昨日、張り付き対策のピカピカつるつる加工をした中華VM26キャブレターを本日YBR号に搭載した。
某所(まあ2ちゃんねるなんだけどw)の情報で発売元・武川のミクニVM26でセッティングしたデータ
が投稿されていて、
PJ(パイロットジェット)15番、MJ(メインジェット)140番、PS(パイロットスクリュー)開度1・1/2、
JN(ジェットニードル)段数・下から2段で落ち着いたとの事。
ミニモト発売の中華VM26と結果が違うのが気になったから、セッティングの追試をしてみた。
キャブを90度回転させてMJ、PJ共に変更する。
今までは MJ:100番、PJ:20番、JN:下から2段目、PS:1・1/4~1・3/8 で決定してたんだけど、
もしかしたら思い違いでスローがまだ濃いかも?と不安になってたのでMJ:110番、PJ:17.5番、
JN:下から3段目、PS:1・1/2でリトライしてみる。
☆フロートバルブのひっかけ金具がフロートのベロから外れてるのを画像を見て今頃気づいたよw
機能的には問題ないけれど、気持ち悪いので後で直しておこう・・・と思って翌日修正のために分解
したら、実はこれで正常な状態だと分かって拍子抜けしたw
中華VM26のフロートバルブって落下防止金具がニードル側じゃなくてボディ側に付いていて、フロート
と独立構造なんだな。
フロートを外す時に、うっかりニードルを巻き添えにして紛失なんて事が起きにくいのでちょっと感心し
ちゃった。*純正VM22はこの構造じゃないので注意してね。
さて結果は・・・極低速~中速域(アクセル開度1/16~1/2)の間で谷が現れた。w
全体的な吹け上がりとトルクはまずまず良いけれど、低速域では使えない。
PS:2・1/4まで開けると調子が少し良くなるのでPJ:17.5番ではやはり薄く、20番でOKだと
確信して、元にもどしていろいろな条件で試走してたら再加速全開時にちょっと息継ぎをしてるのが発覚。
なんでだろう?張り付き対策でキャブのバルブの動きが良くなった分、今まで露見しなかった症状が現れた
のかもしれない・・・
そんなわけで以前ダメ出ししたMJ:105番が再登場する。
これでいろいろ試走した結果、低速~中速~全開域までまんべんなくスムーズな吹け上がりになった。
データは MJ:105番、PJ:20番、JN:下から2段目、PS:1・1/4~1・3/8
武川VM26と違う結果になったのは、おそらくスロー系の通路の太さ・構造の違い、パイロットエアー
ジェットの太さの違いによるものだと思う。
同じVM26の名であっても構造的に国産と中国仕様は違うので、セッティングデータの互換性は無い
と思って調整を行わないと迷路に迷い込むだろう。
調整が終わったので久しぶりにダム湖まで足を伸ばしたけれど、周囲はまだ雪が残っていて寒かった。
道中も帰路も極めて快適な調子で張り付き対策の研磨加工が効いたのか、まったく張り付き症状が現れず、
低回転域での微妙な動きも改善されたので今回の研磨と再調整は大成功だったと思う。
VM26化のおかげでスプロケット変更により犠牲になっていた加速もよみがえり、うっかりすると簡単に
法定速度をオーバーしてしまうので気をつけよう。 路面はまだまだ融雪剤で滑りやすい。