らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

何だって演奏できるぞ。

2009年06月27日 23時53分38秒 | お気に入りのCD
 山形Qへの依頼演奏会において、ト~クを挟みながらプログラムを進行して欲しいという要望がよくあります。結成当時そういう形での演奏会に慣れていなかったので、だらだらと曲目解説的なことを話していた時期もありました。最近は世間話などお客様と近くなるのを目的とした話も少しずつですが出来るようになってきたように思います。

 メンバ~によって話す内容は違うのですが、私は一般の人から認識されている弦楽四重奏というクラシック音楽のさらにマニアックなジャンルを身近に感じてもらうためによく話す事があります。

 「弦楽四重奏は2つのヴァイオリンとヴィオラ、チェロの4つの楽器からなる音楽で、作曲家がこの編成のために力を入れて小難しい曲をたくさん書いていますが、実は弦楽四重奏という編成は偶然出来上がった編成で、実にバランスの良い編成なのです。クラシックだけではなくて、演歌でも民謡でもロックでもジャズでもなんでも演奏出来る普遍的な編成なのですよ。試しに00を演奏してみます。~~」

 だいたい上記のような内容なのですが・・・・・。

 弦楽四重奏のためのオリジナル作品はもちろん良い作品ばかりなのですが、編曲作品でも中には興味深いものがあります。

 最近、オペラ作品の弦楽四重奏版というのが、聴いていてかなり面白いです。

 今日紹介するマルコリーニ四重奏団によるモーツァルトの「フィガロの結婚」の弦楽四重奏版やウィーン・アルティス四重奏団によるモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」などは、編曲が上手くできているためにオペラの音楽から歌はないもの不足感はありません。むしろ私はぎりぎりまでスリムになったこの編成の版を聴いている方が気楽で、疲れているときなどは最適です。オペラの方は何度か演奏した経験がありますので、あ~このアリアの歌はヴィオラが担当するのかとか、この楽器の役割がチェロに割り当てられてるぞとか興味は尽きません。興味があったら是非聴いてみてくださいな。
HMVジャパン
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする