河北町サハトベニ花ロビーに展示してあった絵画。
菅泰則さんは河北町の方のようで、雪景色などの油絵が多いみたいです。
昔は何処でもあったような井戸端の風景を描いている本作品は、何処か懐かしいような気持ちにさせられます。
私は好きです。
河北町サハトベニ花ロビーに展示してあった絵画。
菅泰則さんは河北町の方のようで、雪景色などの油絵が多いみたいです。
昔は何処でもあったような井戸端の風景を描いている本作品は、何処か懐かしいような気持ちにさせられます。
私は好きです。
河北町サハトベニ花ロビーに展示してあった絵画。
サハトベニ花は、河北町にある大ホールや交流室、図書館など併設されている施設で、山形響もリハーサルや演奏会などで使用することもしばしば。
ロビーには沢山の美術品が展示されています。
村田繁子さんは河北町出身、埼玉県在住の方です。
(写真)天童市市民文化会館の佐藤助雄「二つの友情」です。
佐藤助雄(1919〜1987)は、山形市出身。戦前に彫刻で活躍し、戦後は塑像に転向。数々の賞(日展など)を受賞。
天童市市民文化会館の客席ロビーに展示されています。
二人の女性が、触れ合いながら遠くを見ている作品。
息遣いが感じられるすごい作品(語彙が貧しくてすみません)。
河北町サハトベニ花ロビーに展示してあった絵画。
この作品は、第62回院展入選作品。
後藤志朗さんは、大正13年に山形県河北町に生まれ、前田青邨に師事。風景や花鳥を得意とし、院展に入選を重ねていたそうです。
蝕という意味深な題名が付けられた風景画。
ビルが立ち並び、少し奇妙な太陽が見え隠れしています。
タッチから何か不安な気持ちを表現したのでしょうか・・・素人にはなかなか難しい絵の解釈です。
河北町サハトベニ花ロビーに展示してある絵画。
阿部空希好(あきよし)さんは、河北町の方らしい。
美術の世界は、プロアマがネット社会になり混在していて、アマでもweb上で作品を発表している状態なので、免許とか資格とか万人がわかるような線引きは存在していないのです。
しかもプロの方々が、作品に魂を込めるのに集中していて、自分のプロフィールなどをネット上で紹介していることの方が少なく、美術素人には全くわからない事のばかりです。
美術家側も音楽家と違い、プロフィールなどに左右されないで作品を見て感じてほしいという気持ちがあるのかもしれません。
国道7号線走ると、真っ赤に海が染まるようなこういう風景画見えることがあります。
美しいこと!
河北町サハトベニ花ロビーに展示してあった絵画。
松田五郎さんはおそらく寒河江市出身で、山形の風景特に雪景色の作品が多いようです。
四季がはっきりとある山形の自然〜風景は住んでいる人との共有認識があって、絵を見ても其の場所が何処かわからなくても、暑い寒いなど空気感がわかりやすいと思います。
自然を描いた風景は、とても好きです。
河北町サハトベニ花ロビーに展示してあった絵画。
矢口弥一郎さんは、河北町の方らしいです。
山形県内の自然ふたかな風景を描いている絵がweb上でも多く出てきます。
漁師町の、そこに住んでいる人たちから見ればたわいのない普通の風景を、内陸出身者の矢口さんは描きたかったのかもしれません。
(写真)天童市市民文化会館の柏倉清助作「子供たち」です。
柏倉清助さんは、調べてみると平成最後の年にお亡くなりになられた洋画家(特に地元の山形の風景を多く描かれた)さんです。
この絵は、珍しく風景画ではなく、子供たちが描かれています。パンツ姿の子供もいて、戦中戦後あたりの貧困生活をしている子供たちを描いたものかもしれません。
しかし、子供たちの表情は不安とか貧しさというよりも遊んでいる時の楽しそうな表情で、見る側にもほのぼのとした気持ちを起こさせます。
一枚の絵を見つけたら、その前に30秒だけ立って、じっくりその絵の中に入ってみてください。
色々なことを想像できるのも美術品の鑑賞の楽しみかもしれませんね。
