電影フリークス ~映画のブログ~

電影とは、映画のこと。その映画を一緒に楽しみましょう。

セレクテッド呉思遠

2015-08-30 23:34:19 | 呉思遠と思遠影業

こんにちは。お久しぶりです。管理人の醒龍です。
今回は、呉思遠(ウー・スーユエン)が
監督した作品も含め、製作にかかわった作品の中から
個人的にどうしてもはずせない作品をピックアップしてみました。
呉思遠については今までにブログでもいろいろ取り上げて
書かせてもらいました。まぁ好きなんですよね。
たまに振り返ってみないとすぐ忘れてしまいますし(苦笑)、
まずはこれら作品群を軽くおさらいしてみたいと思います。

呉思遠という人は、香港電影導演會の名誉会長でもありますが、
有名な思遠影業公司(シーゾナル・フィルム)の創設者。
最近では「狼牙・ライジング・フィスト」や『功夫詠春』(国内未リリース)といった
作品があります。
海外では苗字が呉ということでNG(エヌ・ジー)と呼ばれている人です。
当時は厳しい監督だったそうなんですが、
監督もやってたのにNGとは笑えるニックネームです!
(モチ、NG連発してる・・という意味ではないでしょうね。念のため。)

肩書きはプロデューサーでOKだと思うのですが、
一部では残念ながら映画監督としてしか認識されていない映画人。
(日本では”ウー・シーユエン”名義が一般的。)
過去、ジミー・ウォング、倉田保昭、チェン・シン、ブルース・リャン、
王道、ジャッキー・チェンなど大物スターに注目して彼らの映画を作って来た
人物です。そして映画もヒットさせたのですから
功績はとても大きいですよね。
私も大好きな映画を数多く残してくれていますので
本当に感謝しております。

※これ以降、NGと表記しました

(1)「吼えろ!ドラゴン、起て!ジャガー」(70)DVD発売

ジミーさんのポーズ。手がデカいなぁ(てか顔ちっちゃ)
  ショウブラ時代にジミーさんと協力して作ったであろう作品。  
  廉価で出たDVDにはオリジナル・ポスターが!涙モノですね。  

(2)『瘋狂殺手』(71)(未)

酷く画質の悪いDVDソフトでしたが、悪事を重ねる将軍の息子役。

ここで、武侠片も入れてみました。フォン・ツイフェン主演の 
武侠片でショウブラの物とはちょっと違うんです。(これは以前紹介の記事を書きました)        


(3)『蕩寇灘』(72)(未)

こちらが渡瀬恒彦みたいな面してる于洋です。
インタビューなんかでも割と名前が挙がってくる作品で      
余程気合の入った作品だったのでしょう。             
NGはその後、于洋を使って主演映画なんて考えなかったのか 
それが実現することはなかった・・・。               
それにしてもチェン・カンタイがNGに借りを返せたのかとても気になる(笑)。

(4)『餓虎狂龍』(72)(未)

倉田先生のキック&ランパフォーマンス!!
『蕩寇灘』で倉田先生を呼べなかったリベンジ的作品。中国人的には龍と虎
の関係というのは日本人が持てない感覚があるのしょうね。    
私も理解している訳でもないんですが、この頃は不思議と強く感じるんですね。
  
(5)「帰って来たドラゴン」(74)劇場公開

ふたりのBAKUGEKI空中戰
これはまた近いうちに見直してみたいと思っています。
(またその時にでも・・・)             
 
(6)『南拳北腿』(76)(未)

ジャッキーもここ韓国の石像の前で撮影してました
NGが王道を代わりに拾ったような感じに見えますが・・。
まぁそれにしてもNGが黄正利をどこでファーストコンタクトを取ったのか
疑問に思います。            

(7)『スネーキーモンキー蛇拳』(78)

先日の上映イベント、行きたかったネ!
『南拳北腿』から「蛇拳」までの動きというのがとても  
興味深い時期ではあります。あの南拳北腿も今後、もう少しいろいろ
観ていきたい作品ですよね。  

(8)「死亡の塔」(81)劇場公開

「ドクターモローの島」のポスターが。
そして、脂肪・・じゃなくて死亡の塔。(本当にIMEで日本語変換された(笑))
実はそろそろBDを入手したいなぁと思っているのです。新しいネタはもう無いのか!?

 

(9)「龍の忍者」(82)劇場公開

 タイポーさん、お願いします!って何を(笑)。
御存知、龍の忍者です!私が高校生ぐらいまでは一番好きでした。どうして
日本人であるキャスト、スタッフはあまり語ってくれないのでしょうか。

(10)「激突!キング・オブ・カンフー」(82)ビデオ発売、DVD未発売

「先生~」(ヒゲ無し梁家仁さん)

袁和平版『霍元甲』であります。これはマジで泣けました。      
梁家仁の顔つきが明らかに違います!霍元甲という人物の伝記ということの 
意味が大きかったのでしょうか。倉田先生を先生にするなんて最高!

