YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

大根マフラー

2017年07月30日 | YB125SP改造

ついに我がブログ初のマフラー交換を実行したよ。

YB125SPに似合うマフラーを色々検討していたけれど、社外品で
「これだ!」と思う物は無く、良いかなぁ?と思う物は排気音が
五月蝿くて後付バッフルなどの消音対策で皆苦労していた。
そこで目をつけたのが中国生産の天戟YB125Eの純正マフラー

旧型YB125EはEURO2規制世代の車種なので、タオバオでも
けっこう安く売られている。
タオバオ id=18670502895
[ 天琪天戟(副厂)] 100元(約2000円)


重量の実測は4.2kgで梱包重量が1.6kgだったからマフラー
単品で買うと5.8kg。6kgで重量計算すればEMS送料が分かる
1元20円で約5000円だからマフラーよりも高いけれど、フルエキが
7000円で買えると思えば国産社外品よりもお得だと感じるよね。
なお副厂はコピー品?なので精品(正品)を選らぶと重量が5.5kgに
跳ね上がり、音はYB旧製品並みに静かとの事だ。

雨が上がったので交換してみた。

余談だけど純正マフラーの重量は5.85kgだったから、なんと
1.65kgも軽くなるのだ。
副厂品をわざと選んだ訳は、内部構造が単純で軽く仕上がって
るからである。
だけど下手な汎用社外品よりもしっかり作られており、取付寸法
はポン付け仕様。

あちこち違いはあるけれど、音量や特性に影響しそうな箇所を
比べてみた。

純正マフラーのエキパイ内径が約19mm。

YB125Eのエキパイ内径は約22mm。
3mmの内径差は抜けの向上につながると予想できる。
その分すこし音量は増すだろう。
サイレンサー出口もYB125Eの方が少し太い。
旧型YBR125のマフラーと同じ仕様な感じがする。

当ブログは作業要領書じゃないので交換方法は省略。
基本的にはネジを3箇所外せば交換可能だよ。

交換後、始動してみたら音量・音質共に変化を感じた。

昨今の騒音規制法も気になるので測定方法に準じてテスターの
音量測定機能を使って測ってみたよ。
排気出口より45°外側50cmのところで測定。

近接排気騒音値を測ってみた。

YB125SPの最高出力回転は約7000回転なので、規定である
最高出力回転数の1/2の回転数を測ったら89.6dBだった。
これなら一応既定値の90dBを下回ってるので、数字上では五月蝿い
部類にはならないはず。
壁が隣接した場所での測定だったので、数字が少し上がってしまってる
から規定の広い場所で無風を条件にすればもっと下がると思う。

さて、YB125EマフラーにはYB125SPマフラーにある排ガス
浄化機構のAIホースを繋げるパイプが無い。

中途半端にぶら下がったAIパイプをどうにかしないとな。
YB/YBR系オーナーさん情報では、椅子の足にはめる15mmの
キャップが開いた先端にフィットするそうだ。
パイプの外径は実測16mmだったよ。

ブラブラして邪魔なのでもう少し分解してみた。

作業しやすいようにAからブローバイガスパイプを一時的に抜き、
CからBを分離してぶら下がったパイプを外す。
Aに元あったエンジンからのパイプを繋げる。
Cに何か蓋でもしないと中にゴミや虫が入り込むので、適当に
栓か蓋でも付けておけば良い。
膨らんでるホースCの外径は約20mmなので内径18mmくらいの
キャップでも見つけるか、ホースCの内径15mmに栓をする感じで
外径16mmの何かでも突っ込むのが適当かと思う。
手持ちの油性サインペンの太軸側のキャップが差し込むのに
丁度よい感じだったけど、使い切るまでおあずけだな。

音量はクリアしたから音質と乗り味で感じた事を羅列してみたい
と思う。

・アイドリング時、低音域のドコドコ音が増した。
・アクセルをあおるとスパパパって小気味良い音がする。
・後方へ回って聞くと低音が純正に比べて迫力がある。
・吹け上がりは良好で5000回転からの加速が円滑になった。
・ただし純正キャブのセッティングでは低回転域のトルク
 が少し減った。
・試しにキャブのパイロットスクリューを再調整した結果、
 1・1/8回転開けで遜色ないトルク・加速になった。
★後日さらに微調整した結果1・1/4開けの方が全体的に
 力強さが出て、登坂時の粘りが良くなった。

まだまだ走り込みが足りないから、もっと気づく点は後から
出て来るだろうけど、完全ポン付けでほぼ無調整でこれだけ
変わるなら、他車種純正マフラーの流用は大成功だったと
思うよ。

メッキマフラーに変わると前後のメッキフェンダーとの見た目の
バランスが改善されて、これこそ「SR風」なんじゃないかな?
角度も丁度良いし、長さも純正よりも少し短くなってスッキリ。

寸胴なサイレンサーなので大根マフラー!

マフラーで盆栽したのは久しぶりだった。



4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
椅子脚用15mmキャップについて (ぜんき)
2017-07-31 00:07:11
申し訳ありません、椅子脚用15mmキャップは「中途半端にぶら下がったAIパイプを~」の写真のぶら下がった部分にとりあえずフタをする場合にぴったりなのであって(BEA○Sのマフラーにも類似品が付属しています)、ここまで撤去した後の「C」のフタに使えるかは定かではありません・・・誤解を生じる情報をお伝えしてしまい申し訳ありませんでした。
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修正しました (雷太)
2017-07-31 00:33:08
追加情報をありがとう御座います。
早速、記事内を修正しました。
返信する
修正ありがとうございます (ぜんき)
2017-08-02 17:04:50
お手数おかけいたしました。

spにメッキマフラー、リヤビューがとても良いですね!
出力の変化もとても気になります。乗り込んでからレビューも楽しみにしております。
返信する
変化 (雷太)
2017-08-02 19:54:34
純正流用なのでわずかしか変化はありませんけど、5000回転からの上昇は素早くなった気がします。
旧型YBRマフラーと酷似した物なのでPZ27キャブ改造やハイカム化する時に、我が旧YBR号の改造例が
再度役立つと思っています。
しばらく性能的改造をせずに、このまま小気味よい排気音を楽しみたいと思っています。
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