らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

ヴィオラ Vol.9

2008年03月18日 23時18分09秒 | ヴィオラ
 山形響のリハーサルの後、夜は山形大学の学生T君の最後のレッスンでした。

最後??

 毎年この時期は、T君の様に大学を卒業する学生がいるので、私のレッスンも卒業していく学生がいます。就職や進学で山形を離れてしまうからです。1年生の時に大学のオーケストラサークルに勧誘されて楽器を始める学生が多いので、毎年何人か私の所に習いにくる子達がいます。途中でやめてしまったり、レッスンに通うのが面倒くさくなって来なくなってしまう子も中にはいます。

 それでもT君のように真面目に暑い日も雨の日も雪の日も4年間通い続けて来た子は、それなりに楽器を演奏出来るようになるものです。3歳になる前から楽器を始めている私みたいな人達から見れば、驚異的な伸びです!!道産子の頑張り屋T君は、3年生の時ヴィオラのトップもつとめたし、団長さんまでやったのですから。充実した大学生活だったでしょう。来年度からは仙台の某大学の大学院に進学予定です。

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 1年生になってから楽器を始めた子は、大抵緊張して家にやってきます。人生でもレッスンという形を受ける事が経験がないために、最初は色々戸惑うのでしょう。なかなか親しくまではなりません。しかし、2年生、3年生、4年生と学年が上がるに連れて、色々な相談に乗ったり、コミュニケーションをしている間にうち解けてきます。そして楽器も上達していきます。

 やっと一通りの基礎をやり、これから色んな曲を(音楽)を見てあげられるなと思った時にはだいたい卒業を迎えてしまうのです。もっとこうしてあげれば良かったとか、あとちょっとなのになとこちらが思っても生徒はいなくなってしまいます。それはしょうがない事なのですが・・・・・・・・・。

 寂しい気持ちになりますが、また新しい出会いもありますから。卒業を祝福してあげなければなりません。彼らが大学生時代に一生懸命やっていた楽器を一生の友に選んでくれる事をいつも希望しています。幸い今までの生徒達はすごい高い確率で楽器を続けてくれている人が多いので、活躍を聞くと本当に嬉しい気持ちになります。

(写真)照れながらT君は写真におさまってくれました。最後に卒業おめでとうございます。

 
コメント
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