らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

山形県高等学校文化連盟 器楽・管弦楽専門部の指導へ行く。Vol.1

2019年07月15日 23時59分59秒 | 指導
 7月のわりには、気温が高くないものの、少しどんよりした重い空気の一日でした。

 天童市市民文化会館まで、県内の高校生の弦楽~ヴィオラパートを指導に行ってきました。

 毎年行われている山形県内の高校生のクラブ活動で、ヴィオラを弾いている生徒達の合同演奏に向けての講習会です。ありがたいことにもう何年もお声をかけていただき、年に1〜2回オーケストラのスケジュールさえあえば、お伺いしています。

 昨年お見かけした顔も含めて、10人の生徒が参加してくれました。庄内から置賜から朝から来てくれた生徒もたくさんいます。今年はどこの高校も新入生をお迎え出来たらしく、嬉しいです。

 初めて参加してくれた1年生〜6人は、4月からヴィオラを始めた超初心者なのですが、どこの高校生も吃驚するほどに音が出ていて、パート全体の響きが昨年までより豊かです。少しずつですが、毎年レヴェルが上がってきているのでしょうね。毎回驚きます。

 例年の通り、各楽器の駒の位置チェックした後に、基礎練習からの指導でした。

 以前も書いたとおり、課題となっている曲を最初から最後まで指導するのは、私は好みません。約2時間ほどの指導時間で、楽曲をより弾けるようにすることは可能ですが、次別の曲の時に役に立たないような指導ではなくて、ヴィオラ自体を少しでも上達させたいのです。学校に帰っても、お互いのチェックをくぐりながら上達し続けてもらいたいから、基礎指導が中心についついなってしまいます。

 楽譜に書いてある音符を並べるだけに普段はなりがちですが、並んでから(もしくは並ぶ前から)が勝負で、ただの音を、どう音楽にするのかというのを一人一人考える事が出来れば良いなぁ〜と思っています。そのためには、課題の曲の作曲家はどこの国の人なのか、いつ頃書かれたのか、何を表現したかったのか(想像)くらいは、知識があっても良いのではと思い、今日はJ.シベリウスの事について少しだけお話をしました。

 休憩後には、別の曲で指導に行き始めて、初めて2ndVnの指導もすることに。今回の課題曲は、どうしても2ndVnとVaパートの共同作業をしなくてはいけないところが多かったので。Vnパートのみなさんは、全員が初めましてでしたが、内声で、良い響きになっていったと思います。

 本番までまだ時間があるので、少しでも良い本番になるように頑張って下さい!

 盛会をお祈りしています。

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