがにお客さんは数えるほどしか居ない、ほぼ貸切萌え状態なのでゆったりくつろげる。そこそこ人がいて賑わう雰囲気も良いが、静寂に浸りたい時なんかは閑散としていた方がストレスにならないだろう。
何と言っても山塊を目の前に入る露天の炭酸泉がとても心地よい。リラックスしすぎて久しぶりに風呂寝落ちをしたが、よいこのみなさんはぜったいまねしないでくださいね。
続いてマイクロバブルの桧湯を浸かり、イベント風呂も楽しんで終了。

食事処は朝9時からやっているので朝食を取ってから帰る事にした。窓際のお座敷に落ち着く。窓の外はすぐ京王線のホームだ。見てると降りる乗客は登山ハイキングウォーキング系のレジャー客が大半で、スーツ系は皆無に等しい。リュックを背負った小学生の団体を何度か見かけたが、今が遠足シーズンなんだろうか?
高尾山御膳を頂く。朝からこのバラエティな盛り合わせは目にも舌にも良い刺激である。毎週月曜日は「朝得デー」で午前中に食事処で750円以上の食事をした方にはソフトドリンク1杯無料サービスだそうだ。という事でメロンソーダを頂いた。

トロロ蕎麦が美味い。天麩羅、刺身、牛タンと色々な食感と味覚が楽しめて、朝食にしては結構贅沢気分を味わえた。食後のゆったりとした貴重な一時は実に癒されるね。
今日は温泉が目的なのでこれにて撤収だが、また元気な時に御朱印帳を携えて高尾山詣でをしたいと思う。こんなに短時間で手軽に来れるのだから何度足を運んでも良いね。
清河寺温泉、湯けむり横丁の定番ルートに新たなルートが加わったかもしれない。
清河寺も湯けむりも駅から離れているのでクルマの方が便利だが、高尾山温泉は終点の駅前物件なので、アクセスは圧倒的に電車が有利と感じた。

ホームに上がったらちょうど新宿行き特急が発車間際だったので、慌てて飛び乗って即座に気を失った。
寝ながら帰れるというのは凄く魅力だ。目が覚めたら間も無く新宿終点。朝イチで出かけたので昼にはもう池袋に戻って来れた。

ビックカメラによって消耗品などを購入後、定番の伯爵に落ち着いた。炭焼珈琲のコクが染み渡る。今日は寝落ちの魔の手から逃げ切った素晴らしい一日だった。
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5月2日、昼の部

2017年05月02日 | 旅行・レジャー・ドライブ
今日はタイヤ交換で預けているクルマを引き取りに行った。寝落ちを済ませて電車に乗ったが、また寝落ちで記憶が飛んで蘇生したら大宮だった。
直通でコースアウトはしないものの、危うく乗り過ごし一歩手前で現世に戻って西大宮駅で降りた。

そういえばこの近くの交差点名が「大塚古墳」なのだが、気になって探していたその大塚古墳がやっと見つかった。今まで何度かその前を通っていて、てっきり産廃の残土置き場だと思っていた一角がそれだったのだ。駐車場の隅にある雑草で覆われた盛り土、裏手に回ったら石碑と解説板があった。

解説板によると県内の墳墓は殆どが円墳で、大塚古墳のような方墳は珍しいという。埼玉県の古墳は円墳が約4000、それに対し方墳は約100しかないそうだ。大きさは一辺が約10m弱のほぼ正方形で高さは約4mある。何より発掘調査がまだ行われていないというミステリアスな墳墓なのだ。

石室は有るのか?、埋葬品の有無?、そもそもいったい誰の墓?…等々、大塚古墳は謎に包まれているロマン溢れる史跡だった。
解説板の下には馬頭観音石碑が二つあって、年号は明治26年と天保8年と其々刻まれている。こんな新興住宅地の一角に江戸時代の歴史を垣間見る事ができて面白い。途中下車っぽいぶらり散歩の一発目はなかなか興味深い歴史に触れる事ができた。
さて先を急ごう。いや別に急いでないのだが、そろそろ腹が減ってきた。すると視界にスシローの文字が!
地元のスシローはいつも混んでて入った事がないけど、ここはどうやら空きがあって待ち時間0で座れた。愚生初のスシローなり。

ここもタッチパネルで注文する今風のローリングシースーだ。いつもアナログ対話式の店だから、こういうハイテクは便利で面白い。ネタも結構美味い。人気なのも頷ける。寿司の他にうどんもメニューにあったので頼んでみる。

色々メニューをタッチして12皿ほど味わったが、印象に残ったのはズワイ蟹軍艦だ。これは美味い。蟹肉と蟹ミソが乗ってジワーッと旨味の余韻が続く逸品。ウニも良かったがこれは3回位リピートした。初のスシローは好印象だったので、そのうち空いてる時間を狙って地元の店にも行ってみたい。
さてさて、今日の本筋を忘れてしまうほど横道にそれてしまったが、ようやくタイヤ交換を依頼したスタンドに着いた。今回は後輪と同じ35になってようやく安心して走れるようになったが、安くなったとはいえ約9万の出費は痛い。

同時に給油時なので20リットルほど補給したが、ガソリン価格も上昇気味でこれまた痛い。オマケにオイル交換や車検が後に控えている(笑)。これではドライブや行楽熱が一気に冷めてしまいそうだ。
まあ萎えてばかりではせっかくの休日が勿体ないので、気分転換に清河寺温泉へ。

