YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

エンジンルーム内への雨漏り修理

2021年09月18日 | 雑記

 軽四号の補機ベルト調整をした時に気になってた事を
思い出したから後日実行してみたよ。

 カウルトップの雨どい構造からエンジンルーム内へ
雨漏りしているのだ。

実はこれがひどいとエンジン周辺の鉄部品に雨水がかかっ
て錆が発生してしまって、本来起きるはずがない故障を誘
発してしまうのだ。
運悪くベルトプーリーのベアリング部に侵入すると短期間に
錆摩耗を起こして壊れたりするとの事だ。
だから早めに修理しておきたい。

カウルトップのハメ合い部分には発泡シール材が貼って
ある。

 ホームセンターで代用品を見つけてきたよ。

物自体はノルシールと呼ばれる工業用シール材と同じで
一般向けにニットーから販売されていた。

 カウルトップの構造や外し方を動画サイトで予習して
みたけれど、実際にやってみたら苦労した。

 最初にワイパーを外す。

ナットカバーは100均ショップで買った樹脂製のもんじゃ
焼きヘラを使ってみた。

ナットカバーは簡単に外せたよ。

 位置を記録するために線を描いておく。

後で位置決めする時に必要だ。

 ボンネットを閉じてからワイパーを立てて引っ張る。

これで簡単にワイパーを外せたよ。

 モールを外す。

これも簡単だった。w

 カウルトップは数か所にプラグで固定されている。

今回は向かって右側のカウルトップの防水シールを張り
直す予定なのでこの3か所を外す。

 外し方は中心のロック部を奥に押し込む。

押しすぎると奥へ外れて落下するから写真のように浅く。

 ヘラで隙間を作る。


持ち上げれば抜ける。

これを説明している動画主はほとんど居なかったよ。

 ロック部の近影。

クサビのツメが広がる構造なのだ。

 ロックの再使用はこんな感じに押し出しておけばよい。

運悪くロック部を押しすぎて紛失したり爪が割れてしま
った場合は、軸径7mmのプラグを買ってくれば代用可能。
車用品店や輸入工具屋さんで見かける。

 カウルトップは左右分割構造なので右側だけ外してみ
る事にした。
色々と隙間から内張り剥がしやヘラを使って外そうとした
けれど、どうにもこうにも隠しツメから外れないのだ。
動画では簡単に持ち上げて外してたんだけどね・・・

 しかたないので先端部品を分離させる。

これも隠しツメで苦労したよ。

 カウルトップを手前に引っ張ってから上へ持ち上げて
みる。

これでも隠しツメから外れない。

 右側へずらしてみた。

少しだけだがずれる。

 問題の合わせ目のシール材が見えた。

これはかなり潰れててシール効果が薄れているんだろう。

 カウルトップの裏側にもシールがある。

これも劣化している感じだ。

 とにかくシールを剥がしてみた。



どんな貼り方だったか記録か記憶しておいて、入手した
ノルシールを同様に貼るのだ。



何とか貼ることできたよ。

 外したプラグを再使用する。

ハメてからロック部を押せば固定される。

 モールをハメこむ。

これは簡単。

 外したワイパーを付ける。

位置決めの印を書いておいたので迷うことなく固定できたよ。

 防水確認のためにカウルトップの雨どい部分に水を流し
てみた。

さて、どうなるか?

 見事、雨漏りは直った感じ。

しばらく経っても漏れて来ないので成功したようだ。

 水は所定の場所から地面へ排出される構造。

雨どいを伝って前タイヤの後ろへ落下するようになって
いる。

 気になっていた雨漏りが直って上機嫌で近所の公園へ
行ったら曼珠沙華が咲いていたよ。

葉より先に花が咲く珍しい生態との事だ。

 一夜明けて台風が日本へ近づいてきたので、本物の雨
で漏れるかどうかの実証実験ができる。
夜中には豪雨になって翌朝に少し弱くなったから、ウキウ
キしながらボンネットを開けてみると・・・

 漏れている!



台風の連続した豪雨では歯が立たなかったらしく、漏れ
たり吹き込んでいた。

普通の雨程度の水量なら漏れは止まったけれど、台風や
ゲリラ豪雨では雨どい構造がオーバーフローしたり吹き
込むみたいだ。

これは敗北または構造的な限界なのかもしれない。

宿題にして後日もう少し改善を試みようと思ったよ。
以上、軽四号のエンジンルーム内への雨漏り修理でした。