YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

リレー無しの強化配線

2014年01月07日 | YBR電装系

YBR125のメインスイッチの配線を観察してて気づいたのは、他の配線よりも太い事。///

メインスイッチ側の配線は太いけれど、バッテリーからの配線・赤とスイッチ通過後の車体ACC配線・茶
の線径は比べてみると細い。

配線の強化改造をあれこれやったのはいいけど、メインスイッチの接点容量を上手く利用すればリレー無し
でアクセサリー配線と充電系の改良もできる。

こんな感じ。

アクセサリー配線とは別に、バッテリとレクチファイヤ・レギュレータ間の配線も1.25sqで強化する。
車体全体は基本的にバッテリから電力を供給してるけれど、同時にレクチファイヤ・レギュレータからも
電力をもらったり補充電をしてるわけ。
ところが補充電をメインにしてる関係でバッテリとレクチファイヤ・レギュレータ間の配線は最小限の太さ
だから、バッテリの持ち出し以上の負荷がかかった場合にレクチファイヤ・レギュレータの供給で補おうと
しても、配線が細いから電圧降下が起きて能力を存分に発揮できていない。

そこで、バッテリとレクチファイヤ・レギュレータ間の既存配線に“並列で追加配線”すればいいわけだ。
既存線+追加配線でボトルネックを無くす手法である。
無駄に太くしても圧着がやりにくいから1.25sqで十分だと思うよ。

幸い既存のヒューズホルダーとレクチファイヤ・レギュレータのコネクタに使われてる端子は、コネクタ用の
「平型端子 250型」。  探せばきっと見つかるはず。

矢印の爪がコネクタに差し込んだ時にひっかかる構造だ。
レギュレータの既存端子は精密ドライバーか四輪のワイパーブレードの“骨”をちょっと削って治具を作ると、
隙間に差し込んで爪を寝かせて抜く事が可能だ。
この辺の話は画像検索でもすると、いくらでも作業実例が見つかるよ。

追加配線のみ表記した図はこんな感じ。

このくらい簡素化すれば、どんな配線を作ればいいかきっと分かるだろう。
セルモーターのアーシング線は測定結果から判断して無くても困る事はないから、さらに簡単な構成に
できる。

とりあえず図面のみの紹介なのは、簡略化した図面を見ても理解できない人は配線改造に向かないので
やって欲しくないだけ。
図面みて萌えたら大丈夫かな?
電気や施工が少しでも分かる人へのヒントとして今回はこのくらいにしますよっと。

本音を言うと、また細かい作業の記事を書くのが面倒だったからw

最後にネタのヒントになっていただいたのしろさんの趣味のお部屋」に多謝!
この方は着々と独自の電装強化改造を遂行中なのだ。