呉監督が初期のころに撮った犯罪映画(1976)。
モデルとなった恒生銀行
75年の強奪事件をモチーフに刑事、犯人たちの人間模様を描いてます。
700萬元っていくらかな。えっ、米ドル札??
この時期の現代劇にはお約束のカーチェイスはもちろんあります。
主演はラム・マンワイ(林文偉)。彼が犯人グループの主犯格。
右:林文偉(左は劉鶴年)
「プロジェクトA2」に出演してたこちらの警官を覚えている方もいらっしゃると思います。
こちら↓
わかりますか?
そして、ちょっと若いリー・ホイサン(李海生)がごく普通の刑事役。この時期の現代劇は珍しい。(当時はアクションも無いこんな役も演じた。)
リー・ホイサン
犯人グループのメンバーには大細眼(やっぱりこの人!)や、劉鶴年、そして若い若いチャン・ウーロンも登場してます。
チンピラ役のゴローちゃん。若いな。
75、6年は呉思遠が新しい映画を撮ろうとしていた時期で、この映画に出演と言われていたブルース・リャンは出演していません。リャンや倉田保昭の映画から離れる格好になると思います。どんな心境の変化があったんでしょうか。
世間を騒がせた事件を映画の題材にするという映画監督らしい読みがあったのかも知れませんよね。
本当の事件の方は解決したのかどうか分かりませんけど、最後は逮捕されてジ・エンド。
時代を感じるドラマでした。
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