らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

石巻市民会館閉館

2010年11月28日 23時57分30秒 | 音楽
 本日は、石巻市民交響楽団の第37回定期演奏会にエキストラとして参加してきました。山形響の同僚の数名も昨日から参加していたみたいですが、私達夫婦は、本日からの参戦~所謂ゲネ本(ゲネプロのみで本番に臨む事)でした。指揮は佐藤寿一氏。

 アマチュアオケとは云え、ゲネ本で演奏会に臨むのはなかなか心苦しい気がします。数ヶ月も前から練習をしてきた団体に、プロとはいえいきなり当日だけ来て本番をして、謝礼をもらって帰るのですから。

 数ヶ月かかって作ってきた音楽を、Tutti一人の奏者がめちゃくちゃにしちゃうかも知れません。間違えるとかそういう問題ではなくて、音楽のコンセプトのベクトルを変えてしまうという意味です。こういう機会の時は、なるべく短い時間でそこの団体になれなくてはなりませんから、責任も重大です。今回は共演回数が多い佐藤寿一氏でしたので引き受けましたが、出来ればやりたくない種類のお仕事です。(誤解しないように書くと、石巻市民交響楽団にもう出たくないという意味ではありません)。

 今日の本番は、なかなか熱い良い演奏だったように思えます。ゲネプロでは少々静かなオケだと思っていたのが、本番ではガンガンなり出すのですから。

 さて、本日の石巻市民交響楽団第37回定期演奏会をもって、会場だった石巻市民会館が閉館されるそうです。すぐではないでしょうが、石巻市民交響楽団の定期演奏会では最後らしいです。老朽化した会館を取り壊して、よく知らないのですが新しいホールが出来るのでしょうか?客席を満員にする宮城県最古のアマチュアオケがある土地柄ですから、新しいホールが出来るのでしょうね。

 山形響も何度かお世話になった会館でしたので、別れを惜しみつつ新しいホールに期待しています。

 今日、M.ブルッフのVn協奏曲を演奏した仙台フィルの伝田正秀氏の演奏は、圧巻でした。隣のオケなので、是非とも山形響に客演で来て欲しいですね。日本人離れした安定した演奏は今日の収穫でした。
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