 

 

あと、以前こちらに記事を書きましたチャールズ・ヒョンの主演作『紮馬』(78)ですが、
意外にもNGが策劃やってたりとこれは何だろうなと思ってしまう。
そうすると、ロイ・ホランのデビュー作、BRUCE LEE'S SECRET(76)とも何か関係ありそうな予感はするのですが・・。


(おまけ)「宋家の三姉妹」(97)劇場公開
たまに文芸作品のプロデュースもやったりする。
この「宋家の三姉妹」は、中国の近代史を勉強する人に向いてる作品でありますね。
数年前のあの孫文ブームは何だったのか。来年はまた何かのブームが来てほしいと思いますね!

 

 

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (夢森翔也)
2020-11-15 15:45:33
醒龍さんこんにちは✨😃❗帰って来たドラゴン、激突キングオブカンフー、南拳北腿国内DVD化して欲しいですね❗帰って来たドラゴンは現在絶版なのか手に入りません😅スティーブンワイさんのテレビシリーズ香港カンフードラゴン少林寺と言う作品も国内DVD化して欲しいですね‼️
返信する
Unknown (醒龍)
2020-11-15 19:34:54
夢森さん、こんばんは。いつもありがとうございます😁。
NGさんは本当に功労者でいらっしゃいますね。いつかお会いしたいと思いますが、日本のいろんな良いところを分かってるんだと思いますね。なかなか日本ではリリースされない事も多いですが、それは日本がその気持ちを汲み取れていないこともあるかも知れませんね😥。ブログに挙げました作品はどれも大好きな作品です!。帰って来たドラゴンも見直されないですし、初期の未公開作は是非とも見てもらいたい映画なんですけどね。あ、ドラゴン少林寺は1話だけうちに残ってるんですよ。いつでも見れる訳ではないですけど、たまに見たくなりますね。
返信する
Unknown (夢森翔也)
2020-11-17 01:23:02
醒龍さんこんにちは😃夢森ですが、倉田さんの忍者外伝、用心棒ドラゴン、激突少林拳対忍者、ブルースリャンの必殺ドラゴン鉄の爪、梁家仁のスリーピングモンキー睡拳、ゴードンリュウの香港の龍酔八拳、ガッツフィスト魔宮拳、台湾製カンフーキッド1と続、ビリーチョンの水晶拳、ブルースライの風拳鬼手への道、続ドラ鉄、風間健の少林寺拳法ムサシ香港に現る、ドラゴンを消せ、シンシアラスターの妖魔伝等々DVD化して欲しいカンフー空手武道作品は多数有りますが、どうしたら各メーカーにDVD化して貰えるのでしょうか?なるべく早急にDVD最新して欲しいですね😅
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あれ? (醒龍)
2020-11-17 21:12:32
夢森さん、こんばんは。
昨夜、コメントを入れたと思ったのですが、消えてしまった模様です(汗。
最近クラウド・ファウンディングという言葉を耳にします。これは資金を希望者からある程度集めて有効活用するシステムのようですね。DVD化して欲しいと思っていてもメーカーはなかなか思い通りには動きません。挙げていただいたタイトルはどれも私の好きな作品ばかりですね。この中から1本でも商品化されたラッキーです。私が1本を選ぶとしたら、ガッツフィスト魔宮拳も捨てがたいですが、やっぱり必殺ドラゴン鉄の爪でしょうか?夢森さんはどれが一番好きですか? 実際にはこの中で現実的なのはカンフーキッドとか妖魔伝辺りなのかもしれません。
返信する
Unknown (夢森翔也)
2020-11-17 23:37:46
醒龍さんこんにちは😃僕的には忍者外伝、少林寺拳法ムサシ香港に現る、カンフーキッド1の3つカンフー同着一位でDVD化希望ですね‼️今から四年程前に東映と松竹には過去の日本の空手映画のDVD化のリクエストを電話したのですが、JJサニー千葉作品や風間健作品や高木淳也さん作品のDVD化希望の声を届けたのですが全く効果無い様子です😅
返信する
なるほど・・。 (醒龍)
2020-11-19 00:21:51
夢森さん
ご希望はその3つでしたか!メーカーに直接電話してストレートにお願いするのは凄いですね。夢森さんの努力は果たして実を結ぶのでしょうか!?
そういえば千葉ちゃんのソフト化して欲しかったタイトルは『東京-ソウル-バンコック 実録・麻薬地帯』だったんですけど、某プライムなどでレンタルや購入も出来るようになりましたね(但し、動画)。
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