[ピックアップコイル代用の試験治具・自転車ダイナモ]
これが成功すれば色々な車種にも応用できるし、手に入りやすいってところがいいね。
試験回路は前出のこれでかまわない。
[点火系チェックの実体配線]
そして実際に組んでみたのがこれ。
本当に回路図みたいな配置になった。
ダイナモの配線はライト端子と固定ボルト間の2本。
★この写真中の配線色は正しくは逆です。端子止めが白(+)ボルト止めが(-)。
動作試験が終わったらまた自転車に戻そう…
CDIのコネクタは防水仕様の特殊な物だけど、試験程度だから配線は普通の110型端子を圧着し、
熱収縮チューブを被せて隣同士の短絡を防ぐ。
110型・平型メス端子はそこらの車・バイク用品店で見かけるよ。
実際のコネクタ端子は規格違いで少し細いけれどこれで問題ない。
CDIのコネクタ近影はこんな感じ。
それぞれの端子に差し込むが、間違えて接続するとCDIが壊れますよ。
IGコイルは平型メスの250型かファストン端子で接続。
もちろん接地側はM6の適当なビス・ナットで固定すればいい。
点火プラグの接地側は手持ちの大型クリップを使ってみた。
配線の被覆を長く剥いてネジ部にグルグル巻きつけても構わない。
早速バッテリーを接続してダイナモのローラーをクルクル回してみると…
たまや~~~~、火花が飛んだ!!( ´ ▽ ` )ノ
狙い通りにCDI・IGコイル・点火プラグの3点セットの試験ができたよ。
なにが嬉しいって、これらの部品に故障が無かった事よりも、自転車ダイナモがピックアップコイル
の代わりに擬似信号として使える事が実証できた事だw
エンジンのローターを回さなくても点火系のテストができますよ、これ。
でも、まだ解決してない件・・・
原因が配線かピックアップコイルか、あるいは両方と言う可能性が残った・・・・
幸いこの検証のおかげでCDI・IGコイル・点火プラグは無罪で、自転車ダイナモがピックアップコイルの
代わりになると分かったから、動かぬ実車に接続してみれば配線確認が1発でできる。 つづく
それにしても嫌な容疑者が残りましたね…
おっしゃる通り、残りが一番やっかいです。
配線は断線も考えられるのですが、テスターで検査した限りでは無罪っぽい。
ピックアップコイルは検査方法に間違いは無いけれど、微妙な抵抗値なのでこれもまだ原因とは言い切れません。
とにかくCDI等を車体に戻してダイナモで点火試験ですね。
私も、雷太様のブログの記事が理解できる程度の電気知識を持っているつもりだったのですが、理論を即、実践出来る雷太様のブログを拝見して、「知識」ではダメで、【智恵】を出せるようになりたいと思いました。
だってまだエンジンは動いていない(爆)
残りを絞り込めたので、あとはゴール目指して・・・途中で力尽きそうですが、最悪時は隠し持ってるメインハーネスに取り換えでみて、ダメだったらラスボスのピックアップコイルを外してアルニコ磁石で強力に発電してみるとか・・・
一番イヤなのはローターの磁力低下ですが、10万キロYBRやXTZの距離を見ると、これは考えられない。
ピックアップコイルの検査にはオシロスコープが欲しくなりましたw
または「オペアンプによる理想ダイオード」を組んで整流・平滑させてなんとかテスターで波高値だけでも観てみたいですね。
とにかく残りは週末まであおづけです。