YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

ハブダンパーとブレーキシュー交換

2019年03月03日 | YB125SP整備

なんと!3月になってしまった。

 昨日思い立ってYB号のハブダンパーとリアブレーキシューを
交換したから、ざっと紹介。
リアホイールを18インチ化した時にハブダンパーが少しへたって
て、回転方向のガタに気付いたけれど放置してたのだ。
ブレーキシューもYBR号の時に長年愛用していた日本ヤマハ純正
他車用(130mm)の保存中古品に入れ替えてたから、摩耗イン
ジケーター読みでそろそろ摩耗限界に達すると判断して交換。
参考リンク→ブレーキシュー交換 リアブレーキの整備など

 リアホイールを外してみると、ブレーキダストでひどい事にな
っていたよ。w


 ホイールのブレーキドラム内もブレーキダストが沢山溜まって
いた。

ここで登場するのが自転車タイヤ用フロアーポンプ
英式バルブ用の細い穴が空気の勢いを作るので、フルストローク
でポンピングすれば、圧縮空気でダストを簡単に飛ばす事が可能。

ダストを飛ばした後、パーツクリーナーでさらに掃除と脱脂を
すると良い。

 ブレーキパネルもポンプでシュッシュッして掃除した。

すごく埃が舞うからフェイスマスクを使った方が良い。

 ハブダンパーを交換する。

約3年経ったダンパーは溝が痩せていた。
新品ダンパーは少し入れるのがきついから、シリコーンオイル
スプレーをひと吹きしておくと装着しやすい。
しっかり奥まで入れるために、木の棒とハンマーで叩き入れたよ。

 今回使う新品ブレーキシューはこれ。

横浜都筑区のスーパーチープツールズのBS3KG、680円也。
使用経験者によると、安くてコントロールしやすくて寿命も長い
との事。

 紙ヤスリで表面を均す。

買ったままだと表面が荒れているから、予め均しておけば初期の
食いつきが良くなるのだ。

 ブレーキシューの可動部とホイールの回転摺動部に使うグリス。

YBRの整備書を見ると指定されている。
グリスの特性上、全てをウレアグリスに統一しても問題ないけど、
ウレアグリス指定箇所にリチュウムグリスは、出来れば止めた方が
良いだろう。

 用意したのはホムセンでもよく見かけるAZ社のミニグリス。

約200~300円程度。
こんな少量でも長年使えるくらいの量なのだ。

 ブレーキシューを広げるカムの軸も抜いて、軸をグリスアップ
すると動きが良くなる。

シューを組み付けたらカムで広げて。この部分に薄くグリスを
塗付する。

 ホイール側も指定箇所にウレアグリスを塗布。



後は組み立ててチェーンあそび調整とブレーキ踏み調整、ブレーキ
ランプの点灯確認をして作業完了。

 摩耗インジケーターを見る。

新品ブレーキシューにしたので、ブレーキペダルを踏み込んでも
摩耗限界までかなり余裕ができた。
ブレーキシュー交換直後は効きが殆ど無いので、引きずるように
数百m走って効きが増すようにすると良い

 ブレーキ慣らしも兼ねて山坂道ツーリングをしてみた。

距離が増すごとに効きが良くなり、細かいハーフブレーキングの
加減も分かりやすい。
スーパーチープなブレーキシューでもまったく問題無しに使える
事が分かったよ。
往復約100㎞程度で実用範囲内に収まったが、まだまだブレーキ
シュー慣らしは進むはずだ。
初期段階ではブレーキダストが多めに出るから、2か月くらい経
ったら、また自転車用ポンプで内部掃除をしようと思う。

ハブダンパー交換の効果も体感できて、加減速時のショックが
かなり減ったよ。
YBR時代を思い出すと、タイヤ交換2~3回毎に交換するのが丁度
良い感じだ。

以上、春先のリア周り整備でした。