雪で引きこもりだから、宿題にしてたYBR125のCDIユニット用コネクタの調査結果を報告するよ。
ただし、キャブレターにTPSが付いてる年式の旧型YBR125K・KGはこれから書くコネクタの種類
ではなさそうなのであしからず。(該当車は各自、御自分で調査対応しておくれ)
エンスト騒動でわかるようにCDIコネクタは乱暴に扱うと内部の部品折れを起こす可能性があるので
外す時は以下の手順で慎重に。
ロック機構の解除は親指で絵のように押さえつつ真っ直ぐに引き抜く。
CDI側のコネクタはこんな姿。
さて、この形を参考にしてネットで画像検索しまくってみたけどなかなか見つからない。
やっと見つけたのが古河電工の資料だ。
これが手がかりになるだろうと…
CDI側は分解修理不可能なので無視して、ハーネス側のコネクタに注目しよう。
まずはリテーナーを外す。
特にロック機構もないハメ込み構造なので、精密ドライバーか先曲がりピックで手前へ抜けばいい。
防水コネクタはけっこう複雑な構造をしてるよね。
端子はロック機構を解除しながら引き抜く。
ベロを折れない程度に少し押し上げて線を引っ張れば抜けるはずだ。
ロック機構側はこんな構造。
窓みたいな部分がロックのベロが引っかかる溝だよ。
圧着側はこんな構造。
被覆にかぶさったシリコンラバーの栓が防水効果を生むみたいだ。
さて、確認のために前出の古河電工の資料を見てみると…
あれーーーーー? 形がちがうぞーーーー??
まあ、YBRのコネクタが必ずしも古河電工製とは限らないのでこんな事もあるだろうが、どうしよう?w
幸い、検索で引っかかった配線コムに色々な種類が分かりやすく掲載されてたので、
探しまくってみた。
どうやら住友電装の端子に酷似してる。
現物を採寸ると、この端子のようだ。
古河電工と住友電装を比較してみると・・・
たぶんロック機構に当たる部分の位置や寸法、その他の外寸のおかげで絶妙な互換性があるみたい。
YBR純正では住友電装と同形の形状を採用してるけれど、ハウジング(カプラー)は古河電工の形という
実に不思議な仕様だと言う事が分かったよ。
肝心の端子が分かったのはいいけど、補修用に購入するとなったらどちらを選ぶべきか?
・カプラに合わせて古河電工。
・YBRの仕様に合わせて住友電装。
・どうせなら失敗も含めて予備用に両方。
俺なら両方を10本ずつ買うだろうな。(それぞれ4回まで失敗できるしw)
色々調査して判明したのは、この手の端子は一般小売する店がほとんど無くて、業者向けの自動機用
リール巻き(1000本とか)があるくらいだが、配線コムは小売通販してくれるありがたい業者だ。
[リンク集]
・配線コム(カプラー・コネクタ・ハウジング内参照・090防水を探す)
・古河090型RFW【防水】シリーズメス端子/F090WP-RFW (カップラに準拠)
・090型住友HM/MT/HWシリーズ防水カプラ用メス端子 (YBR仕様)
・6P【防水】黒色メス端子側カプラーキットRFWシリーズF090WP-RFW/6P090WPK-FERFW-BK-F
(カプラも破損した時に)
これらの他にもヘッドライトのH4化改造やYBRの他のコネクタの端子やカプラの補修や改造用に色々
探す事ができるので、俺もこれから配線コムを大いに利用しようと思う。