当ブログが始まって以来、更新が丸々2ケ月も放置になってしまった。その原因は、想定通りの寝落ち弊害もあるが、GoToトラブルとかいう良く分からないキャンペーンで東京人が除け者にされた事によるテンションダウンである。
要するに東京から出なきゃイイんでしょ?って事で今日の月イチ御朱印散歩は東京の山奥・武蔵御嶽山への参拝登山に決定。まあ登山と言えるほど大袈裟な物ではありませんが・・・
朝、池袋でG君と待ち合わせて新宿へ。そこから中央線で立川へ向かう。ここまでは交通の便がいいので接続もスムーズだ。駅のホームでC君と合流して、立川からは青梅線に乗り換えて奥多摩方面へ。本数が少ないのと奥多摩直通がなかなか来ないので途中の青梅駅でまた乗り換え。と想定外に電車移動で時間を食ってしまった。
という事で御嶽山の玄関口である御嶽駅に着いたのはお昼近く。駅から御嶽山の麓までは直通の路線バスが通っている。時刻表を見るとほぼ1時間に1本。しかもタッチの差でバスが出た後だった。当初は山の上でお昼にする予定だったけど調査不足で早くも2時間近いロスだ。まあ急ぐ旅でもないしノンビリテーゲーがモットーなので、駅前の北京料理・東峯園でお昼をとって行く事にした。
次のバスの時間をチェックしてこの店オススメの「御嶽ラーメン」を所望。野菜がドッサリ乗っていてクチコミの評価通りとても美味い。追加の餃子とビールで更にテンションが上がった所で次々とお客さんが入ってきて満席になった。そろそろバスの時間なので撤収したら外にも空き待ちのお客さんが数名。周囲に飲食店が少ないのもあるがここはランドマーク的な人気店のようだ。
さてようやく本題のバス移動。
JR御嶽駅前から御嶽山麓のケーブルカー駅近まで行ったり来たりしている路線で所要時間は10分ほど。なんだ大した事ないじゃないかと思ってたらとんでもなかった。当初駅から御嶽山まで徒歩で行く案も出ていたのだが、バスの移動距離でドン引きの絶望的苦笑。この距離は流石に四十五十の弱腰では歩けない。恐らく途中リタイアか入院必至であるw
終点に近づくにつれ山道の勾配がどんどんきつくなり、ようやくゴールの「ケーブル下」に着いた。
そこからケーブルカーの滝本駅まで少し歩く。少しといっても急坂なので結構シンドイ。
コロナ禍の影響で閑散かと思ったら意外や登山客や参拝客で賑わって、ケーブルカー待ちの行列ができていた。切符売り場で往復券(1330円)を買って列に並ぶ。びっくりだったのは改札でSuicaが使える事だった。それ知ってたら切符買う手間省けたな。これも調査不足・・・
もっとビックリだったのは入線してきたケーブルカーがなんと「京王線」⁉
ケーブルカーは高度が上がるほどどんどん勾配がきつくなる。ワイヤー切れないんだろうか?
