らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

扱っているみたい。

2010年11月17日 23時59分04秒 | お気に入りのCD
 当方の兄弟ブログ「らびおの収集癖」で廃盤と記事に書いてしまったが、HMVでは取り扱っているみたい。

 モーリス・ジャンドロン(Maurice Gendron, 1920~1990)はフランスの名手で、指揮活動もし、たびたび日本も訪れた。

 ジャンドロンは同じフランスのフルニエやナヴァラなどのように教育にも携わって、協奏曲のカデンツァなど所謂ジャンドロン版を多くつくった事でも有名である。なにぶん名手の手によるカデンツァなので、技巧的にも音楽的にも難しく、オケのオーディションなどで指定されようものなら受験者泣かせである。

 肝心のバッハの音楽だが、もの凄い深い呼吸でゆったりと音楽を進めてゆくような印象だ。オーソドックスな音楽で、勉強している者の良い手本になりそうな音楽運びだ。もちろん普通のリスナ~には多くを語りかけてきて、優雅な気分に誘われる。

 1964年ステレオ録音。1965年のACCディスク大賞を受賞した名盤。
HMVジャパン
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