久しぶりに電装系の改造ネタ。
納車された当時に実行したウィンカーのカチカチ音発生改造のネタで、記事の準備はしてたけれど、
他のネタにかまけてたら最近某氏が同様の改造を公開してるのを見かけた。
いい機会だから俺も書いてみることにしたよ。w
YBR125のウィンカー点滅はメーターパネルのインジケータで確認できるけど、純正の球だと点滅状態が
暗くて見えにくいし、そもそも右左折や進路変更直後は前方や周囲に集中してるので消し忘れをして
しまう事が時々あった。
ビジネスバイクやスクーター等はウィンカー点滅を知らせるカチカチ音が出る部品があるけれど、
YBR125には付いていないから、乗り換えた人の中には「ウィンカー芋」の経験者が意外と多いかも知れ
ない。w
で、ウィンカー音でも発するように改造してみようとホンダのスクーター・DIOに付いてるウィンカーリレー
を入手してYBRに取り付けてみた。
DIOのウィンカーリレーは中にカチカチ音を発生させる機構が内蔵されてるし、そのままYBR純正と差し
替えるだけだから簡単だった。
ところが・・・実際に走ってみると音が聞こえない!orz
シート下に隠れた部分へ収納された音響リレーじゃエンジン音に掻き消されて聞こえないのだ。
たいていのスクーターはフロントカウル内に音響リレーが設置されてるので、カウルの空間がスピーカー
ボックスのエンクロージャーみたいに反響を促して音が良く聞こえるのだろう。
DIO用リレーの流用は失敗に終わった・・・
次に入手したのはカブ系でおなじみのカチカチ音の部品。
オーディブル パイロット COMP 38401-187-701。
郵政カブなどはこれがハンドルに付けられていて、音がしっかりとライダーや通行人に聞こえる。
記憶ではCD50/90でもオプション設定されていてパーツリストに記載されていたはず。
配線はこんな感じで、左右ウィンカーの+極配線間に繋げればいいだけ。
市販のギボシ端子付Y型分岐線などを利用してもいいし、自分で端子を圧着してもいい。
俺は適当に手持ちの材料でオーディブルパイロット自体に分岐機能を持たせるように改造してた。
取り付けはライトケース内のウィンカー配線を探しだして割り込むだけなので、ウィンカーからの配線を
たどれば、どこに接続点があるか分かるだろう。
さて、YBRのどこにオーディブルパイロットを固定しようか?と迷ったけど、DIO用の失敗もあったから事前
に余計な細工をしたくないので、ライトケースの中に転がしておくことにした。
ライトケースが反響の役目をしてくれるならちょうどいい。
オーディブルパイロットを凹みの部分におさめて邪魔にならないように設置する。
この改造でカッコンカッコンと小気味よい音と共にウィンカーが点滅し、エンジン音にもかき消されず、
消し忘れは無くなったよ。
なお、配線間違えは致命的なダメージを与える可能性があるから、よく確認しながら作業してくだされ。
一番やってはいけないのは「これかな?これかな?」と理解せずに見知らぬ端子にてきとうに
繋いで見る方法で厳禁だよ。
電装系改造は配線間違いを起こした時に運良くヒューズが切れてくれるといいが、ヒューズが切れても
それさえ理解できずに右往左往してるバイク改造記事をネットで見掛かけるたびに、この手の電装系改造は
あまり安易に紹介できないなぁとつくづく思う。