これ徒歩で登ったら自殺行為だな。そう考えたら高く感じる運賃なんて安いもんだ。6分程で御嶽山駅に着いた。
乗り物で楽チン登山だけど、高い所に来た感があって清々しい。
駅からはバスだが、ケーブルカーで上まで上がって参道を進んで参拝するという流れは高尾山とよく似ている。かつて小学生時代に家族旅行で日の出山から縦走でここに来た事があるので、数十年ぶりのご無沙汰だが、もう断片的な記憶しか残っていない。問題はココに来るまでコンビニが一軒もなかったので、御酒飲のワイン供給が断たれてしまったのだ。C君持参のチューハイをお裾分けしてもらって何とか難を乗り越える。
券をみるとリフトも乗れるみたいなので、せっかくだから乗って更に上に登る事にした。
展望台に着くとさすがに見晴らしが良い。遠く、今まで移動してきた動線が細々と窺える。都心では絶対見る事のない「緑の極み」を堪能して山道を進む。山道は参道となり、御嶽講の宿坊街から土産物屋の並ぶ一角を歩いて神社を目指す。
参道は舗装路で疲れないが、この気温と湿気でクタクタ状態。汗拭いのタオルがもうグショグショだ。暑さは仕方ないにしても要らぬ湿度さえなければもっと快適な行楽になっただろう。くたびれ感MAXで愚痴が出始めた頃ようやく石鳥居と随神門に着いた。
しかしここがゴールではなくて、鳥居をくぐった先に300段以上の石段が続く(汗)。高尾山は599m、こっちは929mと規模が違うので軽いノリではちとシンドイかも。気のせいかも知れないがケーブルカーの駅からずーっと登り調子なんですけど・・・
石段の途中で側面に何やら謎の彫り物を見つけた。上ばかり見て登ってると意外と気付かないものだが、いったい何の意図で彫られたのだろう。こういう隠れキャラ的な遊び心と言っては失礼か・・・
魔物のようなキャラは2ケ所見つけたが、もしかしたらまだ他にも居るかも知れないので、参拝の際は探してみて下さい。
登り攻めで心が折れた頃ようやく本殿が見えてきた。
御嶽山パネェ~!といっても若い人や健脚さんはどうって事ない距離だが、肺酷使のメタバーには殊の外堪えた。死ぬかと思ったゎ・・・。
武蔵國の鎮守として古来から山頂に佇む。その古来が凄くて、創建は言い伝えによると紀元前91年という気の遠くなる古さ。ついに歴史の古さも紀元前まで行ってしまったか(汗)
詳細はググって頂くとして(なげやり)、古くからおいぬ様(お犬)信仰(おいぬ=日本狼)として知られていて、ペットの祈祷も行ってくれるそうだ。そのためかケーブルカーも犬乗車OKというのが面白い。また、お犬=老いぬに通じ、健康長寿にも御利益がある。
社務所にて御朱印を頂いた。コロナ騒動が始まって以来、御朱印帳に直に書き入れて貰えたのは初めてだ。今までは御朱印休止か、あっても書置きばかりだったので今回の御朱印はとても有難い。これがもし書置きだったらここまで登ってきた苦労も癒えなかった事だろう。
本殿背後に奥社遥拝所という場所がある。その視線の先に見える男具那山を拝む拝壇で、山そのものが御神体である御嶽山同様にその山も日本武尊を祀る奥宮がある神聖な場所だ。
という事で今回の参拝ミッションはこれにて終了。休憩して来た道をそのままケーブルカー駅まで戻る事になるのだが、小腹が空いたし酒もそろそろ無くなるので道中のお茶屋でおでんでもと思ったら満席だった。おでんは断念だがせっかくなので記念にお土産をいくつか購入。
昔流行ったペナントと並ぶ定番のバッジが色んな種類売ってたので色々買ってみた。小学生の頃は家族であちこちの低山ハイキングに行ってバッジを買い集めるのがマイブームだったが、画像のバッジ4種類の下2つは小学生当時からデザインが全く変わっていない。これはとてもイイ記念になった。
帰路はリフトをチョイスしなかったので本来の参道を辿って駅に戻ると、ちょうどケーブルカーが発車間近だったのでダッシュで乗り込んだ。帰路はなかなかタイミングが良い。早くも御利益か?
下の滝本駅まで下りたら路線バスが発車間近でダッシュ飛び乗り。多分御利益アリだろう。
御嶽山は神聖な場所ではあるが、電車・バス・ケーブルカー・リフトと移動手段が整っていて気軽に行ける観光スポットでもある。でも上の参道は結構歩くのでそれなりの構えが必要だなと感じた。ケーブルカーの滝本駅には有料パーキングもあるので、そのうち車で再訪してみようと思う。
御嶽駅から青梅線に乗り、立川でC君と別れて・・・ん?メシはどうしよう?
そりゃ言うまでもないでしょとG君イチオシの中野途中下車決定。最近ド定番になったすてーき亭へ直行。17時チョイ前と夕食には少々早いが、寝る頃小腹が空かないように一杯食っておこう(笑)
後々調べたらすてーき亭は所沢にもあるらしい。それ知ってたら秩父の帰りに行けたな・・・。
お肉のご利益を授かって19時に解散。次回はGoTo何トカ次第では山梨方面に展開するかも・・・