河北町サハトベニ花ロビーに展示してあったブロンズ像。
尾形喜代治さん(1914〜2012年は、彫刻家。河北町出身。内藤伸、澤田政廣に師事。日展審査員や同評議員を務め、我国彫刻美術界に不動の地位を確立しました。作品は東京都内を始め、全国各地に平和記念像やその他の偉人の肖像彫刻が銅像として存在し、堅実で格調高い作品が高く評価されています。
かなり有名な方らしく、作品はネット上に多く出てきますし、経歴なども紹介されています。
先日行った能代市文化会館に展示してあった作品の一つ。
作者は能代市出身の宮腰喜久治(1926―2004)洋画家。
アドバイスを受けていたり、本番前の不安や喜び、緊張が表現されている作品だと思い、写真を撮ってきた絵の中で一番気持ちを汲み取ることが出来て好きでした。
それにしてもネットで美術家を調べても、あまり調べられないものですね。
美術家って、作品はどこかに残っても人物の経歴など調べにくいですね。
誰かがちゃんと研究して体系をまとめないと、どんどん歴史に埋もれてしまいます。
マニアックな方は存在するのでしょうが・・・・・・・・。
能代市文化会館に来ています。
昨日あげた「凍河に春」櫻庭藤二郎作とは違うもう少し暖かい時期の絵。
ホールの入り口に展示されています。
私の父親が、晩年風景画を集めた時期がありました。
別の作家ですが、風景画を遺産として生前もらいました。
風景画って、その景色を見る人の気分によって見え方が毎日変わるのが興味深いです。
8年ぶりに能代市文化会館に来ています。
この「ホール美術」カテゴリーは、一部に歓迎されているものの、ほとんどの方には関心がないのかもしれません。
私も以前は関心がなかったのですが、こうやって記事を書くようになって、いろいろな美術を鑑賞するようになり、作家さんを調べたりするのが楽しくなってきました。
という事で、能代市文化会館の大ホールお客様入口を入ってすぐ振り返っていただくと、で〜んと展示されているのがこの絵です。
作家の櫻庭藤二郎さんは、桜庭藤二郎(さくらば とうじろう)さんは、ネット検索すると両方の名前がヒットしますのですが、どちらが正式なのでしょう?
三種町出身の作家さんで、無知識の私は知りませんでしたが、有名な方のようです。
この「凍河に春」のような東北の雪景色、河などを多く描いたようです。
東北に住むものとして、このような景色はどこかでみたような気がしますので、絵から伝わる空気感がとてもいいです。
ホールは、日常の煩わしさから逃れ、その時間だけ舞台上のパフォーマンスに心奪われる場所でもあります。
客席の座りやすさや、舞台上の見えやすさ・使いやすさ、ライティング、空調、演者のための舞台裏などたくさん重要な事があります。
外からホールに入ってきた時に、日常から最初に離れるロビーというのも重要な場所かもしれません。
東京にいた頃、サントリーホールやカザルスホールなど、聴衆として訪問するときは自分も高級な大人の場所に来たように思えました。
その気分を演出する一つとして、ホール美術があるのですが、作者の名前プレートがあるような絵や彫刻だけではなく、壁のちょっとした装飾だったりも一役買っている気がするのです。
酒田市の希望ホールのロビーライトにあるちょっとした塑像は、一つ一つがとてもかわいいですね。
ホールを訪れる度に、うろちょろして見にいっちゃいます。
山形県酒田市〜希望ホールロビーにある塑像。
作者の高橋剛(1921〜1991)は、山形県酒田市出身で、バレリーナをモチーフにした彫刻で知られているらしい。
この作品は1954年の作で、第10回日展に出品されたものらしく、それ以後バレリーナをモチーフとした作品が増えたらしい。
第12回日展〜第14回日展の3回連続で作品が特選を受賞。
1991年3月、故郷の芸術振興を目的として石膏原型178点を寄付し、同年9月に死去(東京の自宅)。
鍛え抜かれたバレリーナのポーズが美しい。