この忙しいスケジュールの中、奥さんがウィーンに逃亡して食事も買い物もろくに出来ない駄目亭主です。食事くらいまともにしなければこの難局は乗り越えられませんぞ。ということで、本日は久しぶりにお買い物に行きました。お酒より大好きな珈琲も切らしていて、頭が鈍くなりかけていましたが久しぶりに飲む珈琲は美味しいです。1杯、2杯たて続けに飲んでしまいました。
あ~やはり必要~~~~珈琲タイム!
犬達~もきち&ぴのこの世話以外は自由な生活をして良い家の中では、一日中クァルテットミュージックが流れています。奥さんはウィーンに行ったその日にハーゲンQの演奏会に行き「メンデルスゾーンはすごい良い演奏だった!」なんてお気楽メールをよこしたものだから、私も古今東西のクァルテットのCD、DVDをとにかく流しっぱなしです。笑。
昨日の夜中(正確には今日)にNHKでエルサレムQの演奏会が放送されていましたね。ものすごい力強い演奏で、以前に録画していたヘンシェルQのヤナーチェクの演奏会と交互に数回見ました。若い世代のクァルテットの活動には目を見張るものがあります。
その録画を見ていてふとある人の言葉を思い出しました。山形Qが今師事している平尾先生の言葉です。「大げさな言い方かもしれないが、オケはどうなっても継続されていくけどクァルテットは自分達がやらなければ継続されないものだよ。クァルテット活動は家庭の犠牲の上で成り立っているものだし・・色々と難しいねぇ~。」等々。
乱暴な事を言ってしまうとソリストが1回の演奏会で100万円のギャラをもらうとします。仮にクァルテットの演奏会に同額のギャラが支払われるとしても100万円の1/4つまり一人には25万円ずつ支払われる計算になります。クァルテットは4人だから400万円支払われるわけがございません。100人のオーケストラの演奏会に1億円払われないのと一緒です。(もちろんギャラという物はそんなに単純に演奏家の手に入るわけではありません。音楽事務所とか色々なものが絡みますからね。あしからず)
オーケストラの話は置いておいて、世界的に活躍されているソリストとクァルテットプレイヤーの間にはレベルの差はありません。現にハーゲンQなど一部のクァルテットメンバーは協奏曲などを演奏する機会もありますし、ヘンシェルQは一人一人がソリスト級のヴィルトーゾのイメージです。
では何故ソリストを諦めなくてはならないというレベルの低さが無いのにクァルテットミュージックの世界に彼らは足を踏み入れてしまうのでしょうか?ソリストになるよりお金は稼げないですし、個人ではなくてクァルテットという団体のメンバーとして献身的に音楽に向き合わなくてはならず、そのマイナーな世界故の世界中への演奏旅行など・・・。家庭生活も犠牲になってしまいます。
そこには、私の個人的な意見という事を断っておきますが、古今の作曲家達が書いた本当の作曲家の姿に見せられて、クァルテットミュージックが好きだ(経験したい)という音楽家の嗜好が関係してきます。弦楽器を演奏するからにはクァルテットでという強い信念に基づいています。
クァルテットでご飯が食べることが出来るくらいの腕があれば、どこぞのオケの首席にもなれますし、音大の先生にも、そしてソリストにもなることの出来る実力はあるのです。それを蹴ってでもクァルテット人生を送っている彼らに私達は感謝しなくてはならないのかもしれません。
私達、山形Qという地元密着型のオーケストラ活動以外でやっているクァルテットも実は同じ問題を少し共有しています。オーケストラの仕事日以外は休んだり、先生業をしたり、他のオーケストラにエキストラに行ったりしていた方が、心身ともに楽かもしれません。笑。1年中休み無く活動しているわけですから・・・。
それは、全てクァルテットに魅せられた演奏家の中毒症状みたいなものです。先日、奥さんから言われました「やはり平尾先生の言った事は、奥さんだから理解出来るよ。家庭側のサポートが無いと出来ない活動なんだね・・」
すみません・・・・・。
私達の音楽を必要としてくれる全ての方々に、そしてそれをサポートしてくれるメンバー達の家庭に、最後にこんなクァルテット馬鹿に真剣に付き合ってくれる馬鹿が移りつつある他のメンバー3人に感謝して今日は終わりにします。
感謝!!