暫し嫌な事は忘れて炭酸泉で疲れとストレスを抜いた。このジワジワ芯まで温まってくる感覚が堪らない。その後スーパージェットバスでビシっと締めて露天生源泉へ。いつも人気があって混んでるけど今日は入れた。38.3度という適度なぬるさは出るのが嫌になる気持ちよさだ。地下1500mから湧いてくる湯そのまんまだから、100%自然と一体になる心地よさとでも言おうか。1500mというとここから直線距離で西大宮駅のちょっと先ぐらいだろう。そんな奥深くから出てくる貴重なお湯は、今時期と秋が一番心地よく感じると思う。

湯上りは久しぶりにフルーツ牛乳をグビッと一気して、スシローの後なのでここでの食事はオミットして撤収。
行きは電車、帰りはクルマというパターンは、ドライブというカテゴリーに入れていいものか迷うが、今日初のドライブは乗っけから断続的な渋滞にハマってしまった。

止まってはノロノロの繰り返しで時間ばかりが無駄に過ぎて行く。という事はこの後の用事が危うくなってきた。結局首都高速に上がって渋滞からは逃れたが、この後の予定は延期にした。まあアレコレ欲張らず、今日は真っすぐ帰ってゆっくり休もう。
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温泉とタイヤ交換

2017年04月24日 | 旅行・レジャー・ドライブ
昨日◯ベー君から貰った招待券を早速使わせて頂く事にした。
大宮の湯けむり横丁、なんか久しぶりだなと思ったら今年になってまだ一回も行ってなかった。
今日は一昨日の失態第2弾なんて事にならないよう、スッキリの時間に割とスッキリ起きる事に成功。これだけでも日記ネタになる(笑)

前タイヤは見た感じまだ何とか持ちそうだが、既にスリップサインが出ている上に、側面も細かいヒビが見て取れる危ない状況だ。とにかく大事になる前に手は打っておいた方が無難だろう。
おっかなびっくり首都高速に乗ったらもう渋滞していた。熊野町ジャンクションの4車線化工事がまだ終わっていないので、いつも通りの混乱ぶりだがジャンクションを過ぎたらスムーズに流れ出した。タイヤが健康じゃないので運転も気を遣って些かストレスが溜まる。

順調な首都高速も出口の与野で大渋滞を起こしていた。今日の首都高速、喉元過ぎれば何とやらだがシメは便秘というオチがついたね。待っていてもストレスなので新都心方面に逃げて、急がば回れでウラルートを走って湯けむり横丁に到着。

もうお昼を過ぎているが意外と駐車場は空きがある。フロントで招待券を渡して中に入る。ちなみに招待券の対象は入館料だけなのでタオルはいつも通り有料だ。
館内も空いていて快適だ。露天も全然寒くないのでスッポンポンでも快適。壺湯とぬる湯を存分に味わった。
湯上りに昼食を頂く。今日は週替わりランチのAを頼んだ。厳選・銀鮭の柚庵焼き、エノキのバターホイル焼き、三元豚の肉豆腐となかなか洒落ている。

しっかり美味かったし、これだけの内容で1000円切るのは結構イケるのではないだろうか?
食後にアイスコーヒーとニコチンで腑抜けになって終了。なお5月は何やら施設の老朽化による大規模な改修工事をやるみたいだ。案内によると既に部分工事に入り、5月31日~7月6日までは完全休業するらしい。7月7日にはリニューアルオープンするそうだ。

前回行ったスタンドで燃料の補給ついでに聞いてみる事にした。やはりゲージで計測すると交換が必要なレベル。もうとっくにレッドカードが出ている状態だ。それじゃ手っ取り早くタイヤ取り寄せて貰って今日も入院。帰りは電車で帰る事となった。
ところが急展開、いまタイヤメーカーのスタッフさんが来てるのですぐ発注かければ最短1時間程で交換可能との案内。となれば入院でなく即日完了出来そうなので交換をお願いする事にした。
さて最短1時間と言ってるがどうやって時間を潰そうか?

とりあえず近所をブラブラ散歩しながら、歩けばどれくらいかかるのか検証してみた。ことごとく何もない普通の住宅街が続く。この界隈も宅地開発で景色が激変したという。そのためか住宅も道路も経年の草臥れ感はあまり感じない。

という事で時間潰しには丁度よい清河寺温泉に着いた。ここまでゆっくり歩いて15〜20分ぐらいだろうか。駅からだとそこそこの距離がある。
こちらも平日の午後とあってか空いていて快適だった。汗ばんだ身体を洗って高濃度炭酸泉とジェットバスでノンビリ。

1時間半ほど滞在したが、スタンドからの連絡がないのでとりあえず撤収して、今度は違う道を歩いてスタンドに戻った。

あれれ?・・・タイヤ交換、まだ終わってない?もうとっくに1時間以上経ってるんだけど?
スタッフさん、申し訳なさそうに
「申し訳ありません。こちらの発注手違いで今日タイヤが入ってこなくて…云々」
どうやらタッチの差で発注出来ずに結果、タイヤ交換に数日かかってしまう事が判明。お詫びのしるしにこれを差し上げます!といってボックスティッシュをカートンで下さった。これにはビックリ!
「ガソリン20リットル以上給油のお客様にボックスティッシュ1箱プレゼント」のキャンペーン商品を、しかも1箱どころか1カートン!
ティッシュはよく使うのでこのサプライズはとても有り難い。というかスタッフさんがあまりにも申し訳なさそうにしてるので、こっちが逆に恐縮してしまった。

元々電車で帰るつもりだったので何の問題もなく撤収。クルマは入院となり引取りは5月の頭になりそうだ。今日は温泉2ケ所も行けたのでなかなか充実した一日だった。

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