ゆっくり巨大な台風が西から上陸。被害が出ませんようにお祈りしています。
東北も8月の終わりとは思えないほどの不快な湿気と不安定な天気。早く秋めいてくれないかしら。
さて、本日より山形響 庄内定期演奏会 第33回鶴岡公演のリハーサルが始まっています。
詳細
庄内定期演奏会 第33回鶴岡公演
2024年8月31日(土)15時開演
会場:荘銀タクト鶴岡(鶴岡市文化会館)大ホール
指揮&ホルン:ラデク バボラーク
・F.シューベルト 交響曲第7番 ロ短調 D.759「未完成」
・W.A.モーツァルト ホルン協奏曲第3番 変ホ長調 K.447
・A.ドヴォルジャーク スラヴ舞曲 第2集 Op.72
まずメインのA.ドヴォルジャーク スラヴ舞曲 Op.72。ドヴォルジャークは、よく演奏される交響曲第8番、新世界交響曲、チェロ協奏曲、弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」以外の曲は、調性の難しさや明らかにピアノ発想の作曲家だろうと想像がつく音の並びの難しさなどの課題のために、曲名の有名さの割に演奏されません。このスラヴ舞曲もブラームスのハンガリー舞曲のヒットから出版社に促されて作曲したもので、最初はピアノの連弾用に作曲されたものです。作曲家本人が管弦楽版に編曲したとはいえ、ヴィオラを演奏出来たというドヴォルジャークは、相当上手かったのでしょうね(少し嫌味です)。若い頃はこのコテコテの作風が好きではなかったのですが、年齢とともに古今の作曲家の中で優れたメロディメーカーであったと思うようになりました。メロディは優雅でも伴奏系(内声系)は大忙しの一苦労な曲が多いですが、自分のためだと思ってリハーサルに励みます。チェコ人のようにしょっちゅう演奏しているのならまだしも外国人には演奏するのに敷居が高いのかもしれません。でも聴く分には名曲の数々です。シューベルトの未完成交響曲は、何度演奏しても名曲です。バボラーク氏の少しゆっくりめのテンポによる演奏も少し懐かしめですが、私は大好きです。ホルン協奏曲は言うまでもないですが、世界一のホルン奏者の演奏ですので素晴らしいのでしょう。私は珍しくオリ番です。どうぞご来場いただき、音楽の良い時間を過ごしませう。よろしくお願いします。
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