あ~やはり必要~~~~珈琲タイム!
犬達~もきち&ぴのこの世話以外は自由な生活をして良い家の中では、一日中クァルテットミュージックが流れています。奥さんはウィーンに行ったその日にハーゲンQの演奏会に行き「メンデルスゾーンはすごい良い演奏だった!」なんてお気楽メールをよこしたものだから、私も古今東西のクァルテットのCD、DVDをとにかく流しっぱなしです。笑。
昨日の夜中(正確には今日)にNHKでエルサレムQの演奏会が放送されていましたね。ものすごい力強い演奏で、以前に録画していたヘンシェルQのヤナーチェクの演奏会と交互に数回見ました。若い世代のクァルテットの活動には目を見張るものがあります。
その録画を見ていてふとある人の言葉を思い出しました。山形Qが今師事している平尾先生の言葉です。「大げさな言い方かもしれないが、オケはどうなっても継続されていくけどクァルテットは自分達がやらなければ継続されないものだよ。クァルテット活動は家庭の犠牲の上で成り立っているものだし・・色々と難しいねぇ~。」等々。
乱暴な事を言ってしまうとソリストが1回の演奏会で100万円のギャラをもらうとします。仮にクァルテットの演奏会に同額のギャラが支払われるとしても100万円の1/4つまり一人には25万円ずつ支払われる計算になります。クァルテットは4人だから400万円支払われるわけがございません。100人のオーケストラの演奏会に1億円払われないのと一緒です。(もちろんギャラという物はそんなに単純に演奏家の手に入るわけではありません。音楽事務所とか色々なものが絡みますからね。あしからず)
オーケストラの話は置いておいて、世界的に活躍されているソリストとクァルテットプレイヤーの間にはレベルの差はありません。現にハーゲンQなど一部のクァルテットメンバーは協奏曲などを演奏する機会もありますし、ヘンシェルQは一人一人がソリスト級のヴィルトーゾのイメージです。
では何故ソリストを諦めなくてはならないというレベルの低さが無いのにクァルテットミュージックの世界に彼らは足を踏み入れてしまうのでしょうか?ソリストになるよりお金は稼げないですし、個人ではなくてクァルテットという団体のメンバーとして献身的に音楽に向き合わなくてはならず、そのマイナーな世界故の世界中への演奏旅行など・・・。家庭生活も犠牲になってしまいます。
そこには、私の個人的な意見という事を断っておきますが、古今の作曲家達が書いた本当の作曲家の姿に見せられて、クァルテットミュージックが好きだ(経験したい)という音楽家の嗜好が関係してきます。弦楽器を演奏するからにはクァルテットでという強い信念に基づいています。
クァルテットでご飯が食べることが出来るくらいの腕があれば、どこぞのオケの首席にもなれますし、音大の先生にも、そしてソリストにもなることの出来る実力はあるのです。それを蹴ってでもクァルテット人生を送っている彼らに私達は感謝しなくてはならないのかもしれません。
私達、山形Qという地元密着型のオーケストラ活動以外でやっているクァルテットも実は同じ問題を少し共有しています。オーケストラの仕事日以外は休んだり、先生業をしたり、他のオーケストラにエキストラに行ったりしていた方が、心身ともに楽かもしれません。笑。1年中休み無く活動しているわけですから・・・。
それは、全てクァルテットに魅せられた演奏家の中毒症状みたいなものです。先日、奥さんから言われました「やはり平尾先生の言った事は、奥さんだから理解出来るよ。家庭側のサポートが無いと出来ない活動なんだね・・」
すみません・・・・・。
私達の音楽を必要としてくれる全ての方々に、そしてそれをサポートしてくれるメンバー達の家庭に、最後にこんなクァルテット馬鹿に真剣に付き合ってくれる馬鹿が移りつつある他のメンバー3人に感謝して今日は終わりにします。
感謝!!