らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

日本人作曲家の弦楽四重奏曲

2010年01月03日 23時54分05秒 | 音楽
 日本人作曲家が作曲した弦楽四重奏曲はかなりの数、存在します。以前より当ブログで書いているとおり私は日本人作曲家の作品に興味があって、山形Qに力を入れているので、最近は弦楽四重奏作品に特化して好奇心が増しています。もちろん自分達で演奏するかもしれないという好奇心もあるのですが、単純に鑑賞する事が現状ではなかなか難しいのです。

 CDでその日本人作曲家の作品が聴くことが出来ないからです。売れないというのがたぶん先にあって(ということは興味を持っている人が少ない・・・)、商業的に成り立たないからなのだろうと推測は出来ますが・・・・。発売されてもすぐに廃盤になります。

 田舎生活している者にとって、ではどうやって聴く機会をつくるか??はまた難しい問題なのです。東京などの大都市圏とは違って演奏会が少ないからです。私達は地方で演奏を提供する立場ですが、いざ聴きたいと思っても私達以外の興味ある演奏会に接する機会が少ないのです。東京にわざわざ行っても良いのですが、時間とお金の問題も有ります・・・・。

 困ったあげくの作戦として、聴きたい曲を自分達で演奏して、録音を聴くという方法があります。それは少しずつ実践しているのですが、それでも私の興味を満足させてくれる量ではありません。

 そこで、私は考えました・・・・・・。

 音楽之友社や日本作曲家協議会の発売している日本人作曲家の作品スコアを片っ端から手に入れるのです。その譜面を眺めているだけでもなんとなく作品の雰囲気は掴むことが出来るのですが、ちゃんと音源として聴くために楽譜製作ソフトFinaleなどで、スコアを打ち込んで、プレイバックする方法をあみ出したのでした。

 コンピューターの音ですから満足は到底出来ませんが、音源を聴くためですので、苦労して時間を見つけては打ち込んでいます。

 景気の良い企業がこれらの作品をCD化するためにお金を出資してくれると、音楽ファンも喜ぶし歴史的資料としても価値あるものが出来上がると思うのですが・・・。なかなか難しいのでしょうね。残念。

 (写真)別宮貞雄弦楽四重奏曲第1番と長谷川良夫第一弦楽四重奏曲のスコア。

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