YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

悪路試走

2013年01月20日 | YBR125ツーリング

フロントタイヤを IRC GP-1 に履き替えたので我慢できなくなって悪路を試走してみた。

リア ミシュランM62、フロント IRC GP-1 のちぐはぐな組み合わせなので、見た目が少し
アンバランスなのは仕方が無いw

リアのM62の方が少し甲が低くて細く見えるので妙な感じ。

舗装路でのGP-1の感触は一言で言うと意外にも「ネバネバ」な感じ。
直進安定性が予想より良いけれど、履き替え前の IRC NF25(廃盤) と比べて倒しこみ時に少し癖が
あって重い感触がある。
しかし、きちんと体重移動をすると張り付くように曲がるので慣れれば案外使いやすいと思う。
クイックなUターンが若干苦手になったが、舗装路で攻めるタイヤではないのでスリップさせない程度の
安全速度に抑えてもらうには丁度いい感じ。
走りこんでタイヤが減れば断面が最適化されてもっと軽快に曲がれるようになると思うが、ハンドルを
こじって曲げるような走り方は控えたほうがいいだろう。
オフロードタイヤは舗装路で無理させると破綻しやすい。

河原に通じる未舗装路に入り込むと一変して威力を発揮しだして、ロードタイヤだと前輪が振られた条
件でも安定して直進できた。
雪解けで少しぬかるみがある場所では後輪は負けて滑るくらいだったが、前輪は横滑りして転倒しそう
になる事もなく通過できたのが大きな変化だな。


小石の路面でもグリップ力が意外とあって調子に乗るとリアが空転するくらいだ。
YBRはオフ車じゃないから悪路は落ち着いてトコトコと走らせるべきなので問題ない。
 

ごろた石の路面ではさすがにサスが追いつかず衝撃が増すけれど、ここでもロードタイヤと違う食いつき
が現れて、今まで両足バタバタ二輪二足でヒヤヒヤした条件が二輪走行でも出来るようになった。
なんだかんだで悪路も意識したデザインだと実感する。   おもしろい!


前後性格の違うタイヤを履いてるので参考にならないだろうけれどバランスを考えると

・F:MT62 R:MT62
舗装路がメインで道中に工事ダート、砂利駐車場、荒れた舗装林道や全線フラットダート林道を通過する
のんびりツーリング派に向くかな。

・F:GP-1 R:GP-1
秘境温泉や秘境池沼、酷道、険道、死道へ走りに行きたい衝動にかられ、舗装路では安全速度に徹し
て無理をしない走り方ができる人に向くかな。
GやKGを選んだ人にはリプレースタイヤとして候補に上げても問題ないだろう。
無印・K・FIでも履き替えればG/KG的な用途に変更できそうなので、ライトガードやエンジンガードなど
で武装して遊びの幅を広げるのにいいかも?

雨天時の感じは分らないけれど乾いた舗装路の感じだと悪名高き純正タイヤよりはマシだと予想する。

同じON/OFF両用デュアルパーパスデザインでも、MT62はオンロード寄り、GP-1はオフロード寄りな
トレッドなので、どちらの路面を優先するかで決まるだろうが俺的にはダートを走るの好きなら間違いなく
GP-1を、舗装路の山坂道ばかり走るのが好きならオンロードタイヤまたはMT62をすすめる。

と言うウンチクを垂れてたところで皆さんは好きなタイヤを選べばいい。
タイヤ選びは本人の意思決定が最優先だからね。